ディナー
少し短めです。
結局その日執務が終わったのはディナー前のことだった。
こういうときに限って忙しいのは何かの力が働いているとしか思えない。
いやきっとそうだ。
そろそろ僕にも平穏な日常を遅らせてくれてもバチは当たらないと思うんだけどそこのところどうだろうか?
さて、そんな愚痴はさておき今日みんなと仲直りをする機会を設けるためにこうして執務を頑張っていたわけなのだが肝心な方法を考えていなかった。
とりあえずこの後のディナーの時に話を振るつもりではある。
不安は拭えないがとにかくここで進まなければ短くとも数か月は機会がなくなってしまうのだから。
そしてその時はやってきた。
皆食事開始の挨拶をしてからは口を結び静かな食事が続く。
クリムはただただ居心地が悪そうにマリー達の傍で控えている。
彼女についてもご飯をとるタイミングなんかを話し合うこともできていないので、形式上の奴隷と同じように食事は別の対応がされている。
「皆、後で話をしたいんだが時間はあるだろうか?」
「……わかりました。食事の後部屋にいらしてください。」
「ありがとう。すぐに向かうよ。」
なんとか話し合いの場を設けることができた。
その様子を見ていたステフは少しだけ微笑み、ヒルデは安堵していた。
二人も怒っていたとはいえ気を揉んでいたのだろう。
その後も食事中は会話はなかったが、最近に比べていい雰囲気の中食事を済ませることができたと思う。
家臣団も安心していた様子だった。
後は僕が下手なことをしなければいいだけだ。
そういった意味でも正直今とても緊張している。
話し合ってはくれるが、許してくれるかはわからない。
どういう結果になるかわからないからこそ怖いのだ。
ステフとヒルデの様子から大丈夫だろうと思ってはいても安心しきることができない。
それだけみんなの存在が僕の中で大きくなっていたんだと思う。
こんなところで関係が崩れるなんてまっぴらごめんだ。
城の通路を抜けていきマリーの部屋の前に立つ。
大きく深呼吸をしてドアをノックする。
自分を鼓舞するように強くドアを叩いた。
最近投稿が滞ってしまい申し訳ありません。
また投稿できない日などもあるかもしれませんが、続けて投稿はしていきますので今後もよろしくお願いします。
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