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08話 サバイバル用品

 北側の草原探索が終了した事で、次は南側草原の探索が出来る依頼を受ける事にする。

 南側草原は北側と比べ土壌が痩せており、北側に自生するような薬草類はあまりないらしい。

 だが、痩せた土地には痩せた土地にしか育たない植物が自生する。『鈴根草(すずねそう)』がそれだ。

 鈴根草は落花生のように根に鈴のような白いコブが複数出来る植物で、上部はスミレに似た葉と淡い黄色の花が咲く。

 採取するのはその根のコブで、時期的にちょうど採取時期らしい。

 この南側草原に出没するモンスターは、穴ネズミと跳びサソリ、さらに地蜂と呼ばれる地下に巣を作るミツバチが居るらしい。

 その上で、こちらはまれにワイバーンが飛んでくる事があり、南側の塀では常に魔法兵が常駐しているのだという。初日に竜が目撃したアレだ。

 それ以外では、西側に近い一帯には湿地帯があり、青筋赤ガエルという巨大なカエルも居るらしい。

 このエリアで注意すべきはワイバーンと青筋赤ガエルと言う事になる。

 ワイバーンはともかく青筋赤ガエルはさほど強くはないらしいのだが、湿地帯に引き込む攻撃をしてくるらしく、足がはまって動けなくなって殺されるケースが有るそうだ。

 常時上空に気を遣い、西側に行きすぎなければ問題ないだろう。

 と言う事で、竜は鈴根草の採取依頼を受け久々の南門を潜る。

 その際、ちょうど門番の一人があの日色々と教えてくれた年配の門番だった為、その節の礼を言ってから道を南に下った。

 この門番という職は、領主に雇われている兵士で公務員にあたる。そしてある程度の強さと信用持った者しか成れない職業なのだという。

 竜は、その事を最近になって冒険者達の噂話で聞き知って、あのときの丁重な態度に逆に驚きを感じていた。

 この手の世界の公務員・官僚と言うヤツは、得てして威張り散らすか賄賂を請求するのが当たり前という印象が彼には有った。

 それが嘘のような話を信じてくれて、それに対してアドバイスまでしてくれた。

 元々の世界の人間関係から、性悪説を信じている竜であるが、異世界で最初に会話した人物が彼だった事でこの世界に対する印象を圧倒的に良いものとしていた。

 何にしても最初の印象というのは長く尾を引くものだ。その印象が良かったと言う事は福音だったと言えよう。

 北と同じように、南の通行量も少ない。そして、そこで活動する冒険者の数もかなり少ない。

 現時点で見えるのは、三人組の冒険者が竜の前方100メートル程を道沿いに歩いて行っているだけだ。彼らは多分、南の森に入るのだろう。

 上空を確認しつつ移動した竜は、草原と畑地の境に至ると北の時と同様に道の東側からローラーで探索を行っていった。

 この日は5分もせずに穴ネズミと出会い、2匹を立て続けに刺し殺す。穴ネズミに関しては、同時に10匹に襲いかかられたとしても余裕を持って対処できるようになっている。

 元々皮ブーツがしっかりしていれば噛まれる事がないようなモンスターなので、毎日ブーツを『リペア』で新品同様に補修している事もあり全く問題ない。

 今回の依頼は、今年初めての依頼だったとイスミ嬢が言っていたのだが、どうやらこの依頼を受けたのはまだ竜だけだったようで、鈴根草は大量に見つかった。

 竜は定期的に上空や周囲を確認しつつ元の世界から持ってきたスコップを使って根から掘り起こしては白いコブを千切って革袋に入れていく。

 その上で、コブを取った鈴根草はその場にまた埋めていく。そうすれば秋の終わりぐらいにもう一度採取出来るのだという。

 ただ、この際、他の者が未採取のモノだと思って引き抜かないように周囲を丸く削り取り、目印を付ける事になっている。

 規定通りの処置をしながら彼はゆっくりと探索と採取を実行していった。

 そして、2時間程経った所で穴ネズミの穴とはまた違う穴を発見する。穴の大きさはほぼ同じなのだが、その穴の周囲に丸くなった土が大量に転がっており、明らかに穴ネズミではない事を主張している。

(地蜂か。……蜂蜜をどうするかか)

 この地蜂は蜂でもミツバチに属するモノで、巣に蜂蜜を蓄える習性がある。

 また、通常のミツバチと違い、集団で巣を作っておらず、通常が1匹、産卵期には2匹で活動する蜂だ。

 その為、群生型のミツバチ程大量の蜂蜜を蓄える事はないが、何せその身体のサイズが子猫サイズと大きい。故に蓄える蜂蜜も少なくはない。

 そして、当然ながらこの蜂蜜は売れる。

 ただ、それなりに深く巣を作っている為に、掘るのに手間が掛かり、その労働分に見合わない可能性がある。

 そのことを考えて躊躇する竜だった。

 だが、有る事を思いつき、実行する事に決める。

 先ず、竜が実行したのは巣穴の前でスコップを剣で叩いて大きな金属音を響かせる事だった。

 その作業を開始して15秒とせず巣穴から赤い頭をした地蜂が顔を出す。その瞬間を逃さず剣で首をはねた。

 穴から這い出してきて、まだ飛び立つ事が出来ない状態なので全く手間は掛からない。

 そして即座に、首が離れた下半身を穴から手で引き抜き、次を待ち構えるが出てくる気配はない。

 念のため再度剣とスコップを鳴らして誘い出そうとしたが、どうやらこの巣には1匹しか居ないか、1匹は蜜の回収に出ているか、現在産卵期では無いのだろう。

 そのことを確認し終わった竜は、『透過』を起動し、腕を穴周辺の土へと沈み込ませていく。

 この『透過』のインプラントは、身体または身体の一部を物体に潜り込ませる事の出来るモノで、その際対象に感じる粘度もある程度コントロールできる。

 今回は地面が泥水ほどの粘度に感じるように調整し、肩まで腕を沈めて指先に感じる感覚で穴の方向や場所を探っていく。

 それによってある程度穴の構造を理解した竜は、その一番奥まで続くと思える穴に一番近い場所をスコップで掘り出す。

 そして、ある程度掘っては『透過』で確認すると言う形を取り、10分程で『透過』中の指先に土でも空間でもない別の感触を感じた。

 この時点では、土と石などに類するモノだけを透過するように意識している為、それ以外のモノは透過せずに普通に触れる事になる。

 その物体を指先で探っていき、ある程度の大きさを認識できた時点でそれを鷲づかみにする。

 そして、その物体まで『透過』の力を掛け手と同調させ、ゆっくりと引き抜いた。

 地面まで引き抜かれたそれはソフトボール程の蜜蝋の塊だった。そして、その蜜蝋の中にはタップリの琥珀色の蜂蜜が入っている。

「よし!」

 独り言を言う癖のない竜だが、思わず出てしまう程嬉しかったようだ。

 無論、これは蜂蜜を入手できたという事に対する喜びもだが、それ以上にインプラントの新たな使い方を見いだした事に対する喜びでも有った。

 この日まで、この『透過』と言うインプラントは最悪の時点で犯罪行為を行える、と言う保険的な使い方しか考えついていなかったからだ。

 彼の口角は間違いなくこの世界に来て最大に上がっている。

 竜は蜜蝋に付着した土を軽く払うと『次元収納』に納め、掘った分の穴と入り口を軽く埋めると探索を再開した。

 今回の依頼品である鈴根草も、他の草花同様に群生する性質がある。その為、一カ所発見するとその場所でかなりの量が確保できてしまう。

 これは多分、今日明日だけの事だろう。日を追うごとに子供や成り立て7級冒険者が訪れて、あっという間に取り尽くされるはずだ。

 前回までの奏草(かなでそう)などはオールシーズン芽を出す植物だが、この鈴根草は違う。

 その為、採取期は限られており、今日が言わば解禁日だった。

 竜はこの期に、採れるだけを採っていく。当然以前の薬草類依頼同様に、最低限度を納めそれ以外を翌日分に回すつもりだ。

 ただ、今回の採取依頼は代金が低めに設定されている為、生活費を考えて追加分を加えて5000(イェン)程に成るように調整する予定だった。

 しかし、今日は地蜂の蜂蜜が手に入っている為、その分で不作分を十分にまかなえる。よって、完全に最低限の量を納める予定だ。

 そんな感じで先の事を考えつつ採取を続けていく。

 出没するモンスターは、最低クラスの穴ネズミに跳びサソリだ。完全に地味な作業になっている。

 だが、これが普通の事だ。なにせ竜はレベル1なのだから。

 冒険者ランクこそ6級に上がっているが、レベルは完全に素人と同等だ。無理をするのは愚か者の行動だろう。

 実際は、レベル1とは言えその範囲で鍛えられる最大限に近い状態にまで鍛え(改造し)て有るのだが、それを完全にモノにしていない為一般人に毛が生えた程度でしかない。

 他の成り立て冒険者でも、魔法系の祝福持ちで有れば彼より確実に強いだろう。仮に魔法系祝福を持っていなかったとしても、剣や槍等の訓練を続けていた者でも同じだ。

 竜はインプラントと言う力は持つが、その力に攻撃性のモノは一切なく、自身も武術や剣術などと言った戦闘系の技術を一切学んだ事がない。

 高校の体育による柔道などは、まとに学んだ内には入らないだろう。

 そんな自分を理解している竜は、地味な作業をいとわない。手を土で汚し、しゃがみ込んで根に付いたコブを掻き取っていく。

 もし、ワイバーンが上空に現れた場合には、『透過』を使って全身を地面に埋める。

 当然その間呼吸が出来ない為、それを続けられる時間は限られているが、心肺能力も高められている彼ならば急な状態からでも3分は楽に土中に(とど)まっていられるだろう。

 索敵を怠けたり油断さえしなければこのフィールド(南草原)で有れば彼には十分に対処可能だ。

 だが、それがこの先の森林地帯や山岳地帯と成れば話は変わってくる。

 現状では武器持ちのゴブリン集団に抗する術を彼は持たない。集団で陣形を組んで奇襲してくる牙犬にも対処する術も持たない。

 殺人蜂のように毒以外はさしたる攻撃力を有しないモンスターであれば『肉体操作』による解毒と修復を実行しながら時間をかければ100匹であろうとも対処できるが、牙犬などは攻撃力が違う。

 牙犬はモンスターである。当然通常の犬よりも強い。感覚としては土佐犬クラスの攻撃力を有していると考えれば分かってもらえると思う。

 殺人蜂の攻撃は基本針による突き刺し攻撃であるが牙犬は違う。肉を食い千切るのだ。

 刺し傷であれば傷をふさげば良い。だが、肉を食い千切られたのであれば、その部の肉が失われると言う事だ。『肉体操作』で傷口はふさげても失った肉は復活出来ない。

 その失った肉が脂肪などで有ればまだ良い。筋肉であれば、傷をふさいでもその部位が動かせないと言う事になる。

 とてもでは無いが殺人蜂のようには行かないのだ。

 故にこの地で地味な採取作業を続ける。生活の為に雑魚モンスターを殺してながら、新たなインプラントを探して新たな力を手に入れる為に。

 そんな地味な作業が功を奏し、この日は目的の量の実に4倍の鈴根草を採取出来ていた。その上で、もう一カ所地蜂の巣穴を発見し、蜂蜜も入手している。

 その為、この日は規定量の鈴根草の納品と2つの蜂蜜の売却で9000円の収入を得る事が出来た。ちなみに蜂蜜は計量買いでは有るが、ほぼ1つ3000円程となる。

 さらに、僅かではあったが、北で採取していた水名草(みずなぐさ)奏草(かなでそう)も発見しており、それはそのまま『次元収納』に納めてある。


 翌日になると、思った通り昨日と打って変わって同様の依頼を受けた子供達で南草原は騒がしくなった。

 この子供達は10歳から14歳までの子供で、成人前の子供が生活費を稼ぐ為に来ている。

 彼らは大半の者がその年齢で何らかの仕事を行っている。無論就職しているという意味では無く、自宅の農作業や水汲み等の担当する仕事を持っていると言う事だ。

 それ故、昨日の内にこの依頼が出ている事を知った者も、その仕事を放り出してくることが出来ず、親の了解を得た今日来たと言う事だ。

 この依頼は毎年のことなので、一旦その依頼の事が分かれば一気に話は子供達の間で広がる。

 その為、2日目にして大量の採取者が訪れ、採取出来る量が一気に減り一日かけて定量の2倍程しか採れていないと言う状況になってしまった。

 希とは言えワイバーンの危険もあるというのに、子供を出す親の気が知れないと考える竜だったが、これがこの世界の『普通』なのだろう。

 一応、毎年の事だからなのか、通常街の塀の上に常駐している魔法兵が3名ほど警戒に当たっているとは言え安全とは言いがたい状況だのにだ。

 子供も完全な労働力と見なしていると言う訳だ。この世界には『子供の人権』『子供の保護』を謳い文句にする利権団体は存在しない。

 そんな訳で、その次の日も同様で、どんどんと採取出来る量が減り、僅かながら前日のストックを使用しなくては成らなくなって行く。

 だが、幸いにも地蜂の蜂蜜を入手できた事もあり金額的には6000円程は稼げている。

 ちなみに、新人冒険者や子供達は殆ど地蜂の巣を掘る事はない。南の草原は石も多く、掘る手間と時間を考えると収益に合わないからだ。

 だから彼らが見逃した巣穴から、竜がいくらかの穴掘りと『透過』を使って蜂蜜を採取していく。

 無論、周囲に人が居ない状態を見計らってだ。

 まあ、穴をある程度掘った状態でその中に身体を半分入れて肩から先を部分的に『透過』する為、よほど近い位置でなければ巣穴に手を突っ込んでいる状態にしか見えないはずではある。

 そういった感じで、何が目的なのが微妙にズレて来始めている採取依頼は5日に亘って続けられた。

 そして、5日目はストックを使用してなお規定量ギリギリと成った。

 その日は、回収したままストックしていた魔石もまとめて売却する。

 以前纏めて売却した後も、一部は宿の部屋にある照明用燃料として消費していたが、残65個が残っており、売却して6500円程を手に入れている。

 魔石は完全に計り売りなので、個々の値段は微妙に異なるが、最下級モンスターの魔石は1個約100円程だ。

 だだ、この1個100円の魔石によって、40ワットほどの明るさで光る照明用マジックアイテムを10時間以上灯していられる為、乾電池の値段で考えれば遙かに低い買い取り金額かもしれない。

 翌日竜は依頼を受けずに南の草原へと赴き、昨日までの続きからローラー探索を開始する。

 彼にとっては生活費に余裕があるのであればインプラントの探索がメインなので、冒険者協会の依頼は二の次としている。

 とは言え、鈴根草があれば根のコブを回収し、他の薬草も同様に採取していく。無論、地蜂の蜂蜜も同様だ。

 それからは、採取出来た鈴根草などが規定量を超えたら翌日にその依頼を受けて納品し、それ以外の日は採れれば蜂蜜を売却すると言う形でローラー探索を続けた。

 だが、この南の草原も北と同様に全てを確認したがインプラントの反応はなかった。

 竜が元の世界で確認した所、意識を向けてさえいれば約30メートルの距離でも十分に『違和感』を感じる事が出来るのが分かっている。

 その為、地面に埋まっている可能性も考慮し、移動時の誤差も考えて半径25メートル直径50メートルの範囲を保ってローラー探索を実施しすることにしていた。

 実際は、移動時の誤差を気にしすぎて半径20メートル直径40メートルと言うもっと目の細かいローラー探査となったのだが。

 その為、多分漏れは無い。つまり、この場所にはインプラントは存在していなかったと言う事になる。

 普通なら、「やはりこの世界にはインプラントは無いのかもしれないな」と考えてもおかしくない。

 町中の探査も含めれば2ヶ月間の探査で全く発見できないのだから、それは当たり前の事だろう。

 だが彼は諦める様子は無い。

(次は西か東だな。東の方が安全なんだったか。東で出来る依頼を探すか)

 金銭的には節制をしている事もあり、ある程度の余裕はある。だがあくまでもある程度にすぎない。

 10日以上収入が無くなれば、宿に泊まる事すら不可能になる程度だ。

 これは元の世界的に考えれば、確実に貯蓄が少ないのだが、この世界の『宵越しの金は持たね~ぜ』的冒険者からすればかなり真っ当な蓄えがある方になる。

 実はこの蓄えは、節制している事もあるが、竜の場合は解毒薬や治療薬等のストックが必要ないと言う事と、装備の修理代が必要ないと言う事も大きい。

 6~7級冒険者は、町中のお使い依頼とダンジョンを除けば、ほぼ東西南北の畑地に隣接する草原地帯で何らかの依頼を実行している。

 そうなれば跳びサソリの毒を受ける可能性があり、それに対処するべく解毒薬を購入することになる。

 この毒はそれによって死ぬことは無いが、3日間激痛が続く。死ななくともその3日間は仕事が全く出来ない状態になる。

 その為、刺された場合はほぼ確実に解毒薬(4000円)を使用する。その為、思った以上の出費が発生してしまう訳だ。

 だが竜は『肉体操作』でそれに対処できる。ストックとして解毒薬を買う必要すら無い。この差が積もり積もって結構な差を生む。

 これらが竜がインプラント探索という別の目的を掲げながら、金銭的に非効率的な依頼の受け方で生活を続けられている理由だ。

 竜の保つインプラントの力は、戦闘に置いては直接的な力を全く持たない。

 だが、生活においてはそれを助ける力を持っている。

(結局このインプラントってヤツは、生活用のマジックアイテムのようなモノなのかもしれないな)

(仮に、先史文明の遺産では無く宇宙人がもたらした物とかだった場合は、案外サバイバルキットに入れられていたサバイバル用品だったりしてな……)

 『次元収納』→リュックサック

 『リペア』→簡易修理道具

 『ジャンプ』→簡易移動補助具

 『透過』→非常脱出用具(緊急時閉じ込められた空間(部屋・宇宙船・地下)等からの脱出)

 『肉体操作』→緊急環境適応具(環境の合わない星・場所に不時着した際など)

 そんな風に考えれば、無いことは無いな、と思えてしまう。

 無論、それを裏付けられる物はまるで無く彼の妄想に近い想像に過ぎないのだが……

 仮に、この世界に別のインプラントが存在しており、それを竜が発見できたとしたらその真偽が分かる日が来るかもしれない。

 あくまでも、この世界にあればである。

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