表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

お金を増やしに逝く

何事もうまくいかない少年は突如、タイムスリップをしてしまった。しかもそこは自分のいない都合の良い世界

この最強とも思える能力を次々とテストし、ずる賢い頭でより良い未来に未来にたどり着けるのか?


俺の名前は長谷川直樹歯並びが壊滅的に悪く鼻が低い、そしておまけに髪の毛が後退し始めてやがる25歳独身ニートだ。ニートだなんて言ったが俺は働きたい

少し前にタクシードライバーになろうと思い立ち、

運転免許を取ろうとしたが失敗に終わった。

本当に情けない奴だ。

講習場での授業中に寝てしまうだなんて信じられないだろう?俺も信じられなかった。

そう、俺は重度のナルコレプシー(居眠り病)に続き過眠症と発達障害を持っている、そのせいでいつも空回りだ。やる気があっても次第に俺は本当に

ダメな奴だと定期的に起こる昼夜逆転で実感するに連れて思う。学生時代が皆んなよりも最低でも3年短いのもそのせいだ。


そんな事ばかりで思い悩み疲れきってしまった俺は

キッチンの出刃庖丁に料理をするわけでも無いのに

無意識に手が伸びていた。

包丁に触れた瞬間今までの記憶が鮮明に蘇る。

小学生の頃は学校で人気者だったとか好きな子がいて

俺の事が好きって言ってくれた子が居たとか

些細でも楽しかった記憶で現状を誤魔化して俺を引き止めようとしてくる走馬灯に腹が立ってつい…

気づいた時には出刃庖丁で首を貫いてしまっていた。

鋭い痛みが来たと思う暇も無位くらい早く突如、俺の周りの世界が吹き飛び俺自身も吹き飛んだ様に感じた


そこは闇だった。何も無い俺に相応しい何も無い地獄に送られてしまったのだろうか。

悔しい。あんなにも苦しんだのだからせめて天国に送るのが必然だろうがと腹が立った。


あれ、でもおかしいさっきから異様な速度で”こっち”

に”何か”がものすごい速度で迫ってくるのを感じた。

それに飲み込まれるんじゃ無いかと恐怖し、俺は咄嗟に出した。でも、一体どこに逃げるのだろうかそう思う…


俺は見慣れた子供部屋に戻っていた。


 夢…?

違う…おかしい、部屋に溜まったゴミが5分の1程度しか無い、こんなのあり得ない


俺はタイムスリップしたのだった。

18歳時点の冬に

絶望して何もかも投げ出して引きこもり始め一年が過ぎたあの冬に。


しかし、これはチャンスだ。

俺は昔から老け顔で髭も生えていたし、親にも兄弟にも顔をその時点から数年ほぼ顔を見せずに過ごせていた。

つまりこれはチャンスだ。そう思いたい。

服装は同じだ。つまり年齢は変わらないんだろう。

そこは糞だが、逆を言えば過去に持って行けるのだ。

「身につけている物ならなんでも」

そんな可能性を感じる。

 俺は実験をしてみる事にした。この能力がどう言う物なのか分からない突発的な物なのか何度も使えるのか、ひとまずあの時の感覚を思い出してみる事にしてみる。先ずはキッチンにある出刃庖丁に手を伸ばす。

「…」

反応が無い。


怖くて包丁置きから引き出せなかった。

俺はこの日親が用意してくれていたカレーを食べてねた。時刻は深夜3時だった。


【タイムスリップしてから18日日経過】

この日はタイムスリップを起動する条件が走馬灯を見る事なんじゃ無いかと思い、バンジージャンプが出来ると言う九州に行った。言い忘れていたが、俺は名古屋に住んでいる。親には一応行くという連絡は入れておいた。


九州は綺麗な所だった。

高速で行ったが、途中で見る山の景色が圧巻だった。

まぁ、とうとうついにその時がやって来てしまった、

目が眩むし、吐き気もする、しかし飛ばなければ何も

起こらないし、何も変えられない今回は作戦があるんだ…何が何でも過去に行きたい…役に立つ知識を少し蓄えてファスナー付きポケットにはありったけのお金と抜いた一本の金歯を持って来た。


出刃庖丁の時を考え、傷の一才が消えていた結果だけを見ると体の状態はあの日の物になるのだと謎に確信していた。要は金歯や金を増やせるんじゃ無いかと彼は思っていた。


よし、目指すべきは5時間前、九州に到着したあの時点を目指す。目指す、目指す、目指す、


「うわぁあああらあるさやせ!!」

冷たい風だ、内臓が気持ち悪いブランコの100倍気持ち悪いあ!


「5時間前えええええ!!、」

走馬灯は見えない、けどやるしか無いんだ

これで出来なきゃ歯が一本なくなるどころか

交通費とバンジージャンプ代がパァだ!


命綱がボヨンとなった、それに俺は驚きタイムスリップをした。


「わぁあああ!!?」

駅?駅だ!ピッタリジャスト5時間前、

周りの視線が驚く程あった。

何か異様な物を見ているかの様な、まあ当然か、

叫んじゃったし、何よりも何も無い所から現れた様に見えたんだろうしね、


ポケットの中のお金は、、、ある、金歯もある、

あ、抜けてない。歯が全部生えそろっている、

金歯のまま生え変わっている、、まじか、

お金は、口の中に入れておいた一万円札は無事

他はタイムスリップする前と変わらない服装、状態だ。要は俺の体の一部か外部かで戻って来た時間軸が3つあるのかも知れない。

確証はないけれど、


’俺の元々の体 ’俺の体に入った物’俺の体に付着している物。


その三つにはそれぞれバラバラな条件があるのかも知れない。


「俺は初めてタイムスリップしたあの当時の肉体。」

(筋トレ無意味になるのか、逆に言えばもう筋トレしなくても良い感じの肉体な訳か?)


「体の中に入れた物はタイムスリップ発動時の状態で過去に戻る、」(飯は食っとけばお得だな、)


「俺の体に接触している物、これは条件があるらしいまず、バンジーの命綱諸々のセーフティーが体にまとわりついて無い事を考えると少しの間は、最低でもこの服を着てバンジーするまでの二日間は服を来たままで過ごす必要があるのかも、?」一応お金だけで見れば12時間か、コインロッカーに置いてあるリュックは今確認しよう…無事か、」


とにかく結果としてざっくり纏めよう

多分金歯一本 10,000円と

口の中に入れておいた10,000円、

合計2万円が俺のプラスだ。。やったぞ

ドス黒い感じがするが、、もう良い、

近くのちょっとお高めの道の駅レストランに入ってやるぜ、前の世界の朝から何も食べていないんだ。

バンジーの予約時間までのんびり過ごそう


【四時間半後】

しまった…もう間に合わない

あそこまで行くのは2時間かかるんだった。

バカすぎる…くそ、もう帰ろうかな、

いやまだだ、、、、何回でもやってやる、

やる気は当初と変わらない筈なんだから。


その後彼は22回のタイムスリップに成功した。

五日間の休息の末

一先ずは名古屋に戻りホテルを取り、

その日は昼夜逆転しかけ、昼ごろに起きて金歯を換金しに行き面白い事に17万円もの現金をゲットした。


しかし、もう限界だ。

5日間もタイムスリップせずに体調をリセット出来ていない要は5日間普通に長旅してる事と22回ものバンジーでリセットをしていると頭がおかしくなりそうなのである。なので一先ずはここまでの22回で増やしに増やした260万円をどうにか有効活用したい物だ。

しかし気をつけなければならないのはこれは偽札と認識されると説明の仕様が無い事だ。

寧ろ完全にやってる行為だからである。

つまり最初に持っていた番号の4万円を各々一枚ずつしか少なくとも銀行口座には入れない方が良い、


俺は小物でチキンなので後回しにして

ヒロインを探す事にした。

こんな凄い能力があるのにヒロインがいない人生なんて糞だ!…いくら25歳にいつでも戻せるとは言え25歳と言う年齢がそもそも微妙なんだよなぁ、

って言うかこの世界では18歳名乗っても良いよね??

※ダメです。


よし、そうと決まれば名古屋に戻って2ヶ月くらい休もう!!














タイムスリップ発動に伴い直樹の肉体年齢は25歳に戻ります。一応は永遠に老けないなんて言う事も出来るのかも知れませんね。


直樹の身体的スペック

身長170cm

体重74kg ←筋肉質

顔 非常に気持ち悪い


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ