表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第一章 魔王編 物語の始まり
51/270

51話 三人と一匹の冒険者

前回のあらすじ


偽者と本物


本物はキレて、偽物は泣き喚く

あるところに三人と一匹

全身が黒い格好で黒髪などの真っ黒の少女

14歳の少年と少女

全身が黒い毛で覆われている狼

が、立っていた


「ふふふ、これが」


「これが」「あの」「「・・・あれかッ!!」」


「ガウウッ{これがっ}!!」

(※クオの言葉も{ }に入れてわかるようにしていきます)


「「「冒険者ギルド!!」」」

「ガウウウウウウッッ{冒険者ギルド}!!」


そんな三人の目の前には

徹夜たちがいる『空を飛ぶスカイバード』よりは小さいが

立派なギルドの建物があった

このギルドの名前は『集う野良猫達』という名前で

ギルドはあまり大きくなく、凄い実力の冒険者がいるわけでもない

ただあまりにもお人好しな人たちが集まり、雑用と思われるような依頼を

文句一つ言わずに笑顔で楽しくやっていくギルドである

だから、周りの人からは評判がよく

お年寄りが食べ物を運んでもらったり、荷物を運ぶのを手伝ったりと

冒険者がしなくてもいいような依頼の集まるところだ


「たのも~」


「た」「の」「「も~」」


「ガウブ~{たのも~}」

三人と一匹が中に入って行く

すると


「なんだいお嬢ちゃん達、ギルドになんか用か?」

さっそく人のよさそうなおじさんが話しかけてくる


「ギルドに登録しようと思って」

クロが答える


「そうかい、あそこに行けば登録できるよ。

でも、なんで登録するんだい?」


「チャレンジ精神だよ」


「ちゃれんじ・・・?まぁ、頑張ってくれ」


そして三人と一匹が受付みたいなところに行くと

真ん中がハゲてるおじさんがそこには座っていた


「登録したいんだが・・・」


「登録」「お願い」「「します」」


「ガギュゥ!{登録したいっ}」

その言葉を聞いてハゲおじさん・・・略してハゲさんは

紙を取り出す


「この紙に名前と歳なんかを書いてくれ」


「この髪に書けばいいのですね?」


「・・・「紙」の部分のアクセントが気になったが・・・まぁ、そういうことだよ」

ハゲさんが苦笑いしながら教えてくれる


「ガウブッ?{なんで私の分の紙が無いの?}」

そんな質問をしても

狼の言葉なんてわかるわけが無い、みんなスルー状態である


「グルルッ{ム~っ!!}」

クオは頬を膨らませているみたいだったが誰も気づかない


「ここはこうで、こうすると・・・こうかな?」


「えっと」「こうで」「「こうかなっ?」」


「うん?ちょっとそこは違うな、こう書き直せ」

文字の間違いを優しいことに一つ一つ指摘しては

違う紙に書き、それを写させるハゲさん


「グルルルルッ!!ガルブッ{ムゥ~~~~~ッ!!ねぇ、無視しないでッ!!}」

クオはまだなにか言っているがだれも気にしない

言葉がわからないから気にする事もできない


「はいはい、少し待ってて、クオ」

クロが何を言われたかわからないのにそんなことを言って

あごの下辺りをなでるようにしている


「バフッ!!ガウッ!!クゥゥ~・・・(ちょッ!!待っ・・・!!まふ~・・・)」

脱力して倒れているクオ

クオにとってこういうのは反則である


「これで大丈夫かな?」


「うんうん・・・大丈夫だ、クロちゃん、これでギルドカードをもらえばギルド登録完了だ」

紙を見て名前を呼ぶハゲさん


「・・・」「・・・」「「どうしよう」」

双子の精霊が迷っている


「どうしたの?」

クオがそれにたいして尋ねる


「名前を」「まだ」「「つけてもらってない」」

徹夜はいつも双子と読んでるだけで

名前をつけていない状態である


「う~ん、ハゲさn・・・じゃなくて、受付のおじさん名前って偽名でもいいかな?」


「今「ハゲさん」って言おうとしたよな?・・・はぁ、偽名でもいいよ。

あとで名前の記録を変えることもできる」

これは徹夜も初耳だ、これだと最初に正直に名前を入れたのが

馬鹿馬鹿しく思えるだろう


「ありがとう、ハゲさん」


「完全にハゲさんって言ったな、俺にはハグルゲって名前があるんだ」


「・・・「ハグルゲ」の真ん中の「グル」を取れば、ハゲ。だから、やっぱりハゲさん」


「ちくしょうッ!!」

おじさんが大声で叫んで落ち込んでいるがこちらは気にしない


「どうする・・・?」


「どう」「しよう」「「かな?」」


「ガウッ!!(頑張って)」


少し悩む事20分(少しじゃない気がするが気にしないで)

そこでクロが手をポンと叩き、頭上で電球がつくかと思うような行動を取る


「じゃあ、「フレイム」からとって「フレ」と「イム」なんてどうだ?

ちなみに少年のほうが「フレ」で、少女が「イム」だよ」


「それ」「結構」「「いいね!」」


「よし、決定だね。フレとイムで」


「「いぇ~い」」


「ギュウガァ~{良かったね♪}」


「じゃあ、それでいいんだな」


「「「は~い」」」


「バフッ!!」




                  ─   ─


あるところに黒い服のスラリとした感じの少年がいた

その少年は黒い髪をへそあたりまで伸ばして

後ろに縛っていて、まっくろなコートを着てる

すこし目立ってる感じの少年である

すると、その少年が口を開いて一言だけ言った


「・・・俺の出番は?」


徹夜君には最低でも後一話は出番はありません♪


誤字・脱字があればマジで御報告宜しくお願いします

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ