ノハル、がんばっちゃいますよ? 2
『あやかしの生け贄だと思われていた少年は、あやかしに幸せを祈られて転生しました!』を読んでくださっている方々、ポイント評価、お気に入り登録してくださった方々、ありがとうございますm(._.)m
僕はまず報告石で父さんとアート兄さんに協力して貰えるように交渉することにした。父さんは僕がお願いをすれば、協力してくれると思う。そのためには決定的な証拠が必要である。
僕はそう考えながら、ルートを一人、僕の部屋へと残してリビングに向かった。僕はリビングのドアを開けたと同時にノアとノーテルにこう頼んだ。
「ノア、ノーテル、速急にパルフェ家の情報を誰にも悟られないように集めて欲しい。なるべく、パルフェ家の不利になるような情報を集めて欲しいんだ」
二人は訳も話さずに頼む僕に目を見開いたが、すぐに流れるような綺麗なお辞儀をして素早く、リビングから出ていった。
狐族にとって、銀狐族の命令は絶対だ。……事情を聞くな、と言うオーラをまとっていれば、彼らは銀狐族の命令に事情も聞かず、その命令を全うする。
……だって彼らは多分、知ってるから。平和思考な銀狐族が事情を話さないで命令をしても、それは必ず誰かのためだと言うことを彼らは気づいてくれているだろうから。
「かしこまりました」
二人に情報を集めるのを任せて置けば、不利になるような噂を何件か見つけてくるのだろうが……。
一番の問題はアート兄さんが僕の提案に乗ってくれるかどうか。……まあ、まずはその前に父さんに報告石でルートの件で協力して貰えるようにお願いするとしよう。
『アルファーセル大陸領主、ロベル アルファーセルに報告する』
僕はそう言って、魔力をこめた。
『おっ!!ノハル~。どうしたんだよぉ~。なんか、困ったこととか欲しいものがあるのか?』
ニッコニコと笑いながら、そう言っている父さんの顔は凄く、デレデレしていた。
そんな父さんの顔を見て僕は、ノアとノーテルに情報を集めさせに行かせてから、父さんに報告石で通信して良かったなと思っている。
「お父様、僕からお願いがあります」
『なんだ?ノハル』
「パルフェ家の現当主が息子であるルート パルフェを虐待していることを本人から聞きました。ルートは僕の友人なのです。これ以上はルートが傷付いているところは僕は、見たくありません。
僕は苦しんでいるルートを助けたいのです。お父様、協力してください。お父様の力が必要なのです。お願いします、力を貸して下さい、お父様」
僕がそう言うと、さっきまでデレデレと折角のイケメンな顔を台無しにしていたお父様は、僕の話を聞いた途端に父さんは一瞬で国民の出来事を自分のことのように真剣に考える、アルファーセル大陸領主の表情へと変わっていった。
『わかった。作戦が決まり次第、連絡を。それとパルフェ家の長男はアルティメット大陸の第三王女であるルーカ イブ アルティメットと婚約しているのは知っているな。ノハルは気付いているだろうが、俺は婚約を破棄をすることは事実上ではできるが、種族の関係上、婚約を破棄することはできないから、サーバント大陸のロスト アート サーバント様か、ファル アート サーバント様の力を借りるのがルート パルフェを助けるためには必要不可欠なのはわかっているね?
二人のどちらかを説得して必ず、力を借りるんだよ。それと、その後にルーカ イブ アルティメットの復讐があったとしてもノハルは返り討ちにするとしているから、その点については自分が招いたことだ、その事はノハルがなんとかするんだぞ。
話はこれだけかな? お父様は仕事が残っているから、今日はもう切るね? じゃあね~』
父さんはそう言って、珍しく父さんから報告石の通信を切った。
僕は協力してくれるとはわかっていたが、流石に父さんから少しは反対されると思っていたので、少しの間呆けていた。
が、数分経ってからアート兄さんに協力を求めないといけないことを思い出して、再び魔力を込めてこう唱える。
『サーバント大陸の第一王子、ファル アート サーバントに報告する』
父さんの時と同じように映像画面が出てきて、その画面に名一杯にアート兄さんの顔が映っていた。相変わらずのイケメンな顔に弟は安心しましたよ。
そして相変わらずのキラキラ王子スマイルに平凡顔である僕の目はやられてしまいました。 アート兄さんは将来大物になりそうな威厳のあるオーラを感じるなとしみじみ思っている。
まあ、今も十二分に大物なんですけどね。アート兄さんは凄い人ですから。




