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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第一章 魔王編 物語の始まり
50/270

50話 偽者と本物

前回のあらすじ

サラスムについたようです


ラルドさんライル、エミリィのご登場♪

「──…というわけでして、とてもなんか・・・凄く寂しそうな感じでしたので、一緒に連れてきました」

今はある人に説明中


「そうですか、そういうわけですか」

目の前にいるのはラルドさん

『ニッコリ笑顔』のラルd・・・違うんだった、『聖剣』のラルド

エクスカリバーを使う女の冒険者である

久しぶりのご登場である

ちなみに、今何を説明していたかというと

ハクのことだ

ルミのことは最初に言っていたので別にいいのだが

そのあと連れて行くことになったハクは説明していていなかったのだ


「まぁ、というわけで宜しくお願いします」


「・・・まぁ、いいでしょ」

よっしゃあッ!!許してもらえたァァ!!

よし、これで俺は折檻を受けなくてすむ…やったぜっ!!

そして、俺はみんなのところに戻ろうと後ろを向くと・・・――


「てっつやぁ~~~ッ!!」


「緊急回避ッ!!!」

ハクが飛びついてこようとした

なので、もう慣れてしまった俺はしゃがんで避ける

そう、俺は避けてしまったのだ

さっき俺は後ろを向いた瞬間だ、そして後ろを向いた真正面ということは

俺の後ろにはラルドさんがいるのだ

ということは…


「ぎゃふッ!!」


「なッ・・・!!」

ハクとラルドさんの悲鳴

そう、ハクは俺が避けたせいでラルドさんにぶつかったのだ


「ひどいッ!!徹夜はなんで避けるのッ!?」


「避けるに決まってんだろッ!!」

ただ、俺はそんな事を言ってる場合ではなかったのだ


「徹夜くん・・・?私に被害が及んだのだが・・・」

はわわわわわッッ!!

に、ニッコリ笑顔の気配がァ・・・ッ!!

ガシィッ…!!と俺の顔がつかまれた


次の瞬間には久しぶりに俺の悲鳴が響いたと言う





             ─   ─

うぅ・・・ひどい目にあった・・・

なんてこった・・・久しぶりに会ってもこれか・・・


「・・・ん~、どのぐらい生きてるの?」

これはライルである

片目が黒で固目が赤の少女。これまたお久しぶりのご登場だ


「700年♪」

ハクが普通にニッコリと答えている


「ねぇねぇ、何竜のお姫様?」

これはこれまたお久しぶりの登場であるエミリィである


「白竜のお姫様だよ」

これはルミが答えている

むぅ~、ちゃんと楽しく話せている感じだ


「・・・なんでそんなに長生き?」


「それが私が『白いm・・・──」

白い魔女と言おうとしていたのだろう

だが、その途中で邪魔が入った


「ゴルァア!!邪魔だ邪魔だ。席がねぇんだよッ!!」

いきなり近くで大声が聞こえた

そちらを見てみると真っ白な服を着て真っ白な帽子をかぶってる

・・・デブの女がいた、それと小さな男達が横にいてそいつらもこっちを睨んでいる

しかもこっちをめちゃくちゃ睨んでる。あ、俺らに言ったのか?

むぅ・・・?


「こっちは話をしてますので、やめてくれません?」

俺が冷静に返答してみる事にした


「うっせぇんだよ、私は『白い魔女』さまだぞ ア゛ァッ!?」

「そうだぞッ!!白い魔女ぞ」「邪魔だ、ゴルァッ!!」

ウザッたい声でわめいているで女と付き添いの男が二人

その声とともに

ハクの方がピクンと揺れた気がした

・・・うわぁ


「ラルドさん、この人って見たことあります?」


「ないな。田舎から来たか、ルーキーてとこだろう」

俺とラルドさんが普通に話している

すると、無視されている。と思ったのか

またデブの女が騒ぎ出す


「このヒョロいクソ野郎がッ!!どけっつってんだよッ!!」

どうやら俺のことを言ってるようだ

確かに筋肉はついてないけどさぁ・・・クソ野郎って・・・

すると視界の端で手が動いた

それは白い服を着た細い腕だった


その動きは

ハクの手の尖ってる氷柱がデブ女の首元を向かって一直線に進んでいく動きだった

そして次の瞬間には、ラルドさんが鞘に入れたままのエクスカリバーで氷柱をとめていた

ラルドさんが止めなかったら完全に刺殺していただろう


「ひぃっ!?」

もう少しで刺殺されそうだったデブ女の間抜けな声が聞こえた

自分の状況に気づいたようだ


「・・・別に私の名前を語ろうがなんだろうが別にいいんだよ」

ハクの声は氷のように冷え切っていた

そして睨みながら…


「だけど、徹夜の悪口は言うのは許さない、殺すよ?」


「ひいぃぃぃッ!?」

女は騒ぎ

ハクがさらに力を込めて押しているが

ラルドさんの手は一ミリも動かない


「ハクさん、さすがにちょっとやりすぎですよ?」

ラルドさんが口を開いた


「ハク、別に俺はそんな事は気にしないんだが・・・」


「…でもッ!!」


「本当に構わないから」

それにあのぐらいならなんとも思えないのだが・・・


「・・・わかった」

その声とともに

ハクの手にあった氷柱はパリィンッ…!!という音をたてて砕けて散っていった

それにしても、これはちょっと・・・


「徹夜くん、なつかれてますね」


「・・・これは凄い」


「氷が突然現れた・・・おもしろいわね」

順番にラルドさん、ライル、エミリィの発言

ラルドさんは苦笑いだが、エミリィは面白そうに笑ってる

ライルは無表情である


「笑い事じゃないですよ・・・」

俺はため息をつきながら答える

本当に笑い事じゃないです


「・・・それにしても『白い魔女』ですか」

ラルドさんがつぶやいた

  



                 ─  ???  ─


あるところにある三人と一匹がいた


「これがッ!!」


「ついに」「これが」「「あの・・・ッ!!」」


「ガウッ」


「「「食べ物ッ!!」」」「ガウガッ!!」

それはクロと剣の精霊の双子とクオだった

ちなみに徹夜にお金を渡されて今までいろいろ行ったりしている

そして今はあるレストラン(当然動物OK)にいた

その目の前にはたくさんの食べ物があり


「こんなに食べられるかな・・?本当に感謝するよ、ご主人・・(ジュルリッ・・・)」

徹夜はそこにいないのに

自然と「ご主人」の言葉が出てくるのは癖だろう


「いた」「だき」「「まぁ~す」」


「クゥン・・・ガゥガァァ!!」


そして食べ初め


三人と一匹で相当の量の料理を食べたらしい


誤字・脱字があればマジで御報告よろしくお願いします

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