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調査依頼

「急な召喚にも関わらずこうして応じてくれたこと感謝する。」

「勿体無きお言葉、臣下として当然のことであります。」


少し広めの会議室にて陛下と宰相、王太子殿下を前に()()()は臣下の礼を取る。


「……ところで何故マリー達もそこにいるのだろうか?」

「それは……。」

「当然私たちもジーク様に連れて行ってもらうからですわ、お父様。」

「なっ!?なんでそんなことになっているのだ!?それとここでは陛下と呼びなさいと何度も―。」

「そんなことは今はどうでもいいではありませんか!何よりせっかく婚約が周知のものになったのにすぐに引き離されるなんてごめんですわ。」

「どうでもよくはないのだが……。それはまあよい。確かにその件については申し訳なく思うが……現状何かあったときに対応できる人間がジーク殿以外しかいないのも事実なのだ。」

「それはわかっていますわ。今回起きたのが枯れたはずの龍脈の再暴走。であればまた竜が現れる可能性もあります。であれば竜殺しを成し遂げたジーク様に白羽の矢が立つのは仕方のないこと。」

「そうであろう。ならば猶更危険ということもわかるだろうに。」

「それでも私は、私達はもうジーク様のお傍を離れたくないのです。」

「むぅ……。」


グレイスはマリアンヌの真剣な眼差しに気圧される。

その光景を宰相もユリウスも静かに見守っていた。

二人としても心配であるのは変わりない。

それでもこうして言い出したマリアンヌが折れないことも知っている。

だからこそ見守ることしかできないのだ。


「……ジークよ、大丈夫なのか?」

「正直見てみないとわかりません。―ですが、彼女達には指一本触れさせません。」

「そうか、その言葉信じるぞ?」

「はっ、お任せください。」

「お父様ありがとうございます!!」

「だからもう……。とにかく気を付けるんだぞ。」

「はい!」


こうして僕たちは元侯爵領に向かうことになった。

待ち受けるは過去の惨劇。

再び襲い来る災厄に対処することができるのか―。


ついに過去の災厄に立ち向かいます!

また来週投稿予定です。

お楽しみに!!


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