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世界が初めて呼吸するとき  作者: 花城メル
1/1

愛されたい、愛したい

あの日、彼女は世界を失った

言葉の重さと鎖の重さを比べた

空には星が無かった


『この月は今、だれが見ているだろうか』


私たちは風に押される

雨に流され、

太陽から恵みを受ける

雷は怒り、大地を跳ねる


さよなら世界


どうか明日も私を愛して。




「ねぇ、いつになったらその態度治るの?」

「そろそろストレスやばいんだけど」


聞いてたけど聞こえないフリをした

いつから問題児扱いされてんだっけなあ


「すいません、気をつけます」


それでも弱虫な私は頑張って声を張ったんだ

どこがダメかよく分かんないけど、とりあえず謝るんだ

そうすれば大丈夫だから


「ほんっと、すぐ謝れば済むと思っちゃって。まあ、いいけど」


ニヤニヤと口角をあげた先輩を横目に、頭を下げて足を一歩踏み出した


今日も、最悪な世界が始まる

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