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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第一章 魔王編 物語の始まり
93/270

番外編 これで最後です

これが番外編の最後でござぁます

話が急ですけど、少し我慢してくだされ

・・・記憶がない

ドラゲイルも離れ、三日がたち

ドラゲイルを離れた二日後になんか豪華な船に乗った

船に乗ったときの夜、たまたま乗り合わせたおじさんたちと

お酒でどっちが多く飲めるかバトルに・・・

俺の圧勝だったはずだ・・・そして何故かそこで記憶がぷっつり

多分、俺のことだから寝たのだろう


そして寝たのは、俺が借りている一人専用の部屋ではなく

酒を飲んでいた場所だが、俺は一人専用の部屋にうつされていた


もう一回、言おう

記憶がない、なので何でこんな状況なのか俺にはわからない

何故だ、何故なのだ

何故俺が寝ている横で美月が寝ているのだろうか


「何故だぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああッ!!」

つい叫んでしまう俺

うわぁぁぁぁ、何故なんだぁぁぁぁぁああああああ!!


「んん・・・てつや?」

そんな言葉をいいながらおきる美月


「・・・この状況はなんでせうか?」

引きつった笑みを浮かべる俺


「え?何の話?」

きょとんとしてる美月


「だからなんでお前がここにいるんだよ!!」


「あ、その事かぁ~」

ほかに何があるっ!!


「いやね~、昨日、徹夜が寝ちゃったから

私が担いで連れてきてあげたんだよ~・・・で、私も寝た」


「あはは~、そうなのか~、俺を連れてきてありがとな~・・・

それでお前もここで寝てる意味がわからねぇんだよ、このヤロォッ!!」

叫ぶ俺


「なんとなく?」


「死ね」

なんとなくでこんなことすんな!!


「出来心?」


「うぜぇ」

超うざい!!


「徹夜が好きだから」


「ぐはぁっ!!」

俺、吐血ッ!!


「え、いきなり何ッ!?」

驚く美月


「なんで・・・も・・・ないです」

虫の息の俺


・・・そんな朝だった




                 ─    ─


というわけで島国のキョクトウについた


「ふぅ~む、これがキョクトウとやらですか」

美月の言葉


「これがキョクトウとやらですな」

俺の言葉

船を下りる、目の前には港

その港のある町を見てみると完全に日本に近い感じだ

船に乗り合わせたおじさんに聞いたのだが、キョクトウでは

騎士ではなくサムライがいるらしい

なんというか・・・日本に似すぎている


そして乗り合わしたおじさんに聞いた有名な観光スポットにいくわけだ

最初に行ったのは、金運、恋愛などさまざまなものに関わってるらしい

神社・・・ここまで一緒なのか

ちなみに俺は金運、美月は恋愛だそうだ


そして次に行ったのは、なんか1000年も立ち続けている大木

その大きさは相当でかい、見上げるほどでかい


「・・・あそこにロープを縛り付けて凄く長いブランコに乗ってみたいな~

ハイジみたいな感じがしたい」

美月のそんな言葉

まるでア◎プスの少女、ハイジか

ふむ、では言っておこう


「知ってるか、美月。アル◎スの少女、ハイジのあのブランコはな・・・

揺れる速度が時速120キロメートルの速さなんだってよ」

ハイジは実は筋肉マッチョなわけである、

ジャットコースターと同等かそれ以上の速度、しがみついてるのも辛いだろう


「・・・」

美月は黙っている


「ちなみに、降りるときには雲に乗って、みたいな感じだったらしいが

雲の上には乗れないので突き抜けると考えると、時速180キロメートルで飛んで

1000キロメートル以上飛んだ後に着地するらしいぞ

凄まじいよな、着地するのも一苦労だ」

できない事ではないと思う


「・・・」

美月は黙っている


「まぁ、図書館で読んだ本に書いてあったことだけどな

・・・それに、うろ覚えだから間違ってるかもしれないしな・・・」

とりあえず凄まじい速度なのは間違ってはいない

全て事実だ


「・・・徹夜に夢が壊された」


そんな美月の呟きだった




             ─   ─


次は、違う観光スポットに行く途中だ

森の中を突き進み、町ではなく近くには村ぐらいしかないだろう

そんなところで


「むーっむーっ」

体と口を縄で縛られてじたばたしている女性を見つけた

・・・あれ~?

とりあえず拘束を解く事に・・・


「ぷはぁ~・・・」

息を吸ってる女性


「これはなにが・・・?」

ついていけない俺の質問


「いやぁ~、助かりました~。なんか生贄につかわれっちゃって~」

なんだこの「生贄」という言葉に似合わないお気楽さは?


「なんの生贄なんですか?」

というかなんで生贄になってるのかわかんねぇし

本当に突然すぎて追いつけていけねぇよ!!

どうにかしろよ、このクソ芋がぁぁぁぁあああああ!!

あれ、クソ芋って叫んだけど、クソ芋って誰だ?あれれ?おかしいな・・・


八岐大蛇やまたのおろちといういくつもの首を持った蛇が

私の生まれた村の近く・・つまりここに出現しまして、だから昔からある

生贄、という方法を使ってとりあえずやってみたというわけで

・・・ちなみに私が二人目です」

ヘー、ソウナンデスカ

・・・む、久しぶりのカタコト言葉だ

よし、久しぶりにあれもやってみよう


ハハァーン!!´・ω・(ドヤ顔)

ふぅ・・・これも本当に久しぶりだ(※一話を見てください)

わからないことがありすぎてできなかった

・・・うむ、現実逃避をやめて現実に戻ろう


「へぇ~・・・八岐大蛇かぁ、見てみたいな」

美月の言葉


「んじゃ、ついでに討伐でもしてみますか」

神話のような話にしか聞かないモンスターと戦ってみたいものです

・・・と、その時、凄い音の足音が聞こえた


「ああっ!!キタッ!!」

そんなことを言って逃げ出す女性

足音の方を見ている俺と美月


そしてそちらから七つの首が出た

相当大きい

蛇・・・なのか?

というか今までので疑問が一つ

八岐大蛇というのはいくつもの首を持った蛇のはずだ

それなのに・・・なんで足音がするんだ?


その結果はすぐにわかり

七つの首の下に胴体があり、翼もあった


「ヒドラだっ!!」

美月の叫び


「イリルさんがいってたやつじゃね?」

俺のうんざりした言葉


『え?イリル様?それに僕を勘違いしないでヒドラって言ってくれたぁ~』

そんな軽い言葉が聞こえ

ヒドラが光ったと思ったら普通の人間の姿・・・白い髪の少年になっていた

え、えええ?何これ唐突すぎ・・・ありえん、ついていけねぇ


「いやぁ、迷っちゃってさぁ~、あはははは~~」

そんなことを言いながら俺の背中をバシバシと叩く

イリルさんの予想的中!!


「こっちこっち」

ヒドラは俺と美月に話す暇を与えずに連れて行った






ということでついたのは洞窟


「それがさ~、一人目の生贄って子が・・・」

ヒドラがそういってる間に洞窟からある8歳ぐらい少女が出てきて

ヒドラの腰にしがみ付いていた


「この子でさ~・・・この髪と目だと村に返すこともできないんだよね~・・・」

その少女は黒髪、黒い目

勇者とかは別として

生まれつきの黒髪、黒目は不吉の象徴として扱われている

俺の場合だと「◎×新聞」のせいで不気味に思われなかったらしい


「むぅ」

俺の唸り


「ほほぅ」

美月のうなずき(?)


「・・・しかも、僕になついちゃうし・・・ドラゲイルに帰りたいからどうしよ~と思って」


「一緒にいれば?」

俺の提案、正直めんどくさい


「・・・なんという天才!!」

こいつアホだ


「あ、でも・・・ドラゲイルの方向わからないし・・・」


「私が教えてあげる」


「・・・おぉ、なんという親切!!そういえば貴方たち誰?」


「景山 徹夜だ」


「内藤 美月」


「ふむ、勇者たちか~」

名前を言っただけでわかるのっておかしくないですか?

ということでとりあえずドラゲイルの方向を教えて

ヒドラとは1日話していた、

そして次の日には黒髪黒目の少女・・・ミィというらしいのだが

ミィと二人で歩いていった


なんだ、本当にこの唐突な流れは・・・

とりあえず、俺と美月はキョクトウを五日間ぐらい観光

久しぶりに米が食べられたので嬉しかった


そして今はまた海を渡り、キョクトウを離れ

馬車の中・・・


「・・・」

黙ってる俺


「スゥ・・・スゥ・・・」

眠ってる美月

俺が先に寝ようとしたのに美月が寝てしまい

どうにも寝づらくなってしまった

・・・横を見る俺、そこには美月の顔が・・・


「俺も美月のことが、す・・・好きだよ」

小声すぎて空白のように聞こえる言葉


「え?何?もう一回言って」

いきなり起きる美月


「なななな、何でおきてるんだ!?」


「もう一回言ってよ!!」


「もういやだッ!!」

まぁ、そんな感じだった



誤字・脱字があればマジで御報告宜しくお願いします

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