76話 あの面々と戦ってみた
前回のあらすじ
出演:ミルリア
ロシアン
その他助けてくれた家族とその友達
美月
除外:徹夜
「なんか扱いひどくねッ!?」
─☆ ちょっとした番外編 乗っ取りの主人公 ☆─
皆さんコンニチワ(またはコンバンワ)
久しぶりにまともに出てきました景山 徹夜です
この頃、美月ばっかり出てきてるとは思わないか?
おれはこれに反対の意を表したいと思う
これでも主人公ですよ?俺
いつも扱いがひどい気もしますけど主人公ですよ
それなのに・・・美月ばっかりいい感じになっててさ~
ひどくないですか?これ
ん・・・?
・・・・うぁ、焼き芋(作者)がきやがった。すません
もうパソコンの乗っ取りの時間も終わりのようです
では、本編を宜しくお願いします
これからもクソ芋(作者)が書く小説を宜しくお願いしますm(_ _)m
─ ─
「ふぁ~・・・」
眠気がまだ残りつつも城を出て歩いてる俺
ちなみに今日は「戦争」に参加する、と言ってから一日
なんだか今日は朝から美月が一人で遠くに行ったらしい
俺の予想だとミルリアの所にでも行ったのだろうけどさ
ちなみに、右手の包帯は取れず、ただでさえ目立つ俺なのにもっとシュールに目立っている
ちなみに今は、医者にリハビリだなんだかんだで
リンゴ3つを片手でジャグリング中
最初は両手でやっていたのだが、めんどくさくなり右手一本でやるようになった
リンゴは4つだったのだが、どうも空腹になり一個食べてしまった
まぁ、食べ物なんだからしょうがないだろう
「むぅ~・・・つけられてる」
これは俺の呟き
なぜか朝からつけられている、王様が俺の監視でもつけたのかな?と思い
ほっておいてるのだが、多分それはないと思う
なんでだか知らないけど殺気が俺に向けられている
ふむ、個人の恨みというやつかな
ちなみにおれ自身をつけてる人は二人、その二人をつけてる人が二人、という感じだ
俺をつけてる二人は俺に対しての何かの恨みがある、と考えられ
二人をつけてる二人は、友達か何かで面白がってつけているというとこだろう
「めんどくさくなってきたなぁ・・・もぉ~」
ということで人の少ない所に向かう事にした
そこでぶちのめしてのびてもらおうと思う
さらにジャグリングのスピードを早くしながら小走りに進む
そして、見えてきたのは空き地
結構なでかさで十分暴れても大丈夫だと思う
「よぉし、出て来いそこの二人!あと後ろにいる二人も出てこいやァ!!」
空き地に着いたので大声で言ってみる
すると正直ないい子らしく、やはり合計四人が出てきた
「げっ!!おまえらいたのかよ!!」
騎士であろう青年が言葉を出した
「えっ!!ロイズもいたのですかッ!?」
召使のような格好をしている少女が叫んでいる
ロイズ・・・?あ!!勇者御一行じゃん!思い出した
「・・・私達は前のロイズとラルチを尾行していただけなのですが
・・・まさか気づかれているとは」
マイルさんが声を出した
「あはは~・・・予想外だね」
鎌を抱えている少女が言っている
ふむ、あれがサイスという人か、そしてあの少女がラルチで騎士みたいなのがロイズと・・・
「それにしても・・・ラルチっていう名前、ラルドさんと似てるなぁ・・・」
おれの呟き
ラ行の名前の人が多くて覚えづらい
「ラルドは私の姉です」
へ~・・・姉なんですかぁ~・・・え・・・ッ!?姉なんですかッ!?
これはビックリした今度ラルドさんに会うことがあったら確かめてみよう
ふふふ、面白いネタを手に入れたぞ
ふふふふふふふふふ(悪い笑み)
「で、俺を尾行していたそこの二人!!なんで俺の尾行をしたんだ?」
「「美月さまとの仲を問い詰めようと」」
同じ理由か・・・ッ!!
「お前ら仲良そうだな・・・」
俺の呟き。
「「どこがッ!!・・・(汗」」
おぉ~、「どこがッ!!」の部分でハモった後に
「・・・(汗」の部分までハモるというなんというすごさ
これは珍しすぎるぞ
ちなみに今の俺は笑いを抑えてる感じなので、それを見て顔を真っ赤にしてる二人
それも同じ光景なので笑いがさらにこみ上げてくる
「言う必要ないでしょ・・・」
とりあえず笑いを3回にわけて発散させてから言葉を言ってみる
ちなみに、三回も笑われた二人は完全に怒り気味だ
「私にはお姉様の周りを把握する必要があります!!」
お姉様・・・て
かるくドン引き中の俺である。いや、俺も軽く変態な部分があるしね
あまり他の人のことを引く事なんて出来ないんだけどもさ
だけど、これは・・・
「お、おれは・・・」
ロイズと呼ばれた騎士の青年が口をもごもごさせている
おまえは乙女か・・・
「ようするに、どちらも美月が好きだ・・・ということか」
「べ、別にそんな事は言ってないだろう!!」
顔を真っ赤にして叫ぶロイズ
「そうです!!」
胸を張って宣言してるラルチ
ふむ、男が女みたいで、女が男らしいのはとてもギャップがある光景だと思う
「・・・それで、何しに来たんだ?」
俺の問い
正直言ってこれだけの理由で尾行してこないで欲しい
迷惑すぎるぞ、お前ら
「お前に決闘を申し込む・・・!!」
いきなりの決闘宣言するロイズ
おお、男らしいぞ~、さっきの反応を見て乙女かと思ってたぞ(笑)
「それに私も入らせていただきます
ちょうどいいのであなたとロイズ、どちらも排除させていただきます」
おお、なんとも黒い発言
おもろいな~・・・あっはっは
「いや、決闘だからな!!一対一でやるのが決闘だ!!」
さすがは騎士のロイズ、そこはこだわるね
でも・・・
「別にいいぞ、二人でかかってこいよ。本気でかかってきてかまわないから」
その俺の言葉に驚くロイズと俺の余裕の態度にピクピクと青筋を作っているラルチ
俺は・・・得に何の反応もしないで無表情なだけなのだが、それが余裕と思われてる気がする
ちなみに、その二人を尾行してきた二人は
面白そうに座ってこちらを観戦してる、まったくひどいなぁ
こっちは右腕が使えないってのに
「じゃあ、やらせていただきます」
ラルチはクナイを取り出し、構えている
「・・・少し不本意だが、遠慮しないでやらせていただこう」
ロイズも剣を抜き構えている
俺がニヤリと笑った瞬間に二人とも走ってきた
ロイズよりもラルチがさきに出てきている
「ふッ!!」
その声と共にクナイで突きを放ってくる
おれはそれをかわして後ろに下がる
その反応を見たラルチはもう片方の手に持っていたクナイを俺に投げつける
それをちょうどリンゴに刺さるようなタイミングでリンゴを投げて防ぐ
「いたっ」
リンゴがクナイにあたった勢いで俺の顔面にあたった
とりあえずそれは大きな口を開けてキャッチしとく
ふむふむ・・・
「わっ・・・!」
ラルチの足を払って転倒させる
すると、ロイズが剣を横に構えて俺に急接近している
そして、その剣が横に振るわれる
「とォう!」
俺は
間抜けな戦隊レンジャーが出すような声を出しながら大きくジャンプして避ける
そして、俺はロイズの顔面、腹、男の勲章に順番ずつに
リンゴ、リンゴ、ラルチに投げられてリンゴに刺さってたクナイを投げる
「うぉわぁッ!!」
それに対して顔面と腹にはリンゴは命中
さすがにクナイはあたらなかった
・・・チッ
「危ないだろッ!!割と本気で避けなきゃならなかったぞッ!」
そこで大声を上げているロイズ
「軽く投げたリンゴはともかく
割と本気で投げたナイフが俺は避けられたのがショックだけどな」
あたらなかったとかマジでショックです
「本気で投げるなッ!!というか俺は軽く投げられたリンゴに反応できなかったのが
ショックだ・・・ッ!!」
そんな言葉を言いながらまたも接近してくる
それを俺は右腕が使えないので、ジャンプして空中で体を横にして
両足をうまく使いロイズの剣をへし折ってやった
「・・・なッ!!」
驚くロイズ
「いてっ」
当然のこと、自然に落下して背中を打ち付ける俺
すると、今日は晴れているのに俺の上に影ができている
上を見るとクナイを下に向けたラルチが落下してきている
もうすぐ俺にクナイは刺さるだろう
「ふんッ!!」
肩辺りを軸にして、足を上で回転させる
あれだ名前忘れたけど、ダンサーがよくやるやつ、あとはカンフーとかでやってるやつ
頭を軸にしようかと思ったんだけどここは外、そんなことしたら
頭の皮膚がえぐれて悲惨な事になっちゃうのでやめた。この歳でハゲになるのは嫌だ
「きゃっ!!」
俺の脚はラルチのバランスを崩すのには簡単に成功
俺の脚が横からラルチに激突したからだ
そして、その回転を利用して無理矢理立ち上がり
俺に転ばされて横になってるラルチの背中から軽く足で押さえつける
ギャーギャー騒いでいるが俺は襲われてる身なので関係ない
「だァ!!」
俺の真正面にはロイズが折れた剣を構えている
折れていても振り下ろして斬ろうという感じだろう
俺はそれを軽く受け止め、剣を思い切り振り回す
「うおぁッ!?」
剣を手から離すのを遅れたロイズは地面に倒された形になる
背中から地面にぶつかっていた
軽く痛そうだ
「ん・・・そうだ、ラルドさん達に挨拶しておかないとダメかも・・・」
俺は用を思い出したので早歩きでその場を離れていくことにした
ロイズやラルチが悔しそうな目で見てくるが関係はないです
あとはとどめを刺せば終わりの段階なので俺の勝ちですから
「あ~あ、遊ばれてやんの」
サイスが面白げに笑っている
「強いですね、徹夜くんは私も手合わせしたかったな・・・」
マイルさんがそれに対して呟いていた
それよりも挨拶しとかないとッ!!
我が癒しのラウに会いに行こう!!
誤字・脱字があればマジで御報告宜しくお願いします