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夢の世界  作者: ことうさ。
1/2

第1話 此処、海。此処、夢の世界。

15の歳を迎えた普通の少年。


何故か目覚めれば、


海だった。

俺は、どうなったんだろう。

目の前に広がっているのは青い世界。まるで水の中にいるような……

俺は倒れていた自分の身体を無理やり起こして周りを見渡した。

息……出来ないはずなのにどうして?

青く、深く、波打つ空を見て俺は確信した。


海だ。



魚の大群……

無数のサンゴ礁……

都会の海と比べれば偉く綺麗な海だった。


そうか、俺は溺れたのか……

いやまて、溺れたら意識は無いはず……


「あ、おはよう、少年。」


声?

俺は声の発信元を探した、

いた。

俺と同じ……人。しかも、日本人……

様子からして俺と同い年くらいで、

キノコみたいな頭、ボーダーの半袖Tシャツ、そしてデニムのスカート

女の子か……



「なぁに私をヤラシイ目で見ちゃってるの?」


その子は少し浮き上がった海底に頬ずえをついて寝転がっていた。

そのまま、言葉を口から放ってきた。

海だからだろうか、その口から泡がでていた。


「見てない……」


俺は呆れたようにそう言葉を告げると立ち上がって彼女の方へ歩いて行った。


「そう、ならいいや、ようこそ少年!夢の世界へ!」




俺が彼女の目の前にたった、その瞬間頬を抓られ、彼女がいった。


「夢の……世界?って顔してるね?」

おいおいおい、話が違う。

夢ならなんで海なんだ。

いや、海の夢か?

いやまず、お前は誰だ?

そして、頬を抓られたのに何故起きない?



「明らかに可笑しい……」

俺はそう言う。すると


「あー、細かい事は後で、私考えるの嫌い……ほら名前!まずは挨拶しないとね!」



その体制のまま元気よく、相手の知ったこっちゃない事情を聞かされ、


「星野 優希」


と自己紹介をすると




「私は、藍那!よろしく優希少年よ!」




彼女はそう言うと、立ち上がり俺を蹴りあげて海の海溝に落とした。




突然の事に、俺は驚き、足掻くことさえ忘れて

そのまま沈んでいった。



続く。





ことうさです。

他の物語にオチが無いので、

今度こそオチを目指して作ったお話です。

謎の少女少女の冒険のお話。


夢の世界とはいったい何なんでしょうか?

優希の記憶は戻る事があるのでしょうか?

藍那は一体何者なのでしょうか?


そんな疑問を持ってお話を読んでくれれば楽しいと思います。

ではまた。

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