第11話 緑の勇者と模擬戦の依頼
先行投稿です。本編より少し早いですが(;^_^A
※7月24日投稿予定分の前倒しです。
私の都合で申し訳ないですmm
私たち三人はいつものグランホーク王国で与えられた私室で談話していた時のことです。
ディーネ:
緑の勇者様はレベル120に到達しましたし、聖女キャロル様もレベル200に到達しましたので、ここらで一度、攻略の幼女さんと模擬戦をしてみませんか?
蘭:
私たちのレベルが上がってから模擬戦だと私たちが有利になるのではないでしょうか。
聖女キャロルさんの力で私の勇者の能力値は十倍になっている訳だし、この世界の冒険者では厳しいのでは?
ディーネ:
以前から攻略の幼女さんの方から緑の勇者様がレベル120に到達=調整が済んだら模擬戦を行いたいという打診を受けていました。
この度、緑の勇者様がレベル120に到達し、もうジェルスライムではレベルアップは望めないですし、プチジェルスライムで稼げる熟練度もありません。
模擬戦をする機会としては丁度良いのではないかと・・・
キャロル:
でも、それですと攻略の幼女さんがかなり不利になるのではないでしょうか。
私には聖女の結界がありますし・・・身体強化は聖女や司祭などクラスしか使えない訳です。
それでも模擬戦を挑もうとしているのかしら。
ディーネ:
はい。それも緑の勇者様と聖女キャロル様のお二人と攻略の幼女さんはお一人で模擬戦を望まれていまして・・・それでも勝利出来る自信があるそうです。
蘭:
確か、攻略の幼女さんってパルチ山のランクSで捕らわれていた私たちを救出して貰えた方ですよね?
あれから私の能力値が十倍になっているのはご存じなのかしら。
ディーネ:
はい。パルチ山のランクSで突発的に起こった「神の試練」をクリアされた方です。
魔性の微笑みのみなさんも知らなかった神の試練です。
能力値の件は知っています。
私が伝えました。
蘭:
どうして、教えたの?
ディーネ:
私たちこの世界の冒険者では緑の勇者様の実力(能力値)アップには追い付けません。
最初は緑の勇者様に身体強化で強化していた状態でしたが、今では私たちが身体強化しなければ模擬戦にはならないぐらい力の差が出てしまっています。
そんな時に相談した相手が攻略の幼女さんです。
レベル上限になった時を目安に私と模擬戦をしましょうと言われました。
私なら勝てるから大丈夫だとも・・・
蘭:
待って。そんなに自信があるってことは何かしらの対策がある?
この世界の人はレベル100で能力値1,000だから、レベル120でも1,200ぐらいの能力値。
ランクSに同行して貰ったSランク冒険者パーティーのリーダーさんの方が断然能力値が高いということを知っているはずだわ。
模擬戦の相手を緑の勇者である私を指名する意味が分からないわ。
ということを考えると私の能力値がレベル相応の能力値ではないということを知っているはず。
レベル120の能力値を12,000で計算しているとすると身体強化二倍で対抗しようとするならレベル600もあれば互角の模擬戦が出来るという訳ね。
ディーネ:
おそらく、その通りだと思います。
蘭:
それでもおかしいわ。
聖女キャロルさんも一緒に模擬戦なんて意味が分からないわ。
能力値や熟練度が互角なら私と一対一で模擬戦をすれば良いだけのことですもの。
ー閑話休題ー
この時の私は気付いていませんでした。
私と聖女キャロルさんが同時に使った身体強化で四倍の能力値になった私が敵わないなんて思いもしなかったのです。
身体強化で二倍した能力値を更に二倍すると四倍に強化することが出来るはずです。
12,000の能力値であれば48,000という能力値になるはず。
この世界の人のレベルで考えるとレベル4800が想定されるけど、実際にはそんなレベルはあり得ないのよ。
身体強化で二倍に強化出来るとしても24,000の能力値になるとレベル2400になるのも実在するのはおかしいレベルなの。
また、キャロルさんが言うには身体強化すると独特の魔力の動きを感じるから身体強化したかどうかは戦闘中であっても知ることが出来るとのお話でした。
でも、キャロルさんからは模擬戦前や模擬戦後のどちらも身体強化の魔力の働きを感じなったそうです。
48,000以上の能力値を身体強化を使わないで自前で持っていう計算になるの。
素の能力値が勇者である私を軽く超えるなんてあり得るお話でしょうか。
いえ。待って。確か私が召喚される時に神はなんて言ってたかしら。
この世界には勇者である私を手助けする「お助けキャラ」が現地(この世界)にいるみたいなことを言ってたような記憶があるわ。
もしかすると、攻略の幼女さんがそのお助けキャラだというのかしら。
私は魔剣のディーネさんがそのお助けキャラだと思っていたのは間違いだったってこと?
私との同行は出来ないと言われたけど、お助けキャラならラスボス(世界の脅威)との戦いの時に助けて貰えるというなら今は同行して貰わなくても私の力を攻略の幼女さんの足手纏いにならないようにしなければならないのかも。
攻略の幼女さんにパワーレベリングされ、おんぶに抱っこのもね。
本気で模擬戦してたような感じでもなかったので、本当の力はまだ隠していると考えると到底私では追い付けそうにありませんしね。
身体強化を受けていない状態で50,000の能力値になるには、勇者の私であればレベル500というレベルが必要になる。
この世界の人だったらレベル5000。Sランク冒険者パーティーのリーダーさんたちの中にいる上級者さんもそんなレベルだし達成出来ないレベルではない。
ランクSダンジョンでレベル500目指して経験値を稼ぐとかダンジョンの攻略していくしか追い付く方法がないのかしら。
50,000もの能力値を手に入れると本当に攻略の幼女さんと対等に模擬戦が出来るのかも心配になって来る。
それにお助けキャラだけで世界の脅威を倒せるのであれば、私が勇者として召喚される理由や存在意義がないの。
そうなるとお助けキャラだけでは世界の脅威を倒すことが出来ない。それぐらい世界の脅威という存在は強いと考えても良いかも。
最悪、私とお助けキャラの二人で世界の脅威を倒すとしてもお助けキャラと肩を並べられるぐらい私が強くならないとお話にならないのかも。
だから、神の試練では実力不足という形で失格の烙印を押されたのかも。
どうすればこの世界の人が50,000なんて能力値を持てるようになったのか知りたい。
こんな疑問を持つのは私だけでしょうか? 他の人も私と同じ考えを持っていると思いますわ。
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宜しくお願いしますmm




