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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第一章 魔王編 物語の始まり
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66話 戦いの途中

前回のあらすじ

幹部クラスと四人は出会い

戦闘を開始する

「我が神にささげるのは憤怒、強欲、傲慢、怠惰、色欲、暴食、嫉妬

この七つの罪。我は神を否定するものであり、邪神に心をささげる者でもある

憤怒の象徴としてサタンの像を立て、黒い逆十字の像を組み立てる」

その言葉と同時に

その言葉と同じ現象が起きていく


「嫉妬はレヴィアタンの像を、強欲は悪魔マモン、傲慢はルシファー、

怠惰はベルフェゴール、色欲はアスモデウス、暴食はベルゼバブ、

これで七つの像が揃う」

黒き聖職者は言葉をつむぐ


「・・・これはこれは、私如きに無駄な準備をしておいでで」

学園長が思わずその光景に呟く


「邪神様は誰にでも平等、人も魔族も獣人も、そして他の神も

全てにおいて敵対する。誰にでも平等だ」


「これは少々やばいかもしれません・・・」


「さぁ、死刑の時間だ」





              ─  ─


「・・・『精霊の炎フェアリーフレイム』!!」

ライルの目が赤くなると同時に

十数人の男達が小さな炎の精霊に飲み込まれて焼かれていく


「無駄に・・・数が多い・・・。一掃するような魔法を持ってない私にとっては辛いな」

思わずぼやいてしまうほど

敵の数が多い

幹部クラスがいない分こちらがわではザコが多いようだった


「・・・でも、やるしかない」

数人の男達が飛びかかってくる

それを相手には見えない速さで一気に蹴散らした


 




                 ─   ─


「…はァッ!!」

自分の黄金の聖剣が動き


「ふんッ!!」

敵の強力な魔剣がそれを防ぐ

それにたいして返す刃でスウァフルが魔剣で突きを繰り出してくる

その剣に込められた力は「絶対に外さない」というもの


「・・・ふッ!!」

それをどうにかエクスカリバーではじく

かわすのでは無理、他の剣で防御するのも無理

強大な力を誇るエクスカリバーだからこそはじける

相手は避ける事はできるが、自分は避ける事ができない

それは完全に自分に不利な状況を作っている


「・・・はァァッ!!」

ラルドさんが剣を横に振るい、その剣からは光の斬撃が放たれる


「・・・甘いッ!!」

その光の斬撃を突きで砕き、そのままの勢いで刺殺しようと迫ってくる


「・・・ッ!!」

ラルドさんは地面に向けて斬撃を放つ

剣を狙うのではなく、持ち手自身に妨害を加える


「くっ・・・!!」

それは成功し

スウァフル自体が数㍍ふっとばされる、

スウァフルは空中で体勢を整え両足で着地する


「絶対の刺殺の魔剣を何回も防ぐとは…さすがは聖剣エクスカリバーの使い手」


「・・・正直危ない所ですけどね、さすが魔剣ティルヴィングの使い手でしょう・・・」



               ─    ─


数本の赤い矢が空気を切り裂きながらハクを殺そうと突き進む

その途中で氷の壁に阻まれはじかれる


「・・・防御してるだけですか?」


「私には私の攻撃の瞬間があるの」


「あなたは昔から変わりませんね」


「おまえは昔とはずいぶん変わったけどね」


「どういう風にですか?」


「不良になったわ、昔のおまえはとてもいい子だったのに・・・」


「・・・子供みたいに言わないでほしいですね」


「お前は今も昔も子供だよ。いつまでもあの人のことを思って

あの人が自分と結ばれずにあの女と一緒に行ってしまったのが許せない」


「・・・」


「お前はいつまでも子供だよ。それだけは昔と変わらない」

そんな会話の最中にも

赤い矢は少なくない数が飛び、その全てが突然現れる氷の壁に阻まれる


「お前は子供。いつまでも妬み続ける

600年前と変わらない永遠の子供。いつまでも変わらない

吸血鬼という化け物としても、女としても

いつまでも変わらない」


「・・・いいえ、私は変わってる

絶対に・・・絶対に絶対に絶対に絶対に絶対にッ!!

変わっているッ!!」


「そこで騒ぎ出す時点で子供。

あの時と変わらない。あなたは自分を無理矢理サトラスに戻したのが憎いんでしょう

あの人の一番重要なところで自分をのけ者にしたのが憎いんでしょう

でも、そんな事をしていても、もう変わらない

あの人は戻ってこない、リシは600年前に死んだのだから」




              ─    ─


「おおおおおおおおおッ!!」

ある少年が大声を上げながら俺に迫ってくる

その片手には剣

その剣を俺は片方の剣で受け止めながら


「ハッ!」

もう片方の剣で胴体を真っ二つにするために振るう

その少年は後ろに跳び退くようにして避ける


「お前が我が友、ジールク・ライを退いた男だな」


「・・・魔族と友?」


「全ての魔族が人間を嫌っているわけではないと言う事はお前は知っているか?

ジールクはその少数に入る、彼は我が友であり、魔王に従う従順な部下でもある

魔王の命令には従う

だから人間と戦う、命令意外ではとても良い奴だよ

第一、魔族に人間が近づくわけも無いが」


「ふぅん・・・そうか」


その間にもお互いに接近して剣を振るい

避け、防ぎ、斬りかかる

それがどのくらいか続く


「さすがは我が友を返り討ちにした男だ、とても面白いぞ

苦しみに歪む顔を早く拝んでみたいものだ」


「なんか、褒められた後にひどいこといわれた・・・」


精神的にとても来た・・・



誤字・脱字があればマジで御報告宜しくお願いします

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