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4-1 ヒマラヤハジロユキスズメを探せ!

 ゴールドフラワーは、異なる才能を持つ三人の大学生がA大学在学中に創業したスマホアプリ開発会社です。

 その三人が同じ時期、同じ大学に居合わせたことは、奇跡としかいいようがありません。そこから会社はだんだん大きくなっていきました。

 奇跡のような出会いを果たした僕たちが作るのは、当然、奇跡のようなアプリなのです。


 唯一無二の体験を、あなたに。


 それがゴールドフラワーの理念です。


 ホームページを開くと、トップメッセージにはそのようなことが書いてあった。ページを下にスクロールすると、まだ若い三人の男性が写った画像が貼ってあり、創業者の三人、左からパウダー、グルテン、ゴドライとある。

 さらに下に行くと、この三人について詳しい記述があった。


 はじまりのあの日

 僕たちが会社を作ろうと思ったきっかけは、今では当社の社長を務めるパウダーが、大学在学中にビジネスコンテストでグランプリを獲得したことです。

 学内で一気に有名になったパウダーに触発されて、僕は一編の小説を書き上げました。するとなんと、それがたまたま応募したA新聞の文学賞に選ばれたのです。

 入賞作品が紙面に載ると、僕もたちまち有名人になり、パウダーとも親しく話すようになりました。

 彼とつるむうち、僕は彼の思い描く起業の夢を一緒に叶えたくなっていきました。しかし、僕たちの理想を形作るには、まだ重要なピースが欠けていると考えていました。

 そんなとき、三人目の天才、ゴドライの一報があったのです。

 ゴドライは、多額の賞金が出る有名なクイズ番組の企画に挑戦し、その知識量で全問制覇を成し遂げたのです。番組史上最年少の快挙でした。

 僕とパウダーは、彼を欲しい、と思いました。そのあと、ここでは割愛しますが、紆余曲折を経て、彼を仲間に引き入れ、会社を設立することにいたります。それぞれ獲得した賞金があったので、元手は十分にありました。


 ビジネスコンテストでそのビジネスプランが認められた、パウダー。


 文学賞を受賞するほどの文才を持った、僕。


 豊富な知識を蓄える、クイズ王。


 この三人が会社を作れば、何かわくわくすることができそうだと思いませんか?


 誰も目が離せないような、そんなゴールドフラワーを、僕たちは目指していきます。(文・グルテン)


 読み終え、もう一度先程の画像を見てみる。パウダー、グルテン、ゴドライの三人は肩を組んで笑い合っている。互いに気心の知れた仲だというのが伝わってくる写真だった。

 確かに、この三人の経歴は面白い。会社を興すのも経営するのも大変なことだと思うが、彼らなら、どんな困難があっても笑って乗り越えていく気がする。

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