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敵ヲ殲滅セヨ!!

鹿屋、宮崎、鹿児島、大村、知覧の各海軍基地を出撃した新鋭機、烈風の大群は各自編隊を組み、

敵艦隊を目指してた。>鹿児島県は海軍航空基地に特化してます。


「コチラ岩本総隊長。高度を3000で進撃セヨ。ジーピーエスの誘導に従え!!

坂井分隊は坂井隊長の指示に従い作戦行動セヨ。」


新鋭機烈風には今までとは全然違う電波誘導装備が配置されてた。

中でもGPSナビは凄い。

>機体制御のジャイロも装備なので安定して機を制御出来るのだ。


おかげで雲に入っても編隊誘導制御が可能なのだ。


今日は大和撃沈時と同じく雲の多い日。

敵には我が編隊を発見し難いだろうが、我等はGPSの誘導とジャイロでガッチリと編隊を組み進撃出来てる。




まさか終戦になる日が反撃の日になるとは・・。


陛下の神降臨には感謝の一言だ。


陸軍は洋上戦闘に慣れて無いので海軍に全てを任せて貰い、北海道や北方領土に専念して貰う。


今回は海軍が主役だ!!

海を飛べない陸さんはロ助を叩いて貰おう。


岩本は作戦を考えながらGPSナビの指示に従い編隊を誘導する。

彼の指揮で全烈風が動くのだ。


やがて空母から飛び立った敵艦載機が雲の下に這い寄って来た。


「イワモトだ。

もう少して敵が我々の下に来る。当番分隊、攻撃分隊は巡行速度を維持し、

雲の中を進撃セヨ。


3・2・1・・・ッテ~~~!!突っ込め!!敵は真下だ!!」


岩本の命令で戦闘分隊は急降下で雲を突き抜けた。


すると正に目の前に敵編隊が堂々と進撃してた。

グラマンもまさか雲の中から敵が舞い降りるとは・・。


想定外だったためか。敵は大混乱。

奇襲大成功だった。


雲が低いので米軍お得意の急降下離脱は出来ず、日本得意のドッグファイトに巻き込まれる。

巨体とは言え馬力に余裕があり、零戦52型と同等の格闘性能を持つ烈風はグラマンF6Fでは叶う術も無い。

しかもドローン技術を流用し、ジャイロで機体制御も行えるのだ。

特攻上がりの元ヒヨコでも制御に困れば操縦かんを手放せば機体は水平飛行に戻るのだ。

なので雲の中でも混乱が一切発生しないのだ。


敵は大混乱に陥り、低い高度で機の制御も出来ずに海に激突する機も多数。


追い回されるグラマンは先日までの余裕ある戦闘機では無かった。

米軍が勝ってたのは、数の絶対的余裕と馬力のある戦闘機だった事だ。


だが烈風は全ての性能が勝り、数も米軍の倍以上。

しかも基地に帰れば各自、二機の予備機が控えてるのだ。

各パイロットに三機の烈風が与えられ、出撃して帰還したら

即座に乗り捨て乗り換え出来るのだ。


雲の多い空なので水蒸気の帯を翼端から引き、重い20粍機銃6門の音が響く。

13粍でも相当の破壊力だが、20粍6門は如何な重装甲でも一たまりも無い。

マウザー20粍機関砲6門を装備してるのだ。


ズドドドドド!!


恐ろしい響きがするとグラマンの分厚い主翼がベキベキとへし折れ、紺碧の海に落ちて逝く。

コックピットに当たれば真っ赤に染まり機はキリモミで墜落。


機銃弾火薬庫に当たれば爆散。


曇り空で奇襲されたので、戦闘準備も出来ず、反撃の余裕が無いのか、一方的敗北となったのだ。


敵は一方的に追い回され、散り散りになるが数のパワーで逃がすハズもなく・・。


やがて全て殲滅。



一切の反撃を許さないまま、岩本等、烈風戦闘隊は敵編隊を殲滅。


開戦時の歴戦パイロットが多かったので一方的勝利となったのだ。


>実際、開戦時のパイロットは世界一でした。


敵を殲滅した烈風隊は一路、一番近い鹿児島地方の基地に帰還し、機を乗り換える。


今日は遊ぶ暇も無いのだ。

知覧も陸軍から海軍に所轄を変更したので、鹿屋が満員の際は知覧に降りる事も可能だった。


その頃、雲を巡行する烈風攻撃隊はゆっくりと敵艦隊を目指していたのだ。


「コチラ攻撃隊指揮官、サカイだ。

ワシの指揮に従えない元指揮官は帰って宜しい。

間もなく敵艦隊上空だ。

もし被弾したら機を捨てて脱出しろ!!捕虜になっても構わぬ。

ただし脱出する際はパラシュートに自爆誘導柵を繋ぐのを忘れるな。

機を捕えられたら帝国の機密が漏れる。

敵に機を捕らえられるなよ。


さぁ、間もなく敵艦隊上空だ。

GPSの指示に従い、発射しろ。

安全装置解除・・・。

ミサイル分隊、全機全弾発射!!」


坂井の命令でミサイル分隊は胴体下部ウエポンベイに装備されてるミサイルを全て発射する。

雲の中なので敵艦はいきなりミサイルを撃たれ大混乱。

的確に高角砲や機銃、レーダーにミサイルは命中し、対空反撃手段を喪失する。


GPSで誘導するので見えなくても確実に命中するのだ。

魚雷や爆弾を装備した分隊を守るために最初は敵の対空砲を潰すのが作戦の狙いである。

空母や戦艦でも対空射撃が出来なければ楽に対応出来る。


対空射撃手段を潰せたと確認したら次は空母の甲板潰し。


上空2000mから逆さ落としで急降下する烈風爆撃機。

ナビに従い、コンピューターで制御されてるので素人でも操縦出来る爆撃機仕様だ。

搭乗員は元特攻隊員。

さすがに対戦闘機にはまだ無理なので爆撃機仕様に抜擢されたのだ。

だが特攻と違い安全に攻撃出来るので元ヒヨコでも活用出来るのだ。


くぉぉぉぉ~~~ん!!


快音と共にダイブブレーキ全開。

ウエポンベイを開き500kg爆弾を空母に叩き付けるのが仕事だ。


「高度500・・・ッテェ~~~!!」


500kgの鉄鋼爆弾は空母の厚い甲板をブチ抜き格納庫や弾火薬庫で炸裂。


轟沈とまでは行かないが、空母としての機能は潰せた。

魚雷部隊は駆逐艦などの補助艦艇を撃破。

巡洋艦や戦艦は後続艦隊に任せるので放置。


やがて暴れ回った基地烈風隊は満足した様に撤収したのだ・・。


残された米艦隊は煙を上げ消火活動に必死だった。







まずは第一ラウンド勝利です。

パイロットは全員、戦死した開戦時の名パイロットを揃えてます。


烈風の仕事は空母の甲板潰しと戦闘機殲滅。

そして対空砲潰しです。

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