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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第一章 魔王編 物語の始まり
62/270

62話 勇者御一行と闇ギルドの面々

前回のあらすじ

美月たちは分離され

いろんな面々と会っていた

とても個性的な幹部達だったと思う

「ブヒヒヒヒ!!」

そんな気色の悪い笑い声が一つ

そして


「「じゃんけんポン!!」」

じゃんけんしている二人

それはグーとチョキ


「・・・」


「では、頑張ってサイスちゃん」


「・・・あとで何かおごってくれる?」


「ん~、銅貨五枚分なら」


「少ない気もするけど頑張るわ・・・」

そんな感じの二人


「ブヒヒッヒヒヒヒヒヒ!!お前が俺の相手か?別に二人一緒でもいいのになぁ・・・ブヒ」


「ブヒっていう語尾がうざいですね」


「正直私達とは関係ないところで死んでて欲しいわ」


二人はそんな事を良いながら各自で動く

サイスは一歩前に出て、マイルは少しばかり距離をとる

巻き込まれないようにだ


「ぶひひひひひ・・・っ!!ぶふふっふふふふふう・・・っ!!ぶきゅきゅきゅ・・・」


「さらに笑い方がきもくなった・・・

早く目の前から消えてもらおう、魔法陣を展開っと」

サイスの後ろには二つの魔法陣が現れる

これはサイスの独自に作り上げた魔法であり

これを展開する事により、攻撃力UPなどいろいろと効率が良くなる、らしい・・・


「ぶひゅうふゆひゅふゆhjひゅっひゅふぃ!!」


「もうよくわからない言葉になってる・・・

・・・『千の刃は命を狩るサウザンド・スレイヤー』」

魔法陣から千という数の刃がデブに向かって飛ぶ


「・・・『|贅肉という名の最強のおにく・ストロング・アーム』」

デブのそんな声

すると千の刃がデブのデブった腹にあたると

跳ね返ってきて、逆にサイスの命を刈り取ろうとする


「・・・ッ!?『竜巻ストーム』!!」

サイスの周りに風が渦巻き向かってくる刃を吹き飛ばす


「ぶひゅひゅひゅひゅ、こんな無駄な贅肉なんて利点がなければ普通ダイエットするブヒ

利点があるから残している、それだけだブヒュヒュ

こちらの攻撃を食らうといい!!」

デブが口から炎を吐いた

それを横に跳ぶようにして避ける


「無詠唱ッ!?・・・いや、魔力が感じられない。口の中に油でも仕込んでるのか・・・ッ!?

・・・『風の刃ウインドスライサー』!!」

サイスが魔法を放つも、デブの魔法も健在

全てはじかれる



「ならッ!!物理攻撃をッ!!」

サイスが凄い速さで近づき手に持った大鎌を振るう

そして大鎌の刃がデブの贅肉にめり込んでいき


跳ね返した


「きゃあッ!!」

跳ね返された勢いで背中から壁にぶつかる


「ぶひゅひゅひゅ!!」

顔を上げると腕を振りかぶってるデブ


「っ!!」

サイスが横に転がると同時に

今までいた所の後ろの壁をデブの拳が砕いた


「おいらの鎧には誰も敵わないさっ!!」

デプンっ・・・デプンっ・・・という音を鳴らし贅肉を揺らしながらゆっくりと

こちらにむけて進んでくる


「・・・」


「ぶひょひょひょひょひょひょひょッ!!」


「あ・・・」

何かに気づいたような声をだすサイス


「ぶひょ?」


「動きの軽い相手は簡単に脱出できる下級の魔法だから普通使わないんだけど

あなたが相手だったらできるかもしれない・・・」


「ぶひょひょ?」


「・・・『底なしの沼』」

サイスが呪文を唱えると同時に

デブの足元に魔法陣が浮かび、その魔法陣がすぐに泥沼と化す


「ぶひゃッ!?」

デブは飲み込まれていく

バタバタと体を動かしているが逃げる事ができない


「大丈夫、勇者様の命でなければ殺したとこだけど

一応殺しはしない」


「サイス、お疲れ様です」


そんな感じで終った

あっけなかった





                ─   ─


「別に言いのよん、二人で私を攻めてくれて・・・あぁ、二人で私を・・・ハァ・・・ハァ・・・」

そんか感じのことを言ってる変態幹部の女性



「俺は絶対にごめんだ」


「私もやです」


「二人で私の言葉を無視して会話・・・放置プレイね・・・、ハァ・・・ハァ・・・」

やっぱりいるのは会話もしてないのに勝手に何かを想像して興奮する変態幹部が一人

そしてそれを見てドン引きしている男女がいる

その男女の内、少女のほうは同性愛者という常識人とはかけ離れてる面があるものの

さすがにこれは無理のようだ


「背筋に寒い者が走ります。本当にこれは無理です」


「俺だっておなじだよッ!!」


「二人は仲がいいのね」


「「よくねぇよ!お前が相手だからこうなってんだッ!!」」

ついハモってしまう二人


「二人仲良く私をいじめてくる・・・たまらない♪ハァ・・・ハァ・・・」


「「もういやだッ!!」」

いつまでたっても変態な彼女に絶句する二人


「・・・あ、アンナトコロニ鞭ガアルワ~」

ラルチのそんな発言

当然の事嘘なのだが・・・

そして他はカタコトなのに「鞭」の部分だけ流暢なのは気にしない


「えっ!?どこっ!?・・・それで私を痛めつけte・・・がふっ!!」

異様に反応する幹部の女性の隙

それを見逃さずにロイズが首筋に手刀を叩き込む


「「・・・なんか疲れた」」

普通に戦うよりも疲れたかもしれない



幹部の女性の強さは不明のまま終った




                ─    ─


「そんなわけで、俺は戦ってるんだが

別に俺はお前を痛めつけたくも殺したいわけでもないし

普段はお前には恨みはないわけで

あまり戦いたくないわけであるが、俺の稼ぐ場所を取られてしまうのは本当に困ってしまうわけであり、そうなってしまうと路頭に迷ってしまうわけだ

だから、できたら俺に殺されて欲しいわけである」


「・・・」


無駄に喋り捲る男性

ずっと、無口な女性

どちらも横に走りながら武器を構え

二人の間では火花が飛び散り、金属のぶつかり合う音が響く


「本当に申し訳ないとはおもってるぞ

一応裏社会で生きてる身だが、自分勝手に人を殺すのはあんまり好きじゃないからな

なんたって俺だからな、

ん?俺だからな、っていう意味はわからないだって?そこは気にすんな、話を戻すぞ

人を殺すのは良くないが、自分が生きるために相手はコロスし

相手は生きるために俺を殺そうとする

それがこの世の中だからな、これがあたりまえというわけだ

そんな事を繰り返してるうちにトップ3に入る闇ギルドの幹部になんてなっちまったが

これはこれで結構苦労の多い人生を送ってきたんだぜ」


「・・・」


「・・・やはり話をする気はないというわけか

だったらしょうがないだろう!俺も本気で行くぞ!!」

その声とともに飛び散る火花とぶつかり合う金属音が激しくなる

幹部の男が武器を振るう速度を上げ

それにあわせてロミルも早くする

そして今までで一番大きな火花と金属音が響き

はじかれるように両者ともに後ろに跳んで数㍍下がる

そして、二人とも同時に着地した瞬間に


「悪いが次で終らせるぞ!!」


「・・・ッ!!」


両者とも相手に目掛けて駆け出し

次の瞬間には交差する

いくつかの火花と金属音が響き

さっきの二人の位置と入れ替わった形になる


「ふ・・・ここまで何人も殺してきたが

殺さないようにして倒されるのははじめてだ・・・」

その男にしては珍しく短い言葉を言い倒れる

ロミルが勝ったのだ

ちなみに


「・・・」

それでもロミルは無言だった




               ─    ─


「まずは手のひらサイズの火の玉のお手玉でございますッ!!」

そんなことを言いながら火の玉をジャグリングする男が一人


「わぁ~(パチパチパチ)」

そして拍手をする美月がいる


「あらあら、摩訶不思議まかふしぎです、いきなり消える、

マジシャン並みのスーパーマジック!!」

そしてその言葉通り玉がいきなり消えたかと思うと


「・・・ッ!?」

美月の周りにその玉が現れる


「そして爆発で一旦終了だ♪

ですが・・・」

次の瞬間爆発が美月を飲み込んだ


「当然これだけでは終りません!

トランプカードのシュリケンに、いきなり現れる剣の雨!

次々現れるとても不思議な現象が、あなたを死に導いてくれます」

男の言葉通りのことがおきていく

それは爆煙で見えない美月のもとへと向かっていく

だが、


次の瞬間に莫大な量の光がその全てをなぎ払う


「とても楽しい時間だったよ・・・でも、徹夜と一緒にいるよりはつまらないかな♪」


「徹夜・・・?」


「知らなくていいよ♪じゃあ、ここらで終わりにしよう」

そういって美月の手からさっきよりも強力な光が放たれ

周りを包み、あまりの光量に前が見えなくなる


光がなくなり

周りが見えるようになると

ボスの男が倒されて気絶していた


「所詮道化師は人を楽しませるだけのもの

人を殺すのには向かないな♪」

そんな言葉で戦闘は終った


誤字・脱字があればマジで御報告宜しくお願いします

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