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結婚して~  作者: しょてぃお
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 食堂で買うのは諦めて俺は屋上へと向かった。

 だってカレー一杯300円もするんだぞ。

 社員割りとかないのかよ。普通は無料だろ。こんなに会社の為に身を粉にして働いてるんだから。

 

 屋上の扉を開いたら風圧の影響で扉が勢いよく開かれかた。

 扉の先には女の子が果物のパンツを穿いていて見えたとかも当然なく、屋上には誰1人いなかった。

 ましてここに訪れてるのって俺だけなんじゃないの。

 手摺の所に俺の名前でサインしてマーキングしてありそれが消えてないんだから。

 まさかいつも清掃してくれるおばさんが怠惰だとは···うん目を細めて良くみてみたら若干マジックが薄くなっていた。

 すんません清掃のおばさん変な勘違いしてしまって。

 今度キノコあげるから。食えるか分からないけど。

 

 手摺に肘をけてこの街の不条理に満ちた世界を見下ろした。

 こんな俺大人だろ。自分で自分に酔っていた。

 ヤバイな30歳になったのに全く中二病が抜けてない。

 もうおっさんだから社8病か?社会8年目だから。それか三十路病か?

 あーこっちの方がしっくりくるな。

 三十路病だわ。三十路病。

 昼のチャイムが鳴り終わると昼休憩の終わりを告げた。

 さて戻るとしますか、地獄の部屋に。


 地獄の部屋に戻り全ての顔を付け終え会社をでると、6月だからかじんわりと汗がでていた。


 今日も1日何事もなく二階建てのボロアパートに戻り202号室の扉を開けて、ベット目掛けて一直線にダイブした。

 その際床からギシギシと軋む音が聴こえたがそんなの気にしない。

 だってここ俺の家じゃないし、何なら床でも抜けて下のいる人と出会わねかな。

 ほら良くあるパターンだろ。その穴のおかげて仲良くなって同棲始まるてか。

 でもあれだぞ。残念な事にベランダ無いから、空から女の子降ってくるパターンは無しだ。

 もし降って来ても女の子が床に叩きつけられて、それで物語終わっちまうからな。

 アホな事を考えていたら俺の身体中が思い出したかのように、お腹がぐ~っと鳴っていた。

 そうだ今日昼から何も食ってなかたわ。朝冷蔵庫にあったキュウリ一本噛った位だわ。

 ダイエットはしていないんだが防止有名なジムではキュウリはいくら食ってもいいらしいぞ。

 何でもキュウリは水分だから太らないらしい。

 本当かよって思うけど本当何だろうな···多分。

 思いっきり個体食べてる気がするけど。だってどう考えても水分じゃないだろ。

 もし水分ならキュウリを噛まずして飲めるか?

 絶対無理だろ。

 だけど薄く切るか、細かくみじん切りにすれば飲めるか。

 すいません俺が悪かったです。


 冷蔵庫を開けたら、朝と同じままでキュウリが数本無造作に入っていた。

 やっぱりキュウリしかねーや。

 勢い良く冷蔵庫を閉めた。

 どうするか?

 腹は減っているから外で買い物に行くか?だがめんどくさい。

 1人暮らし独身貴族···じゃなかった独身貧乏にとって一度部屋に入ったもんなら中々抜け出す事は出来ない。

 止めた寝よ。

 俺は再びベットにダイブして眠りにつ···つけなかった。

 そりゃ眠りにつけないよ。

 今の時間夜の20時だぞ。寝れねーよ30歳のおっさんにわ。

 体力は使ってないから当然疲れてもないし、頭も使ってないので頭も疲れてない。

 さてどうするか?

 唯一の趣味である携帯を取り出してSNSを使って人の悪口を書きまくる。

 これが唯一の趣味だ。

 普段は大人しくて人に害を与えないが、その実態はくそ野郎まさに俺の事だ。

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