表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/14

プロローグ『あなたを美少女ゲームの世界へ』


『私はずっとあなたの傍にいたいです。

この手を取ってくれますか?』


暗い部屋の中、ゲーム画面に映し出された桜色のツインテールの女の子が上目遣いで愛の告白をしている。


「っしゃ〜!やっと桃花たん攻略完了〜!」


俺の名前は藤原(ふじわら) (かける)

俺はたった今、美少女ゲーム『ラブダイアリー』、略してラブダイのヒロインの一人、桜野桃花とのラブエンドを迎えたのだ。

桃花たんは俺の推しだが、推しの攻略は最後に食べるデザートのように、最後に攻略した方が達成感が強いと思い、最後に残しておいたのだ。

ラブダイアリーのヒロインは4人いる。

案の定、ヒロイン4人を攻略した俺は今達成感に満ちている。


ふと時計を見ると時刻はちょうど0時を指していた。

今日はラブダイアリーの続編、ラブダイアリー2の発売日だ。

朝一でお店でパッケージ版を買いたいため早く寝なくてはいけない。

その時─。


リーンゴーン♫リーンゴーン♫

『おめでとうございます。

ラブダイアリーを強く愛する上位3名様をゲーム世界へご招待させていただきます。』


急に教会にあるベルのような音が鳴ったと思ったらゲーム画面から激しい光とともに女性のアナウンスが聞こえてきた。


「はっ!?なんだこれー!?」

みるみる身体がゲームに吸い込まれていく。

そして気がついた時には─。



「……進学おめでとう。今日から2年A組の仲間としてみんなで頑張っていきましょう。」


目の前には黒板があり、教壇の前では恐らくクラスの担任であるだろう女性が長々と話をしていた。

周りを見るとクラスメイトであろう、学生服を着た男女が席につき各々先生の話を聞いていた。

そして俺も教室の窓際の一番後ろの席に座っていた。


「ここどこだよ〜?!これはなんなんだよ〜〜!!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ