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反撃の帝國

サイパン、グアムの封鎖で全ての軍人が餓死するのを待つ事、数か月。


「コチラ岩本。

サイパン基地には生存者は皆無。腐敗臭が高度200まで匂う悪臭です。」


「了解。次いでグアム、テニアンも確認せよ。」


「リョ、こちら岩本。」


彩雲で岩本徹三に偵察を命じ、グアム、サイパン、テニアンの近況を確認。

全て餓死し、地獄と化してたと言う。


国内の刑務所の囚人全員を動員し、島の遺体を全て集め焼却するのに一か月はかかった。

無残な死を遂げた軍人には哀れと思うが、ヤツラは我が国の民間人を虐殺した重大犯罪者。

普通に戦闘で死なすなんて甘い死では焼き殺された臣民の無念が晴らせぬ。


特にルメイ。

奴はか弱き乙女や子供すら惨殺する様に命じた重大犯罪者。

一瞬で訪れる死なぞ味わせてはならなかったのだ。


サイパン、グアム戦が全て完了したのが1945年の暮れ。


米軍や連合軍も度重なる敗北と資源の枯渇で思う様に反撃が出来なくなってた。


逆に帝國はヒロリンの活躍で山麓が開かれ、鉄道が敷設。

軍は海軍を中心に拡大。

中島航空機を中心として、航空産業の再開発展。

帝國規格の制定でボルトやエンジン、その他が全て統一規格になり、

前線での整備に戸惑う事も無くなった。>それまでは陸海軍の部品は全て別個。

同じ栄エンジンの零戦と隼がエンジン部品を共有出来なかったのは有名な話。

機銃も全て統一規格になり、何処に降りても補充可能となる。

作戦機の補充は帝國軍機に限ってどの飛行隊でも無制限。


サイパン、グアムも遺体処理が終わり慰霊碑に合同埋葬した事で、作戦基地化。

戦後も重要基地として前史の如く、観光地としては公開されず。


「東郷、朕は間違ってるのか?」


「いえ、陛下。貴方様のご随意に従い帝國を導いて下さい。

この帝國は軍の無謀で一度は滅びた国家です。

陛下が覚醒しなければ、属国となり独立国家にはなり得なかった国です。」


オイラは東郷を呼び問答してた。

かなりの無茶したのは自覚してる。

特に作戦面では本当の陛下では絶対に許可しなかったであろう事は確実。


だがオイラは連合軍を許せなかった。

ハルノートから始まった大東亜戦争をココまで追い詰め、国家を解体までする覚悟だったのが、

アメリカ・・・。


敵は今も我が国を狙ってるのは分かってる。

まだ手ぬるいと思い、次回からは禁断の作戦を決定。


「東郷、サイパン、グアムを整備し米国を滅ぼせ!!」


「陛下、畏まりました。」




次回、殲滅作戦開始。

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