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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第一章 魔王編 物語の始まり
46/270

46話 それは俺への挑発か…?(キリッ

前回のあらすじ

なんか

三流錬金術師の事を調べる事になり

俺が女装して調べる事になった

ちくしょうっ!!

もうッ!!いやだァッ!!

うぅ~、もういやです

何でこんなことしなきゃならんとですか?

と、とりあえず聞き込みですね

同じ召使の数人に聞いてみることが良いかと思います


「すみません」


「え、何か御用ですか・・・(・・・うわぁ、綺麗な人)」


「錬金術師様について聞きたいのですが・・・」


こんな感じに何人も話しかけていく

なぜか最初のときにめちゃくちゃうっとりしてる感じの目を

向けられてるのは何故だろうか・・・?

とりあえずわかった事をまとめよう

ミルダさんからも聞いた事と一緒で時々夜になぜか青い光が

ドアの隙間から一瞬だけ漏れるときがあるらしい

なにか、魔法具を試してるだけかもしれないけれど、見てみる価値はあるだろう


ちなみに領主様は今まで魔法具なんて興味がなかったらしく

一回も見た事が無かったらしい

だから、錬金術師の作った魔法具を見たときに

あっさりと興味が引かれたみたいだ

むぅ~、あんな三流品、店で売ってるのよりもへぼいぞ・・・

まぁ、もしかしたらある一つの方向にだけ才能がある人なのかもしれない

それを考えれば三流品がたくさんなのもわかる気がするが・・・

はたしてどうなのだろうか・・・・




「フ、フフン♪フ、フフン♪フンフンフゥ~ン♪」

隣で鼻歌を歌いながら歩いてるのはサジさん


「なんでそこまで上機嫌なんですか?」


「本当は買い物は一人で行くものなんですけど、

買い物の場所とかを教えるためとは言え

違う人と買い物をするなんて初めてですから~♪」

今はサジさんが言ったとおり買い物中だ。

両手には持てる分だけ持ち(俺はまだまだ余裕だが、面倒なので持てないフリをしてみた)

持てない分は馬車で届けさせるようにする

そして、今は帰りで、二人で横に並んで歩いてる形になる


「これは仕事ですよ?」


「でも女の子同士で買い物とか楽しくありませんか?」

俺・・・男ですから・・・・


「そ、そうですね・・・」

本当に申し訳ない・・・


「テーヤさんはなんでこの職に就いたんですか?」


「仕事だからですよ」


「いや、仕事に就くことは当たり前ですよ、その理由ですよ、理由」

だから仕事だって

あ、軽く本音を言っていた。一応隠しとかないとダメなんだった

でもサジさんは気がついてないな・・・


「家にお金が無いので、親を少しでも楽にしてあげようと・・・」

うん、ありありな展開な感じでとても怪しいぞ

俺の脳ミソはもっとうまく嘘をつけないのだろうか・・・?


「そ、そうなんですか・・・大変ですね、テーヤさん。頑張ってください」

・・・オゥ・・・・見事に騙されてますな・・・


「あ、ありがとうございます」

少し笑顔が引きずってるけどとりあえずニッコリしておこう

と、その時


「おぉう、姉ちゃんかわいいね、どこかいかない」

モブキャラ①が現れた!


「そっちの綺麗なお姉さんも、一緒に遊びに行こうよ」

モブキャラ②も現れた!


・・・そうか、綺麗か・・・

俺への挑発とうけとりました

ウフフフ、ウフフフフフフフフフフ、ウフフ…


「テーヤさん、逃げましょう・・・ふぇッ!?」

どうやら俺の暗く冷たく笑ってる様子を見て

とても驚いてるらしい

俺は、その笑みを瞬時にチェンジ!暖かく・・・そして冷たく笑うことにした!

(矛盾してるのは置いといてくれッ!!)


「お兄さん達・・・知ってますか?」


「え?なになに?」


「なにを知ってるんだ?」

それぞれニヤニヤ笑いながら返してくれるモブキャラコンビ

モブキャラコンビというのも面倒なのでモビにしよう


「美しいもの程、トゲがあるって・・・ねッ!!」

次の瞬間には上に跳んで、モビの後ろに回る


「は・・・?」「え・・・?」

モビは反応できずにポカンとしている

俺は二人のそれぞれの腕をつかみ

うまく捻りあげる


「「いででででででッ!!」」

さらには足を払って倒す

二人は腹ばいに倒れてる状態で

二人の片手は俺がしっかりとつかんでいるので上に引っ張られる状態になり、

俺は一人に一つの足ずつで上から踏みつけて押さえる


「別に折れるわけじゃないので、心配はしないでくださいね♪」

俺がニッコリと笑うと同時に、手に力を入れて腕を捻る

すると、男達の腕がボギィッ…!!という生々しい音が響いた


「ぐぁぁぁあああああああああああああああああああああッ!!!」

「腕がァッ!!腕がァァァァァッ!!!」

めちゃくちゃ大きな声で騒いでる男達


「別に折れてないから大丈夫ですって♪」

周りを見てると周りの人たちがこちらを見ていた

俺がやったことに唖然としている皆さん・・・むぅぅ・・・

・・・やりすぎたかも・・・まぁ、いいか♪


「ほら行きますよ、サジさん」

俺がやったことをボーと見ていたサジを

とりあえず引っ張るようにして連れて行く


「さ、さっきの二人、本当に手の骨は折れてないんですか?」

心配そうに聞いてくるサジ


「折れてないですよ。最悪でもひびが入る程度ですかね・・・?」


「で、でも、あの音は・・・」


「うまくやれば、あんな音ぐらい出ますよ」

正直な所、あんな生々しい音がなるとは思わなかった

・・・まぁ、別にいいでしょ(笑)


「あんな事、どうやって覚えたんですか?」


「私の家にはよく変な人たちが入ってきたもので・・・」

とりあえず、また嘘をつくことに

あ、だけど、ある意味本当かもしれないな

変な人達が俺の家に来てたし(主に美月のファンクラブ一同)


「そ、そうなんですか・・・」

一応これは本当になるので

罪悪感はありませんよ


「とりあえず早く戻りましょう」

そういって仕事場に早歩きで向かう


ところで

・・・

・・・・・・あのモブキャラ二人の腕は本当に折れてなかったのだろうか?

ちょっと心配だ・・・折るつもりは無いって言っておいて折れてたら・・・

・・・罪悪感がほんのすこしだけできてしまう

まぁ、本当に少しだけどね(笑)


誤字・脱字があればマジで御報告宜しくお願いします

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