戦いへ
171ばん。 57ばん。 38ばん。
この三人に戦ってもらうことになった。
暗い部屋で、三人の顔合わせが始まる。
ぼく、171ばん、タイト。
はじめて、二人にあったときは、びっくりした。
57ばんは、女性だったし、38ばんは、ひげがとっても濃かった。
なによりも驚いたのはみんな、同い年で、24さいで、全員が連続殺人で死刑判決が出ていたことだ。
そして、偉そうなひとが出てきた。
「君たちの、死刑執行がこれから、始まる。いま、世界は人類滅亡の危機にさらされている。そこで、君たちに戦ってもらう。そして、もし、人類滅亡から、人類を救うことができたら、君たちの死刑は帳消しにしてやる。」
そして、ぼくたちは、うしろから殴られて気を失った。
気がつくと、どこかの港にいるみたいだった。
どこだろう…
気がつくと、手には、ライフルがあった!
「うわぉ!」
38ばんが驚く。
「38ばん。うるさいわねー」
57ばんが文句を言う
「なぁ、ここは、ソトの世界なんだから、番号でよぶの、やめよーぜ。おれは、タケシ!おまえは?」
「わたしは、ユウよ。」
「あ、ぼくは、タイトです!」
久しぶりのソト。潮のにおい、風が気持ちいい。
しかし、そんなことを感じている場合ではなかった。
高層ビルの向こう側に大きな影。
パキスタンあたりを、壊滅させた、ロボット達だった。
「なるほどな、あいつらを、ぶっ飛ばせってことか」
ロボットの方向へ、走っていく。ライフルを持ちながら、走るなんて滅多にできない経験だ。
高層ビルを越えるとそこには、数えられないほどのロボットがいた。
さっそく、タケシがライフルをうちはじめる。
しかし、全く、効かない。
「そんなもので倒せるわけないだろが」
誰かがそう言った。