1話 始まりは~?
あっはっはっはっはっはっはっは
章作るの簡単だったッ!!
正直、高校でも疲れてるから
休もうかと思ってたんだけど
・・・時間を稼げなかったZE☆
一ヶ月・・・一ヶ月がたった
前の話から一ヶ月・・・ん?「話」ってなんだ?
とりあえずそれは置いとくとして
ふぅ・・・正直今はめんどくさい仕事をやってましてね
まぁ、仕事と言ってもギルドとかの依頼って訳じゃないですよ
ギルドの依頼のSランクよりも厄介かな?
別に敵とかが強いって訳じゃなくて
いろいろと問題があるわけだ
俺達が仕事を終えた後にそれがどうなるか、などといろいろ考えると
いろいろと手間が増えてしまうわけである
ん?そんな事どうでもいいからやってることを早く言え?
じゃあ、言おうじゃないか!!正直俺は誰と話してるかわからんけどな!!
ようするに簡単に言ってしまうと・・・
・・・『国潰し』だ
いくつかある小国の一つを潰すのだ・・・名前はめんどくさいから教えないぞ
まぁ、国を潰すと言っても王政を排除するってとこかな
その国の王は暴君(だったっけ・・・?)と言っていいものだ、民は苦しんでいるが
王は毎晩、パーティでどんちゃん騒ぎしているのだ
それで国の金がなくなってくればただでさえ貧しい民の税を増やす
・・・まぁ、昔のフランスとよく似た状態なわけだ
まぁ、違うとすれば「魔族」が奴隷として城に閉じ込められていることだ
だから、俺と美月がそこに干渉してるわけである
戦争で戦力を削がれ、今は新しく自衛隊を作ってる最中
そんな魔界から魔族をさらうのは今の所簡単なのだ
ちなみに、俺と美月・・・あとは戦闘員の魔族が数人にジールク
それが俺達のメンバー
そして、他にはその国の民達
前にも言ったとおり、国王はすき放題にやっている
私欲のために国を動かし、私欲のために民を苦しめている
その状況を利用することは容易い
民の代表と交渉をし、協力をすることに
相手も馬鹿ではなく俺たちが利用してる事を知っているだろうし
相手は同じように俺達を利用している
俺たちは数十人の命だろうが、相手は国中の命
相手に損する事はなく、俺達も損する事はない
まぁ、そういうものだ・・・
そして、今はその終盤だ
鉱山で働かされていた魔族も救出し、残りは城
「んあ~、正直ねみぃ・・・」
俺のそんな呟き
「この頃、徹夜寝てないもんね」
美月の言葉
そうです、この徹夜が徹夜をしてるわけです
・・・つまんねぇ~
今は衛兵を片付けてるとこだ
あえて言えば俺たちは剣として利用されている
衛兵、騎士、それらを倒すにはそれなりの鍛錬が必要だ
それを普通の一般人が行っているわけがない
なので、俺達を利用してるやつらはそれらをできるだけ無力化してもらいたい
なので、俺と美月、そのほか数名の魔族が兵士達を倒してるわけである
結構、倒しまくり、もうほとんどいない
「んじゃ、美月。牢屋のほう頼んだ」
俺が美月に話しかける
「オッケー」
美月と数人の魔族が俺とは別の方向に足を進める
牢屋には残りの大半の魔族が閉じ込められているだろう
だから、美月のほかに数人の魔族が必要なのだ
「悪趣味な王様に会いに行きますか・・・」
問題は王様に可愛がられている一人の奴隷の魔族だ
可愛がられてるってのは、愛でてるとかそういう意味ではなく
暴力的な意味でである、ストレス発散にでも使ってるのだろう
「まったく・・・めんどくさいったりゃありゃしない・・・
戦争後にわざわざ馬鹿でもわかるように美月が宣言したってのに・・・・」
思わずぼやいてしまう
俺は本心を隠せない性質であるからして、しょうがないことだと思う
どんどんと歩いていく、兵士達などもいるがそれらはテキトウに気絶させておく
この道を一般人が歩くわけだから、それを邪魔するものは排除しとかなければならない
代表とも会ったが、頭もよく、他の人のことを第一に考えている人物だった
今の時点では国王より良い方向に進めていくだろう
そして俺の目の前にはよくある大きな扉があった
その扉を思いっきり蹴って、文字通りに蹴破る
「こんちゃぁ~♪貴方に不幸をお届けしますっ☆」
正直、ふざけてないとやっていけない
破片が空中を飛び、俺の不愉快でうざったい言葉も空中を漂う
王様の顔を見てみるとその顔は真っ青である
そして、部屋に入ると同時に数人の騎士が襲い掛かってくるが
それらを全てなぎ払うように、さっき蹴破った扉の大きな破片掴み、それを振るう
俺の一撃をくらい、吹っ飛ぶ騎士たち
着ていた高そうな鎧も大分へこんでいるが死んでいるわけではないだろう
「お、おおおおお主はっ!!な、何が目的だっ!!?」
そんなことを言う王様、なんでそんなこと聞くんだろうか?
言っておくけど今まで警告は三度ほどさせてもらった
それを考えれば簡単にわかるだろう
「うっさい、黙ってそこにいろ。お前を捕まえるのは俺の仕事じゃないからな」
俺はそんな国王を無視して、少しキョロキョロと見回した後
目的の人物を見つけ部屋の端の方に向かう
「・・・相当痛めつけてられている・・・軽い治療はしないとな・・・」
俺の目の前には魔族の少女、その体は痣なのがたくさんある
立つ力もないらしく、ぐったりとして目だけをこちらに向けている
当然、俺はこの子を知らないし、この子も俺は知らない
だから、少女は俺を怖がっているらしく体は小刻みに震えている
その少女に軽い治療魔法をかける
疲れが取れたりとか、体力が戻ったりとかそういうほどの魔法ではないので
痣が治るだけだ、それでも体の痛みはひくだろうし相当楽になるだろう
うむ、完璧
「・・・っしょと」
そんな少女を背中に乗せる。ぐったりとしているので落ちないようにちゃんと支える
そして部屋から出るために歩き始める
「そ、そいつは我の所有物だっ!!誰にも渡さぬ!!」
俺の目の前にそんなことを言いながら剣を構える国王がいた
俺は国王の剣など気にせずに近づいていく
すると、叫びながら国王が切りかかってくる
「・・・うぜぇ」
そんな呟きと共に、国王の剣を避けた後に横腹を思いっきり蹴る
すると、国王は数㍍吹っ飛び最後は床をゴロゴロと転がったと思うと
王座にぶつかって止まる
「ぐぁああああああッ!!痛い痛い痛い痛い痛いッ!!だれかぁ、だれか
医者を呼べェ!!我のこの痛みを取り除けェェェェェェエエエ!!」
そんな感じで泣き叫ぶ国王。なんとも哀れで醜い・・・・正直、イライラしてくる
これを聞いてると次は本気で殺っちゃいそうなのですぐに部屋を出ることにした
まだ後ろでは泣き叫んでいる国王の声が聞こえる、お前はガキか・・・ッ!!
そして俺は部屋を出て早歩きで進む
すると、一般人の代表と数人のくわなどをもった一般人が
進んできていた
「協力をしていただき本当に感謝する」
代表の男が短く礼の言葉を言った
「・・・少しでも良い方向に進めてくださいな
悪い方向に進めたら、あんたも国王と同じ末路になるぞ」
そんなことを隣を通るときに短く言い合った後
そのまま俺は進み、相手も王の間を目指して進んでいく
「だ・・・れ・・・?」
そこで今までぐったりしていた少女が口を開いた
声は相当小さく、聞き逃してしまいそうなほどだ
「ん、俺か・・・?」
ん~、ここは格好つけるべきだろうか?
それとも正直に名前を言うべきだろうか?
どっち、どっちなのだぁ~!!?・・・まぁ、とりあえずかっこつけよう
「俺はぁ~・・・えっとぉ~・・・元勇者の幼馴染ってとこかな・・・?」
微妙なかっこつけになってしまった・・・
俺ってこんなんで大丈夫か・・・?
大丈夫じゃないな、たぶん問題ありすぎるぞ
誤字、脱字があればマジで御報告ください