42話 別れは短く、追加の仲間は突然に
前回のあらすじ
俺は
ロムとラウのやりとりを見ていた
<◎> - <◎>
ジ―――――――――――――――――――――――――――
別に変態ではない、気になっただけだっ!気になっただけなんだッ!!
ふぅ、あの日から二日目
俺達は、国を出ることに決定した
サラスムのラルドさん達と合流しなくてはいけない
「というわけで、明日には出させていただきます」
「えっ!?」
「そうですか。わざわざ私達のケンカに巻き込んでスミマセンでしたね」
「・・・まァろぉ~」
・・・
ルミ、イリル、イルリヤの順の言葉なのだが
イルリヤの言葉はなんなんだ・・・?
ちょっとおかしいぞ?
「まだ治療中なので不安定なのです」
俺の表情から読み取ったのか答えてくれた
・・・なんか大変だね~
「いっちゃうの?」
「うん、一応チームの人たちを待たせてるからね~」
─ ─
まぁ、そんな感じだ
とりあえず世話になった人達に挨拶する事にした
「そうか、行ってしまうのかい、徹夜くん」
俺が来たところはロムの料理店だ
あまり知り合いはいないしね~
俺そういうの苦手だからさぁ~
「えぇ、まぁ」
「悪いね、なんかお金くれてその分のお返しもできず」
「いえいえ、アレは俺の気まぐれですから」
そんな感じの会話をする俺
なんとなくロムのほうを見てみる事に
「ねぇ、もう一度会える?」
「うん、・・・たぶん」
おお、なんか青春ですなぁ~
(^д^`*)ホカホカ
むぅ~、なんか良いねぇ~
そういうの
俺とは違い青春ですね~
─ ─
「行ってしまうのですか、元気でいてくださいね」
マイアさんが言ってくれる
「頑張ってください、よし、私が徹夜くんに納豆ドリアn―」
「うっせぇ、黙れ」
ロイルさんが
いつまでも納豆ドリアンの話を
続けようとするのを遮る
いい加減にしつこいんだよこんちくしょ~
「いや、だから私が納豆ドリアンを・・・」
・・・カッチ~ン
「あは・・・、あははは、ははははははははは・・・・」
次の瞬間に
ロイルさんの悲鳴が城中に聞こえた事は秘密だ
「私もいくぅぅ!!!」
ルミがそんな事を言った
俺にとっては「何言ってんの?」て感じだ
だって、一応お姫様ですよ~
そうそう、簡単に出せるわけないじゃないですか
「いやいや、そんなん無理だから、お姫様を簡単に城から出すのなんて
ありえないじゃ・・・─」
なんか面倒な事になりそうだから
できるだけ良い理由をつけて断りましょ~♪
「ん~、別にいいじゃないですか?」
え?いまなんて・・・?
イリルさん今なんていいました・・・?
「国の外を見せるって言うのもいいと思うんですよ
外を見せる事で学び、最終的には白竜達をまとめる存在にならなくてはいけないのですから
何事も学ばせるのが一番なんですよ
まだルミは相手の実力、生き物の本性などを見抜く力はついていませんからね
それを学ぶのには丁度いいということです」
そんな感じでニッコリしてるんだよ
まてよ・・・!
待ってくれよ・・・!
お前、いつも俺の心を読むようなことをしていたくせに
なんでこんなときばかり面倒を増やすんだよ!
「ということで決まり♪」
ルミがめちゃくちゃ嬉しそうに笑っていて
俺は苦笑しかできなかった
これから、どうなるんだろうか
今までは書かなかったがルミはすごい大食いだった
軽く、俺とラウとマイアさんとロイルのクソ納豆野郎が食べた量よりも
多く、軽く二倍の量を食べていた
うう、これ本当にやばくね?
「えええええ・・・」
そんな感じで決まってしまい
俺とラウ、そして一人加わってルミということで
国を出た
・・・
なんでこうなったの・・・?
誤字・脱字があればマジで御報告宜しくお願いします