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おまけ話7

本日二話目です。

 ナツキを屋敷へと連れて行き、ヒカゲにヒカリは報告をすると……ヒカゲは彼をニヤニヤとしながらナツキを保護することを了承してくれた。


 その時は、ヒカリは何故……ヒカゲがニヤニヤとしているのか、理解出来なかったが……それから二年後、彼はヒカゲがニヤニヤしていた理由がわかってしまった。


 ヒカゲにはわかっていたからだ、ヒカリがナツキを好きになることも……ナツキがヒカリを一目見た時から好きになってしまったことも全て……ヒカリの兄であるヒカゲには、予想がついていた。


 ヒカゲもまた、おじいちゃんっ子だった時期があったため、ノハルの勘の鋭さを一番に受け継いだのはヒカゲと言っても過言ではない。


 そして、ノハルと違って恋に関することにも鋭い勘が働くが、ヒカゲの場合は少しヘタレで、泣き虫な面があるところがたまに傷なのだが……。


 まあ、ノハルは自分の恋心には鈍感だが、他人の恋心を察することについては勘が鋭いので、ナツキを連れて来ないけれど……ヒカリが誰かに恋していることくらいは察していた……と言うか気付いていた。


 ヒカリはその後、ナツキと結婚をして……離婚をせずに、五人の子供を二人で育てながら幸せに暮らしたのだった。


 勿論、子供たちの名前はノハルがつけることになったのだけれど。



『いや〜……また、名前をつけるとは思いませんでしたよ』


『長女がチトセ、次女がネイロ、長男がハル、次男がソラ、三男がツキ……だよな。』


 と、地下から自分たちの家族を温かく見守るノハルとロフトだった。



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