滅亡のはじまり
自分がはじめてはネット上にさらけ出した小説です。
最初はブログにのせてましたがこちらにものせようと思いました。
最初まんまのせてるので誤字脱字がすこしあります。
気にしないというかただけお読みください
これは、遠い未来の話である
人類は『最高の科学』というものを手にいれ、浮かれ、自惚れていた。
そして、自然を完全に操り、自然への恐怖は忘れていた。
かつて、地震大国と言われていた日本も地震の恐ろしさを忘れていた。
同時に科学の恐ろしさも忘れていた。
この時代の人類は恐怖というものを忘れていた。
もしかしたら、これこそが、平和なのかもしれない。
だれも、恐怖を感じない。
この、『最高の科学』のおかげで、人は、餓死することはなくなり、水不足もなくなり、地球温暖化なんて言葉は、もぅ、忘れ去られてしまった。
しかし、あることをきっかけに人類は 死 への恐怖を思い出した。
渋谷の大交差点では、全員がヴィジョンを見ていた。
アナウンサーが必死に喋っていた。
その中には、恐怖の感情が包まれていた。
「サウジアラビアから、パキスタンまでのヘリコプターからの中継です!」
紛争なんてなくなった、この地域。いまは、普通の都市として発展していたが、中継の映像にはそんな面影は、なくなっていた。
「はい、こちら、中継です!見ての通り、なにもありません!そして、あちらの方には…」
カメラが指を指した方向に動く
「大型のロボットがざっと、300はいます!彼らは、いま、インドの方向へ向かっています!あ、一台、こっちの方を向きました。飛んできます!ん?ぎゃぁ!ぐふぁ!どゅりゃ!ジーーーーーーーーーーー」
ヴィジョンは、砂嵐になった。
「ご覧の通り大変危険な状態となっています。自衛隊が出動準備をしています!みなさんは、直ちにアメリカへ逃げてください!」
日本中がパニックに陥った。
中国、ロシア、アメリカ、ヨーロッパ。
全世界がパニックに陥った。
日本政府は、これに対抗する製作を考えていた。
正直、自衛隊では、勝てる気がしない。流石のアメリカでも無理だろう。でも、戦わなければ、人類は滅亡する。それは、あってはならない。僅かな可能性にかける。それしかなかった。
そのためには、人が必要だった。
しかし、こんなやつらに戦うなんて人間はいない。死に向かっていくやつなんていない。しかも、日本は軍隊を持てない。
そこで、一人の国会議員が閃いた。
「死ぬとわかっているならば死刑囚を戦わせればどうですかね?」
議事堂のなかにシーンとした空気が通る。
「では、賛成のひとは拍手を!」
パチパチ
最初は、ちいさかったが、
パチパチ!
どんどん大きくなっていく。
「では、賛成ということで、とりあえず、三人の死刑囚を向かわせましょう!そして、そのあと、少しずつ人数をふやしていきましょう!」
こうして、死刑囚三人を選ぶ抽選がはじまった。