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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第一章 魔王編 物語の始まり
64/270

64話 始まりました

前回のあらすじ

どうやら

戦いのときが近いらしく

学園長により集められ会議をして

どういうふうにうごくかをきめた

あの会議がお昼あたりだった


「という訳だ、なのでこのクラスが40名、あと8名プラスされた組で動いてもらう

俺とライルは違う所に行くので同行するのは不可能だが、

違う先生方の言うことを聞くようにしろ

勝手な行動は認めないからな」

いまは俺が担当しているのクラスへの説明している


「チャイムが三回目の音で止まったときが緊急事態の合図だ

慌てて動くな、冷静に動け、一人が混乱するだけで他のクラスメート全員が死ぬと思え

それが学園長からの言葉だ

俺とライルからは特にはない、死ぬな、という事だけだと思え」

それから一息つき

また説明を再開する


「このクラスが移動するのは食堂だ、

ある一定の時間を過ぎるとイスやテーブルはどかされる

そこに急いで歩いていけ、列の先頭と後方は交代ずつで結界を張りながら移動だ

敵を見つけ次第魔法で警報音を鳴らせ

先生方が対応する、もし先生方が対応できない所だったとしても

連携を取って動け、さっきから言ってるとおり混乱すると動けなくなるから気をつけろ

訓練の成果を出せ

武器は常に携帯するように」


これが午後

そしてその日の内におきた

チャイムが三回鳴り、止む

それを合図に各自で動き始める


『慌てずに動いてください!!先頭と後方は結界を張る事は忘れずに!!』


『心配しなくても大丈夫です。我々がついていますので冷静に行動してください』


『前方に敵を発見しました、我々と生徒達で応戦中です。おっとあぶないッ!!』


『配置場所により敵接近、攻撃を開始します・・・『電撃のサンダーボール』!!』


先生たちは風属性の魔法『飛行』で飛びながら生徒達を誘導する

ある所ではちゃんとした配置の所につくことができ

ある所では配置に着こうとした途中で敵と会ってしまったり、配置場所で会ったりして

交戦状態に入ってしまう所もある


そして俺とラルドさんとハクとライルと学園長はもう入り口の前に配置している

それぞれの手には風属性の魔法『伝達』の機能のついた板を持っており

それぞれが状況把握できるようになっている

先生達や生徒会もこれと同じものを持っている

さっきの声もこれから聞こえてきたものだ


「いや~、それぞれ頑張ってますなぁ・・・」


『独り言みたいですね・・・徹夜くんは』

ラルドさんの言葉

別にそんなわけじゃないです


『あは♪こっちではなんか敵が近づいてきたよ♪』

ハクの言葉


『・・・こっちでも敵を発見した。交戦状態に入る』

ライルの言葉


『こちらにはまだきておりませんね、幹部クラスになると相当強いので

気をつけてください、幹部クラスは苦労するのは間違いないはずです』

学園長のトールさんの言葉


『あはは♪じゃあ、私は幹部クラスみたいなのいるみたいだからハズレだ♪』


『・・・こっちにはいない、アタリ』


「気をつけてやってくれ二人とも。む?俺のとこにも着たな

さて、ハズレかアタリか。どっちだろうか・・・」

目の前にはゾロゾロと動く敵の集団がこちらに歩いてきている

俺としてはアタリがいいが、俺がこっちに来て運が良かった事はあまりない気がする


『私のところにも着ましたね。今から交戦状態に入ります』

学園長の言葉


『おや、私のとこにも来たね。どうやら時間をそろえてきたらしい』

ラルドさんの言葉


「んじゃ、お互い死にはしないように」


『わかってるよ。徹夜くん』『徹夜はやさしいね~♪』

『・・・気をつける』『徹夜殿も死なないように』

ラルドさん、ハク、ライル、学園長のトールさんの言葉

戦闘の音が通信機からもう聞こえている

俺は通信機をポケットにしまった


目の前の敵の集団はもうこちらに走って迫ってきている


「・・・うわぁ、アリの群れを見てるみたいで気持ち悪い」

そんな言葉を言って戦闘を始める



             ─    ─


「これはある意味いいな」


「ああ、珍しい事に今回はお前と気があうな」


「ああ、確かに珍しい」

ある男子二人が誰もいない廊下を歩いていた

ジークとマーリンだ

微妙に二人の間では目に見えない火花が散っている

今にもケンカをはじめそうだ

その瞬間に目の前の壁が爆発した


「「・・・ッ!?」」


「おォう、男子生徒が二人・・・やっと殺せるぜェ・・・」

目の前には大きなハンマーを担いだ大男がいた


「おれはB部隊のジャルってんだ、仲間とはぐれちまって暇だったんだよォ

相手してくれやァ~!!」


そんな言葉とともに

大きなハンマーが横に振られ全てを薙ぎ払う一撃がはなたれた




               ─    ─


「先生、ある二人がいません」

ある女性の言葉


「はァ!?それは誰ですかッ!?」


「・・・じ、ジーク君とマーリン君です」

先生の迫力にその報告してきた女子はびびりながらも

報告をする


「な・・・ッ!?またあの問題児ですかッ!!

くそっ!!私たちはここから離れる事はできませんし・・・どうすれば」


「じゃあ、私が捜してきます」

横からある女子が入ってきた


「エミリィさんですか、あなたなら実力も問題ないでしょうが・・・

今は冒険者ではなく生徒ですし・・・」


「大丈夫です。今まで魔物を相手に頑張ってきましたので

これぐらいだったら問題ないです」


「・・・そうですか。それではお願いします」

先生は少し考えた後に許可を出した

そしてエミリィは走り出す

すぐに食堂を出て、道を曲がる

そして3分ほど走った所だろうか


「「死ねェェ!!」」

そんな声をあげて二人の男が襲い掛かってきた


「・・・『電糸』」

右手の水晶のついている白いグローブから電気の糸が周りに伸び

それがその二人を拘束した


「少しばかり糸での戦い方を学んでいてね・・・。『糸死斬散ししざんさん』・・・」

その言葉と同時に電気の糸が動き、二人の男達の体を切り刻む

電気の糸が消えて男達が血を噴出しながら倒れる

もう男達は動かない


「そこに隠れてる事はわかってるわ。

この『雷拳』のエミリィに会った事を後悔させてあげる」

その言葉を言うと

隠れていたらしく二十人の人間がゾロゾロとでてきた


「我らはB部隊だ。Aランクの冒険者か・・・冒険者が学園に入学したという噂を聞いたが

まさかAランカーが入学してるとはな。だが、ここでお前には死んでもらう」


「幹部クラスはいない・・・か。

かかってきなよ、私の雷であんたらを体の芯からガタガタ言わせてあげる」

エミリィが挑発をするように

グローブをつけてある手をクイクイと『来やがれ』みたいにうごかす


その言葉でエミリィ一人と二十人の男達が戦い始める



誤字・脱字があればマジで御報告宜しくお願いします

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