番外編:キャラクター設定について
ずっと書いておきたいと思っていたキャラクターの設定についてです。既にお読みいただいた読者さんの中でそれぞれのキャラが固まっているのであれば、自分の思うキャラと設定が違うとちょっとがっかりするかもしれないので読まない方がいいかもしれません。
それでも大丈夫、問題ないよ~という方や、これから話を読んでみようかな、という方はどうぞ!
※若干のネタバレを含みます、ご注意ください。
《エルシュ》
主人公。銀朱色の長い髪の毛。銀朱色は銀色ではなく黄色みの強い赤色のこと。後々に知ったけど、大昔には死と再生の意味もこめてこの色が使われていたという歴史もあるようなのでぴったりだった。
出生のいきさつは本人もわかってないので両親も不明。膨大な魔力とそれを扱えるだけの才能の持ち主なので、小さい頃は魔法に対する純粋な好奇心を持ったピュアな子供だったが、その魔力と才能のせいで周りから化け物扱いされる。それゆえ次第に自ら感情そのものを消したいきさつがあり、そのせいで人の心がないと噂されていた。
ジャノス意外に唯一心を開いていたのがダンロットだったが、その他のキャラクターたちとの出会いによって次第に人間らしさを得ていく。
《ダンロット》
主人公の幼なじみでありたぶん思い人。エルシュはダンロットへの気持ちを自覚してない。なのでダンロットはいつだってエルシュに片思い。最後は……読んでいただければたぶんわかるかと。
達観した視点の持ち主で、エルシュが揺らいだり道に迷ったりした時にはそっと手を差し伸べて一緒に歩いてくれる。なんでそんなに悟りを開いてるんだお前は……と言いたくなるけど、育ちの良さと小さい頃からエルシュの側にいて色んな人間を見てきたからなはず。それでも汚れずに純粋に真っ直ぐ生きていけるのはダンロットの強さであり素晴らしさでもある。
エルシュのためなら命も惜しくない、けどエルシュが生きているうちは絶対にエルシュの側で一緒に生きていくと決めているエルシュガチ勢。
《ジャノス》
エルシュの育ての親であり師匠。自らの家に代々受け継がれる事柄について妄信的に突き進んできた人。そのせいでエルシュ自身にも誤解を生み、エルシュの人格形成や生い立ちをややこしくした張本人でもある。
受け継がれる事柄に妄信的になりつつもいつもどこかでこれでよかったのか……と悩む一面をもつ。揺らぎながらも全うしようとする様は良くも悪くもある意味とても人間らしいのかもしれない。
たぶんとても安定しているように見えて一番不安定な人。
帝都を追放された後は自らが犠牲にした命のため、聖地などを巡礼して旅をしている。魔力が無くなっているので、いつまで生きていられたかは手紙のやりとりとしていたエルシュしかしらない。
《シュミナール》
騎士団団長。壮年ですこし伸びた髪の毛に無精髭、虚ろな瞳という出で立ちだがめちゃめちゃ強い。魔法が使えないにも関わらず、その剣の腕だけで団長にまで登り詰めた。その名前を聞いただけで恐ろしさのあまり震え上がる者もいるとかいないとか。
魔法が使えないため今まで詠唱することはなかったが、エルシュがいつか詠唱してほしいとぼやくほどの超いけてる低音ボイスの持ち主。
副団長のニアのことはずっと異性としてではなく、あくまでも腕のたつ右腕として信頼し接してきていた。だがニアが巻き込まれたことで自分の気持ちに気づき始め、自分の気持ちを誤魔化すことができなくなった不器用な男。
《ラウル》
魔法省では特級魔導師であり、エルシュの先輩でもある。その強さはエルシュも認めるほどで、それゆえよく難解な任務に向かわされていた。
魔法省一の色男。長い髪をひとつに束ね、長身で甘い顔立ちのためいつも取り巻きが絶えない。そんななのでチャラく見られがちだが、むしろ言い寄ってくる取り巻きが自分の見た目と魔力の強さだけに寄ってくる軽い女ばかりで、女という生き物を信用していない。そのため、チャラい態度や行動ばかりしていた。
サニャと出会ってからは、サニャのピュアピュアな純粋さに当てられサニャ一筋になる。だが本人は途中まで自覚なし。自分のような男はサニャのような純粋な子には不釣り合いだと思っていたが最後はめでたくゴールイン。おめでとう。
《サニャ》
銀色の長い髪の毛を三つ編みのおさげに結んでいるエルシュの後輩。小柄で可愛らしいが性格も素直で純粋で可愛らしい。
エルシュの事を尊敬しており、エルシュの身に何かあるとすぐに慌てて駆けつけてくる。
エルシュは飛び抜けて強いので傷ついたり負けたりすることはないとわかっているが、その強さゆえに見せられない弱さや本人でさえも気づいていない心の傷があるのかもしれないと思い、いつもエルシュに寄り添っている優しい子。
危険な旅に同行するために自らの魔力と知識を高めようとする努力家でもある。
ラウルのことはエルシュ同様尊敬する大先輩としか思っていなかったが、旅に同行することで尊敬が憧れに、憧れがほのかな恋心に発展していった。
《ニア》
騎士団副団長。女性だが、中性的な見た目とその強さから騎士団の中でも未だにニアを男性だと思う団員もいる。男性女性問わずファンが多い。
家の事情で小さい頃から途中まで男装させられ育てられてきたが、成長しても騎士として生きていくことを自ら決めた。
段違いの強さと機転の良さにシュミナールからも一目置かれ信頼されている。
シュミナールのことは、性別関係なく騎士の一人として接し鍛えてくれたことから尊敬しずっと憧れていたが、そんな気持ちを表に出すことは一度もなく騎士団No.2としてシュミナールを支え続けてきた。
シュミナールから魔力の結晶の片割れを貰ってからも変わらず騎士として任務を全うしつつ、一個人としてもシュミナールとお互いに支え合う仲となった。
《白髪の男》
エルシュが「声」であるように白髪の男は「人形」として形作られ生まれた。人間ではないため感情というものは皆無だが、エルシュたちを見続けるうちに感情に近い何かは持ち始めていた様子。
世界そして人間が消えようが残ろうが本当はどうでもよく、ただ声であり人間として生きるエルシュがどう答えを出すのか興味を持っていた。
魂の一粒に戻る最期の思いは「次に形を持って生まれるなら人間が良い」だったが、サニャとラウルの子供として成る魂の一粒の光としてめでたく人間に。しかしサニャとラウルの子供として生きていく上で、白髪の男としての記憶は全く存在しない。
《観測者》
見た目はポンチョ風のフードを被ったピンク色の髪の毛を持つ可愛らしい子供だが、その年齢は何百年とも何千年とも言われる。
声を育てる者、声の主、人形の選択を見届けその結果を伝えていくためだけに人間として生きている。
世の中の成り立ちの全てを唯一把握する存在で、全てを造り出した大元そのものの視点の持ち主でもある。




