表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

爆縮と体温の機知(3)

カラクリ隔離

悲観的になることは

人の進化かもしれなかった

進化した先が

必ずしも

良い物では無いという

事例かもしれない

悲観的の中に含まれるプラスと

楽観的の中に含まれるマイナスを

取り除く作業を

AIに任せそうな気がするから


世界中の陰口を集めて

AIが精査していくよ

この発言は

ただの罵倒

この発言は

ただの人格否定

この発言は

こうやった方が良いという

アドバイス

この発言は

心配からくる進言だ

それを皆は信用する

疑う者が消え失せる

そんな「良い世界」が

出来そうだ


疑問が消えた世界は

疑う者の居ない世界

全部の喋り言葉が

録音されて

データとして

繋がりのある個々人に

配られる

「みんな、本当に良い奴だ」

そんな思いの信憑性が高まる

だけど、本当のことは分からない

それに対する疑いは

全く無い世界だ

悲観的でも無く

楽観的でも無い世界

これが平和である


根本を疑うことが無い者は

研究者達とは区別される

もしかしたら

研究者達に国家資格みたいな物が

与えられるようになるのかもね

疑う者と疑わない者は

一緒に混ぜると反発するから

それは平和的なことじゃないと

隔離されて

永遠に出会わないか

研究者の「疑う」という物を

上手く扱える者にだけ

資格を与えるのかもしれない

成り損ないは病院行きだろう

問題が無いようにするのが

一番良いのであれば

こういう対処をしても構わない

これが平和である


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ