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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第一章 魔王編 物語の始まり
84/270

84話 ハッ!! Σ(0д0)

あらすじ

ケルベロスが・・・

・・・

・・・・

・・・・・





おえぇ《ピーーーーーーーーーーーーッ!!》

                ─ 徹夜サイド ─


「おぉおおおおおらぁぁぁァァァァァアアアアア!!」

俺のおもいっきり力を込めた拳がケルベロスに向けて放つ

それをヒョイッって感じで避けるケルベロス

俺の拳は地面に食い込み、半径数㍍のクレーターができる


『なんという威力・・・素手とは考えられんな』

ケルベロスの口からそんな言葉が漏れる

チッ・・・避けんじゃねぇよ、黙って倒されろやァ

クソ犬がァッ!!ラウを見習えッ!!!

そんな事を思ってる俺に向かって大きな口で食い殺そうとしてくる


「ハッ!!」

そんな所にラルドさんの短い声が聞こえた

ラルドさんが大きくエクスカリバーを振るい

ケルベロスの右前足を切り裂いた


『ぐぅッ!?』

足が使えないようにするまでは行かないが

それはケルベロスをよろけさせる

そして・・・


「食らえッ!!」

ハクの言葉と同時にケルベロスの腹の下に氷の柱が

下から上に向かって突き出す

それがケルベロスの腹を思いっきり叩く

ゲロをさせちゃだめですよ、あの臭いには耐えられません


『むぐぅ!?』

その声と共にケルベロスの足が数㍍地面から離れる

・・・

ふぅ、なかなかダメージをあたえられるようになってきたな


「・・・私の得意な炎があまり効かないから、少し残念」

ちなみに、ライルが横に来て言ってた

・・・どんまい


「怯ませることはできるだろうし、今度役に立てばいいじゃない?」

その言葉にこくり…とうなずくライル

そして、また走っていってしまった


ふぅ、さてはて・・・どうしようか・・・?

少しずつダメージはあたえてきてるけどまだまだ体力は有り余ってるように見えるぞ・・・


『・・・舐めるなァ!!』

ケルベロスが大声で叫び、両脇の二つの首で炎を回りに吹く

それに反応してラルドさんとハクが離れる

ふむ、ここが動き時か・・・


「・・・あなたを舐めたら汚い、だからそんなことする訳がない」

そんな言葉と共に、ケルベロスの炎にライルが干渉して道を開けた


『・・・』

さすがに傷ついたようだった

その気持ちはわかるよ・・・

そして、俺はその開いた道を走る

そして真ん中の顔に思いっきりアッパーのように下から上に向けて

拳を食らわす


『ぐあぁッ!!』

その一撃に大きくのけぞるケルベロス


『このクソがァ!!』

その体勢から凄い勢いで顔をこちらに戻してくる

その口の中には炎

そして、その炎が俺と周辺の地面を焼いた



『フハハハハハハハハハハハハッ!!楽しませてもらったが

今まで無事だったが、これで一人目が死んだなァ!!』

そんなケルベロスの叫び


「死んでねぇよ、このクソ犬・・・」

俺の声が響く

それに驚いたようにこちらを見るケルベロス

俺の周りには闇が壁のようになって炎を防いでいた


「今のには少しイラッと来た、本気で殺る」

俺のそんな言葉と共に闇が動く

ケルベロスを貫くために


『人間が闇だとッ!?』

そんな驚きの声をあげながら後ろに飛びのく


「殺さない、という甘い事は言わないでおこう

本当にイラッと来たからには徹底的に殺る」

俺の呟きとともに闇が一面に広がって行くようにして

ケルベロスを追う


『く・・・ッ!?』

それに対して上に跳んで逃げようとする

普通の闇ならあまり警戒することもないのだが

使用してるのは人間、普通の闇ではないのかもしれない

そんな思考がケルベロスの行動を「逃げ」に走らせる


「そっちばかり気にしてていいのかなッ!?」

突然後ろからそんな声が聞こえた

後ろにはラルドさんがエクスカリバーを振りかぶった状態でいる

その剣は光で剣自体の姿が見えない


『・・・ッ!!』

それに驚きを表すケルベロス


「はァッ!!」

その言葉と共に振るわれた剣は致命傷とまでは行かないが

ケルベロスの背を斬り、そしてケルベロスが地面にむかって落ち始める


『ぐぉ・・・ッ!!こぉんの・・・』

ケルベロスがそんな言葉を話す

だが、落ちる先にはハクがいた


「・・・いい所に落としてくれたね」

そんな言葉と共に氷のとがった柱が生え

ケルベロスの体を貫いた


『ぐがァ・・・ッ!!なめるなよォ・・・!』

そんな言葉を言いながら体を動かすケルベロス

それで体を貫いていた氷が砕ける


「いい加減死ね」

俺の言葉と共に闇が動き

ケルベロスの全方向から串刺しにした

そして音もなく闇は引き抜かれる


『ぐぬうぁ・・・』

その言葉と共に倒れるケルベロス

まだ息はあるがもう動けないであろう三つの首を持つ猛犬


「・・・大きな犬も好きだったんだけどな~」

俺はそんな言葉を言った後に

道を進むべく向き直った


「・・・私だけラストスパートに加われなかった」

そんなライルの悲しそうな言葉には何も反応できなかった



              ─ 美月サイド ─


「・・・たぁッ!!」

その言葉と共に剣を振るい一頭の巨大なハゲタカ・・・アクババを切り刻む

そしてそのアクババはそのまま勢いで地面をえぐりながら進み

最後にはそれも止まる、完全に死んでいる


「無駄に数が多いねぇ・・・」

美月が思わずぼやいてしまう

アクババはまだ14匹はいる、そしてキマイラも暴れている


「ッ!!数で攻めて来るとは・・・」

マイルがとなりで呟いている

13匹もSランクがいて、そしてもう一匹はSSランクの魔物

相当つらいだろう

サイスは自分の鎌を振るい、迫ってくる数匹のアクババを牽制している

殺そうと追撃しようとした瞬間に違うアクババが攻撃してきてとどめをさせない状態だ

それは他のメンバー。ロイズ、ラルチも同じ状態だ

ロミルは効率よくよけながら、隙があれば剣を振るい確実に数を減らしている


「おまえらァッ!!連携を崩すなよ!!一瞬でかみ殺されるぞッ!!」

魔族である男トールゥ・マイラスの大声が響いていた

それは部下に向けて言っている言葉だ

部下はどうにかアクババの攻撃を防いでる状態だ

そして、トールゥはキマイラを相手に戦っていた


「らァッ!!」

その大声と共に手のひらにためた風がキマイラの牙とぶつかり合う

そして衝撃がまわりに広がり

キマイラもトールゥも同じ距離を吹き飛ばされる


「チッ・・・アクババが多数にキマイラが一匹

本当にめんどくせぇ!!あのクソ野郎めッ!!」

トールゥが手をクイッと合図をすると、それに答えるように部下の15名が

キマイラに向けて魔法を放つ

そして、キマイラの動きが止まり

その間にトールゥは部下の元まで下がる


「せいッ!!」

その瞬間に私が割り込み

細いの剣を下から上に向けて振るう

それをギリギリだったが避けるようにキマイラは後ろに跳ぶ

そして後ろでは


「・・・『死の乱風斬キル・ウィンドゥ』!!」

トールゥの声が響く

その手からは強力な風属性の魔法を放ち

それがアクババを切り裂いていく

アクババの数が相当減った

残りは6匹程度だ


「・・・私も強力なの出すか」

そんなことを呟く私

そして魔力を思いっきり貯める


「・・・『終焉の光エンド・ライト』」

美月の貯めた光がキマイラに向けて一直線に進んでいく

その光がキマイラを焼いた

一瞬にして灰となるキマイラ


「・・・さすがは勇者だな」

トールゥなそんな言葉が後ろから聞こえた

まだ本気ではやってないんだけどね~・・・

ここで本気でやったら魔王までもたないし・・・



誤字・脱字があればマジで御報告宜しくお願いします

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