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入学式と自己紹介。

 コワモテくんVS僕の対決は見事、僕が勝利しましたが、そのあと入学式がありました。

 母親である学園長の挨拶に父親違いの兄さんのアートさんが挨拶したりと長かったので僕の中で省略します。

 えっと~、まとめるとですね。六歳で入学し、二十歳で卒業だそうです。

 初等科は三年間、中等科は六年間、高等科は五年間だそうで、初等科はおもに魔力の使い方と勉強面は前世の頃で言うと、小学校卒業レベルの勉強をやるんだと思います。

 中等科は中位魔法と体術と剣術、勉強は前世の頃で言うと中学校と高校卒業レベルの勉強をします。

 高等科は自分で選択できるそうですよ? 現代で言うと、大学みたいですねー。自分の得意分野を深くまで学ぶことが出来るようですから。

 中等科は児童会、高等科は生徒会があるのだが、初等科にはなく、クラス委員長がまとめていくそうです。


 あ、あとですね。初、中、高等科で合同で行うイベントもあるそうです。

 兄さんも、この学園に転入してきたら、楽しかったんだろうなーと思っていますが、今はアート兄さんがいるので寂しくはないと思います。

 運動会や文化祭などのイベントもありますが、ここからが重要です。

 ここの世界には魔法があるので、やはり魔法大会があるそうです。

 ちなみに剣術大会、体術大会などの大会イベントもありますが、大会イベントについては詳しい内容は教えてくれませんでした。


 あとは、学園の人数は二千八百四十二人で、1学年約、二百人の五クラスずつなのだそうです。

 これで入学式で言われたことについての説明はこれで、終わりです。


※※※※※※※※


「えー、初めましてハールント ノートルと言います。一年間、一年五組の皆さんの担任になりました。よろしくお願いしますね。先生はまだ、皆さんのことをあまり知らないから自己紹介してくれると嬉しいです!」


 いい忘れていましたが、僕のクラスは一年五組です。初日から目立つことしちゃったからな~、友達出来るか心配です。

 クラスでは、一人ぼっちかもしれないけど、僕にはアートお兄さんがいるから大丈夫だからね!

 なんて、考えていると次々とはじっこから自己紹介していっています。まずい……、ほぼ聞き流してしまいました。

 そしてついに、僕の自己紹介……と言いたいところですが、さっきのコワモテくんが自己紹介をしています。


「えーとなぁー…、俺はルート パルフェだ。よろしくな」


 そう自己紹介した後、パルフェくんが勢い良く椅子に座りました。

 別にパルフェって名前、美味しそうな名前なんて思ってませんからね!と考えながら、次は僕の自己紹介をする番なので僕は立ち上がりました。


「………ノハル ルーセルです。よろしくお願いします」


 そう言い、静かに席に座りました。


「はーい、皆さんありがとうね!今日はこれで終わりです。皆、明日も頑張りましょう!皆さん、さようなら!」


『さようなら』


 そう挨拶した後、急いで教室の外に出るとそこにはアート兄さんが宣言通り、僕を迎えにきてくれました。


「ノハル、迎えにきたよ!」


「はい、アートお兄様!」


 こう返事をするとアート兄さんは嬉しそうに笑い、僕の手を取り歩き始めました。






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