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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第一章 魔王編 物語の始まり
9/270

9話 レーゲン王都到着

前回のあらすじ

徹夜はとても暇な一日を送った

むぉ~、眠い~

ちなみに今日は一日たった日です。

この世界に来て6日目だ。

馬車の中で俺は壁に寄りかかって寝ていた。

とても眠い。


(プニプニ)

なんか小さな何かで押されてる感覚がする~。

うう~、眠いのにやめて欲しいよ。


(・・・プニプニ)

目を開けてみるとラウが俺のほっぺをつっついている。


「・・・何日もそれやり続けてた?」


「・・・(こくり)」

小さな顔を小さく揺らす。


「・・・理由は?」

どうでもいいことだけど。

つい聞きたくなってしまうのがこの俺です。


「なんとなく」

なんとなくですか~。

ふむ、なんとなくですか~。

ふむふむ、なんとなくか~。

・・・なんとも言えないですなぁ~。


「・・・怒る?」


「怒らないよ、怒る理由がないでしょ」

こんな事で怒っていたら、今頃俺はあの新聞を出してる会社と王妃様に怒っているだろう。


「・・・そう(ぷにぷに)」

また実行し始めましたな。

ふぅ、だけど、こんなことしてくるラウには・・・癒されますな~。

今は朝早い時間ですな~。

いつもこんな時間におきてるんですかな?


「・・・何故か起きちゃうの(プニプニ)」

俺の顔を見てそんな事を言ってきた~。

ああ、心よまれたのも気にする事ができないほどに癒されますな~。

そしてみんなも起きはじめてきた。


             ─ 2時間後 ─ 

『レーゲン王都に着いたぞ』

そんな言葉でおれは正気に戻った。

正気に戻ったとは少しずつケーキを食べているラウをず~~~~っとみていて。

ボ~~~~~~っとしていたからだ。

外を見てみるとサラスム王都と同じほどの外壁の高さのある都だ。

(ちなみに外壁は10㍍ぐらいだ。それと同じぐらいのはずだ)


「お前らは何者だ?」

それが門を守る兵の最初の発言だ。

その人にラルドさんがギルドカード(俺命名)を見せると通してくれた。

そういえばライルとエミリィはAランクでラルドさんはSランクらしい。すごいよね~。

ちなみに俺はCランク。まぁ新人はそんなとこだよね~。

そこでこの馬車とはお別れ。どうもお疲れさんでした~。

そして、ラルドさんたちは何度も来た時があるみたいで(まぁ、ここらでもこの人有名らしいしね)何度も行った時のあるいい宿があるらしい。

そこのほうがギルドの宿舎よりもいいらしいね。



「おう、久しぶりだねラルドちゃんたち~。お、新人か?」

宿の床に入ると気のよさそうな白ひげのおっちゃんがいてそんな事をいってきた。

俺はどうもと挨拶をしてそれで終わり~。

もう疲れてきたし面倒なんだもん。

あっはっはっは、ラルドちゃん達とのチームはつらいぞ~っとおっちゃんがいってきた。

確かにそうだろうね・・・ラルドさんSランクだしね、おお、こわっ。

・・・訓練やるんだったね~、はァ・・・。

俺一人用とラルドさんの四人部屋をお願いすると、かぎをもらったから荷物を置いてきた。

まぁ、荷物といってもほとんどないんだけどね。

そして俺はラルドさんに宿の裏のほうにある空き地へと導かれたのだった~・・・ハァ。


「どこまれやれるか見たいので、まわりから石投げるので斬って下さいな」

ははは、まさかの訓練最初はこれか。

しかも周りには俺以外の四人+白ひげのおっさんがセッティングしてるよ。


「じゃあ行きますよ~」

そういってみんな振りかぶる。

次の瞬間石が投げ始められました・・・いやいや、ちょっと石って当ると痛いんですよ。

しかもおっちゃんの投げてるの岩じゃありません?

うおぉぉぉぉぉぉぉ!きたあっぁぁぁぁぁっぁ!!

とりあえずよけまくる。


「避けるんじゃなくて剣使って~」

えええ!!めんどうだぁぁぁ!来た石を斬ろうとするんですけど。


(ゴッ!!)(ゴッ!!)(ドパァンッ!!)

殴る、殴る、思いっきり殴ったすえ爆発した音だ

ああ!剣じゃなくて拳が出ちゃう・・・ッ!!


「・・・じゃあ、殴れそうにないものを使いましょう」

取り出したのは鉄の大きな球。それには針が何本も出ていて触ったら手が傷ついちゃいそうだ・・・てか傷つくだろう。

それ~という掛け声とともに投げてくる。


「・・・ッ!!」

ついこれも殴ってしまう俺。ああ!俺の手大丈夫!?

ああ・・・俺の手大丈夫、なんか針のほうがひん曲がっていた。


「このあんちゃんなんかすごいなぁ・・・気に入ったぞ…」

白ひげのおっちゃんの発言。別にこんな事で気に入んなくても・・・


「・・・じゃあ、絶対に拳じゃないのにしましょうか」

え?嫌な予感が・・・ラルドさんが取り出したのは黄金の剣

エクスカリバーだ~・・・それはやばいでしょッ!!

もう構えてる~ッ!!


「大丈夫、本気でやんないから」

ええ~!?それでも斬れるんじゃないですか、それ。

ラルドさんがだぁぁッ!!という言葉とともに上から下に振る。

え?それで直接攻撃じゃないの。

その切っ先からは光の斬撃が俺目掛けて一直線に進んでくる。

むぎゅおおおお!!もういやだぁぁッ!!


「みゅあああああああああああああああ!!」

二つの紫色の刃を合わせ光の斬撃をうけとめる。

あああっ!!光がこんなにも近くにあるとなんか背筋がゾクゾクする~。

闇の力を手に入れてから光はやっぱり苦手になったんだね、俺ェ!!


「だっしゃあァ!!」

思いっきり力をこめて斬撃を直角に上に曲げる。

かぁ~ッ!!手首いてぇ!!手をぶんぶん振っていると・・・


「おお~、このあんちゃん本当にすげぇな」

微妙な感想をもらしてないで、おっちゃん!

これでも光は苦手なんだから!

ラルドさんはこれに満足したのかこれみたいなものが1時間続いた。

ああ~、もうやだよ、でもこれのおかげで拳で受ける癖が無くなった。

でも、これはちょっと・・・めんどくせぇよ。


そして所代わり俺はこの都から出て森のほうまで行ってる。

俺が闇や魔法の修行するところをみつけるためなのだ~。

門を守ってる兵隊さんからは注意するようにといわれた~。

魔物が出るらしいね。ちょうどいいかも。

少し森に入り適当に歩いていくと木が生えていない丁度いい場所を見つけた。

数時間ぼ~っとそこに座っていると魔物が現れたよん♪

オオカミみたいだが、大きさは普通のとは違いとても大きい。

おお、丁度いいかもしれない試したかった魔法があるんだよね~。


「『重力操作グラビトン』まずは5倍でどうだろうか」

その瞬間俺が決めた範囲は重力が五倍だ~。

アハハ~。チートだ、チート♪

オオカミみたいなのは重さに耐え切れずに突っ伏している。

ちなみに俺はチートなんて気にしてる暇じゃなかった。

なぜなら…


「むごごごごごごごごごごご!!設定範囲を間違えた~~ッ!!」

設定範囲に俺の立っているところまで入れてしまったせいで、サイヤ人が宇宙船の中でやっていた特訓法を行っていた。

ううう!つらいけど立てている俺ってやっぱり人外かも~ッ!?


疲れたので帰ってきました~・・・あ~、失敗しましたな~。

足がガクガクいってるよ~、うぇ~~。

むおおお~~疲れた~~。

すると前の道に横から急に曲がってきている知らない少女がいた。

少女は俺を見るとパッっと顔を輝かせた。

知り合いじゃないのにな・・・?


「ちょ、ちょっと助けてくれませんか!?」

ええ~めんどくさいからいや と条件反射で言おうとしたときにまた男三人がこっちに走ってくる~。

うああああ、めんどくさそうだ!

俺が何かを言う前に男の一人が拳を振りかぶっている。そして拳は放たれた。

ええ!?俺の言葉は無視!?

放たれた拳を顔を横にずらしよけて、そのまま柔道技の背負い投げをする。俺がてきとうにやったので相当痛かっただろう。

それで男は気絶した頭は打たないようにしたので死んではいないだろう。

それに驚いた男二人が行動をおこそうとするが、その前に片方には喉突きをし片方には男の勲章に蹴りを入れる。

男の勲章・・・それ以外には何も言わないつもりだ。


「おお~」

それを見てなぞの少女はそんな声をあげていた。


「お名前は?お嬢さん」

てきとうに言葉を言ってみた~ハハッ・・・ハァ、めんどくせ。


「カイラ・ミラージュよ、カゲヤマ テツヤさん」

にっこりと笑ってそんな事をいっていた。

あれ?俺名前教えたっけ?

む~こっちの世界での詐欺って俺わかんないからな~。


んでとりあえずラルドさんたちのとこにつれてきた。

そしてさっきあったことを説明して、名前を教えると・・・


「カイラ・ミラージュって『時の巫女』じゃないッ!?」

ラルドさんではなくエミリィが声をあげていた。

ああ、『時の巫女』って前に聞いた時あるぞ~。たしか未来を見る事のできるとかいう大切な人だったな。

たしかレーゲンの神殿にいるらしいとかだったな~。

勇者一行も現れる事だし重要度が上がるらしい。

へぇ、有名な人なんだ~

・・・

・・・・

エッ!?時の巫女!?本物ですかっ!?


するとカイラはただ一言だけ。


「これがもう一つの勢力ですか。予知よりも現実で見たほうが現実感がありますね」

いみのわかんねぇ意味深な言葉を吐きやがった。


むあああ!なんかめんどくせぇぇよぉぉぉ!!

ちなみに今は6日目

大会はあと一週間後(小説内での一週間後)の予定



2011 7/18 訂正しました

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