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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第一章 魔王編 物語の始まり
48/270

48話 デコピン最強ゥ!ヒャッハァァァ!!

前回のあらすじ


錬金術師の笑い方が・・・

・・・

・・・・・・・

キメェッ!!

「チィッ・・・!!!」

俺はバックステップをしてすばやく後ろに下がる

片手にはミルダさんを抱えてる状態だ


「ちょ・・・ッ!!私、女なのにこんなことして欲しくないんだけどッ!!」


「あんた、絶対にさっきの避けられなかっただろッ!!」

そんな感じの言い合いをしている

その間にも襲ってくる六人、それを片手に持った剣で全てをはじき返している


「ちょっと・・・ッ!!いい加減にこの体勢はいやなんだけどッ!!」


「もぉぉう!!!わがままだなァァ!!」

俺がパンパン…!!と手を叩くと

影から一匹の狼が出てきた

忘れ去られていた孤独の一匹狼、クオだ


「クオ、頼んだ」


「グォン!!」

そう一吠えするとミルダさんを乗せて違う所に走っていく


「一人、追え。生きて逃がすな」

錬金術師がそういうと六人が一斉にジャンプするように動いた

一人って言ってたのに・・・ッ!!!

俺もジャンプするようにして六人を抑えようとする

だけど、ジャンプしているのは五人で俺の下を一人がすごい速さで

通り過ぎていった


「やらかした・・・ッ!!!」

うわぁ・・・まじで不覚なんだけど


「三人残して二人付いて来い」

そう錬金術師が言うと指示通りに動く五人の内二人

そして、こちらに背を向けて逃げようとする


「チィ・・・!!逃がすかッ!!」

俺が追いかけようとするが…ッ!!


「・・・ッ!!!」

残っていた三人が俺の行く手を阻むようにする


「どうしたの!テツヤッ!?」

後ろからルミの声が聞こえた


「ルミはそっちのほうに行ってくれ、ミルダさんが追われてるから」

俺がミルダさんとクオが行った方向を指差すと


「わかった」

ルミがそっちにむかって走っていた

むぅ~、どうしよう・・・

錬金術師は・・・


その間にも残った三人が俺に襲い掛かってくる

あああッ!!もうめんどくせぇ!!


「仮面を壊せば大丈夫かな・・・?」

さて、剣で斬るのは間違って顔まで斬っちゃいそうだ

・・・ん~、どうしようかな

その間にも剣が迫ってきてそれを全てはじき返す

ビンタ・・・?殴る・・・?目潰し・・・?

全てにおいてダメだ・・・

男として最低だろう・・・


「ここは・・・」

次の瞬間には一人の眉間あたりに対して

指を曲げて力をためる


「デコピンだッ!!」

力のたまった指が仮面を砕く

その瞬間に力が抜けるようにして倒れる

首に手を当てて脈をとってみても死んでる様子は無い

よし、これでOKだ

あとの二人にもこれで大丈夫だろう


すると

操られている二人のほうから

なにかカチッという何かのスイッチが切り替わるような音が聞こえた気がした

その瞬間にその二人のスピードが数倍に上昇した


「・・・ッ!!」

力も数倍だったようで、油断していた俺は力で押し負ける

あああッ!!手加減して攻撃してたのが失敗だった・・・ッ!!


「チィッ!!」

次の瞬間には後ろの壁に背中から激突して

後ろの壁が砕けた。そして背中越しに見えるのは

当然違う部屋。ただ少し違うのは


「ふぇッ!?」

奇妙な声をあげている人が一人いた

それは女性で、俺の見た事のある顔…サジさんだった


すると、何を勘違いしたのか二人の内一人がサジさんのほうにも向かう


「ああッ!!もぉおッッ!!」

めんどくせぇッ!!とは口に出さずに

サジさんを抱える。すると次の瞬間には相手二人は攻撃のラッシュ

俺はそれをかわし続ける。その間にも片手では

デコピンを準備する


「だァッ!!」

足元を思い切り蹴り、床を崩す

すると、相手が驚いたようで攻撃の手が緩む


よし、いまだッ!!


一瞬の内に手をすごい速度で動かす

次の瞬間にはデコピンで砕ける二つの仮面


「おし、完了だ」

ふぅ・・・、俺が片手で抱えてるものを見てみることに


「え?えええええええええええええええええッ!?」

サジさんはただいま混乱中

ふぅ、どうしようかな




               ─   ─


「クオちゃん、頑張って!追いつかれそうッ!!」


「ガウッ!」


「え?『今も頑張ってる』って?これ以上頑張って!!」


「ワゥン!!」


「そんなッ!!そんなこと言わずにがんばってよ!!」

一人と一匹は一人の召使さんに追われてる状態だ

ちなみに何故ミルダさんがクオと話せてるかはわかりません

その、奇想天外な事をしてるミルダさんは自覚がありません


「ちょッ!!マジで来てるッ!!マジで来てるわッ!!」


「・・・クゥン」


「そんな弱気な事は言わないでェェ――――――ッ!!!」

そんな話をしてる間にも敵の刃は迫り

あと少しで斬られるッ!!というところで


「なんでミルダさんは狼と話せてるの?」

その声が聞こえ

バギィン…!!という何かが砕ける音が響く

そちらをみてみるとルミがいて

ルミがおもいっきり殴りました、という格好をしていて

今まで追ってきた人は仮面が砕け吹っ飛んで倒れている


「・・・わかんない」「・・・クゥン」

ルミの質問にミルダさんとクオはただ一言いうだけだった



             ─ д ─


「フヒ、フヒヒッヒヒヒヒヒヒヒ。とりあえず逃げて、

また実験のしやすい所を見つけるとしよう。フヒヒ・・・」

錬金術師がそんなことを言っている

当然脇にはあやつられている人が二人


「そんなに希望の持てる未来なんてなさそうだけどね~」


「誰だッ!?」

男が声のほうを見てみると

白い服を着た少女がいた


「みたところその仮面で操ってる感じか、ん~、

発想は面白いけど三流品だね~」


「なんだとォッ!!」

その声を言いながら手で『殺せ』の合図をすると

二体が凄い速度で動き出し、ハクを襲う


「ん~、やっぱりね、肉体強化も自動的にしているわけか」

ハクはそれを避けながら、しゃべる


「だけど、強化だけをしちゃだめなんだよね~、普通の魔法は

肉体強化と体が壊れないために補助もつけてあるんだよ

でも、補助が全然ついてない。これじゃ数分で壊れちゃうよ

操られてる人の体が」

ハクの両腕の服の袖から透明な鎖が出始める

それは辺り一面に広がっていく

それは複雑に絡まっていく


「三流の錬金術師は結局三流だね♪」

その声とともにハクが透明な鎖をおもいきり引いた

すると、鎖が操られていいる二人の体を拘束して

一つの鎖が仮面を砕いた


「な・・・ッ!?」


「ん~、この人はどうすればいいんだろ?殺す?」


「ま、まてッ!!?」

泣きそうな顔の錬金術師

ハクの手にはいつの間にか透明な鎌が握られている

さっきの鎖も今の鎌も氷で作ったものだ

そして、いざ殺そうかな。というところで


「む?あれ、ハクがいつの間にか片付けてる・・・」

徹夜の声が聞こえた


「あ、徹夜。殺しておk?」


「さすがにそれはダメだろう・・・

ここの領主に言って預けるのが妥当だな」


錬金術師はただ泣いてるだけだったらしい


誤字・脱字があればマジで御報告宜しくお願いします

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