布哇壊滅!!
サイパン、グアム、テニアンを出撃した富嶽の大編隊は一路。布哇の真珠湾を目指して巡行。
総勢200機も揃って蒼空を飛んでた。
「しかしGPSってスゲ~な。コレなら暗闇でも迷わず帰れるゼ。」
「ですね。野中隊長。ガ島でGPSがあれば行方不明になる零戦も居なかったでしょうに。」
「だな?まあ終わった事は仕方ネェ・・・。
陛下のおかげで地獄から帰って来れたんだ!!祖国にもう一度御奉公が出来るってモンよ。」
野中はカンラカラとベランメイ言葉で笑い、蒼空を飛んでた。
高度20000なので当然、地上からも富嶽は見える。
盛大な飛行機雲を引くのだから・・。
「大変だ!!JAPが来るぞ!!」
レーダーで発見し、地上からも多数の飛行機雲が見えたので布哇は大騒ぎだった。
だが・・。
「20000mだと??フィートで無く??」
「ハイ・・・。」
さすがの新鋭機P51でも12000mが作戦高度の限界。
そして・・。
「速度がマッハ1・・・。無理だ・・。」
後に空のモビーディックと呼ばれる事になる富嶽の初陣が布哇大空襲だった。
しかし発見と同時に真上に来られては如何な米軍艦隊でも出航は不可能。
敵機は音の速さで真珠湾に侵入すると、次々に巨弾を投下。
あの高度なら当たるまい・・。
そう思ったヤツ等は全員、あの世で会う事になるのだが・・。
「ヲイ、ハルゼーのおっさん、沖縄では会えなかったが、やっと会えそうだぜ!!」
高度20000の富嶽機内で野中隊長は眼下の戦艦に向かって吠えた。
そして・・。
「照準ヨ~~シ、ヨ~ソロ~・・・ッテ~~!!」
次々に投下される巨弾はGPSによって誘導され、尾翼で制御。
適格にコンピューターで指示した艦に目掛けて突撃。
1tものナパーム弾なので破壊力と延焼力は凄まじい。
如何な大戦艦でも20000からの延伸力は装甲も紙同様。
甲板をブチ抜き装甲を抜き艦底深くで炸裂。
巨艦モンタナ号は一瞬にしてキールをへし折られ、二つに折れて浅い真珠湾の海底に横たえる事になる。
迎撃も叶わず。富嶽は次々と真珠湾を火の海に変え、瓦礫の廃墟にと化して逝く。
モンタナと共に肉体を砕かれたハルゼーは魂となって真珠湾の最後を眺めるしかなかった。
嗚呼、神は我が合衆国を見捨てたのだな・・。と・・。
真珠湾壊滅編、完!!




