40話 平和と将棋と人生ゲーム
前回のあらすじ
予想外!
シリアスはギャグに!
上位の生命体の竜王女の弟は
あまりにもあっけなく負けた
それでいいのか、焼き芋(作者)!
・・・
・・・・・・
全身が痛い
それが俺の感想だ、おわり
これだけじゃさすがに終われないと思う
ということでまずはなんかラスボス級だったやつがギャグで排除されてしまった
次の日を書こうじゃないか
「よし!人生ゲームをやろう!」
まずこの一言で始まった
別にこれは俺が言ったわけではない
昨日まではぐったりしていたはずのルミがガッツポーズをしながら
声を出している
ちなみにまだ説教はしていない
全身が痛すぎて俺は昨日からベットで痛みにより眠る事もできずに
もがき苦しんでいる途中だ、治療魔法をしようかな、とおもったが
動くと激痛がくるので諦めた
「・・・なんでお前はそんなに元気なんだよ?」
「イリル様に治療魔法をかけてもらったから」
「・・・イリルさん?」
「今ですと、報酬一つ分を使いますが結構ですか?」
なんなんですか、この営業スマイルは・・・
「あと5秒後には報酬三つ分に変わってしまいますが、どうしますか・・・?」
ああ、こいつ・・・
これを見越していやがったか
「・・・お願いします」
「まいど♪」
ちくしょうっ!!
「じゃあ、はじめまぁ~・・・はい、完了」
はえぇっ!!!
これはちょっとひどすぎる・・・
報酬一つとこの簡単に終る速さの作業
とても損したとしか思えないのだが
「ということで、人生ゲームはじめまぁ~す」
ルミが人生ゲームをひろげはじめる
「その前に~」
俺がさえぎる
「??」
「説教タァ~イム・・・」
「え?ちょっと待って・・・?私をどこに引きずっていくの?
なんで答えてくんないの?ひぃッ!顔が怖い!
助けてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
これから3時間みっちりと説教した
ちなみに最後には会話が大分それていて目玉焼きには醤油かソースかで討論になった
ちなみにさらなる蛇足だが、醤油もソースも初代勇者のときに発明されていた
─ ─
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!くらえええええええ!!!」
おれは思いっきり力を込めながら
手を振り下ろす
すると、カチンッ・・・という軽い音が響く
それにたいして
「残念♪」
可愛らしい顔でラウがもう手を動かし
またカチンッと音が響く
そして
「全駒だとォォォォォォ!?!?」
俺は絶望のふちに叩き落された
この言葉でわかるかもしれないが将棋だ
「・・・約束どうり、飴玉をあげよう」
「いちご♪」
「何でお前はそんなに強いんだ?」
そんな疑問を口にしながらも
撫でてみる
「~♪」
うあぁ・・・飴玉なめてるし、喜んでるし
めっちゃかわえぇぇ・・・癒されるぅ~
「直感に従って駒を動かしてる」
ラウがそんなことを言ってきた
「・・・」
ちなみに俺の顔は 0д0川 というものになった
ちょ、直感て・・・
ちょっとひどすぎないですか?
俺ね一応これでも
先の先の先まで読んで動いてるんだよ
将棋は昔から大好きだしね
先の先の先を読んでるのに
いつのまにか誘導されていって最後には滅せられる
俺の気分は誰かわかりますか?
フフ・・・
わかりませんよね、自分はいつもそんな感じです
美月にも負け続けてましたしね
それにファンクラブ一同とも将棋で戦った気がする
あ、『戦った』ですよ。将棋の駒って40個あってですね結構多いんですよ
いくつかの小隊を潰してやりました。みんな倒れてるんだけど
おでこに駒が一つずつ刺さってるって言うシュールな場面でしてね
とてもおもしろ・・・いや、なんでもない
とりあえず、それはおいて行こう
これ以上考えたらどんどんとドつぼにはまっていく気がする
「よし!とりあえず人生ゲーム」
ルミがまた声を張り上げている
ちなみにここには俺、ラウ、ルミ、ロイルさん、マイアさん
ここにいないイリルは・・・えっと名前はたしか
イルリアという男の子(悪竜のことだよ~)を
礼儀から基本の学のことなどを教えるために違う部屋にいるらしい
イリルさんも見た目は幼女なのにね~(笑)
『今失礼な事考えませんでしたかアァァァァァ!!!???』
お、おおぅ・・・城がかすかに振動するほどの大声だ
しかも遠いのに心を読むとか
まぁ、そんな感じで進み
「やったぁ~!!やっとBランクだ!」
ルミがこんな事をいいながらはしゃいでいる
これは当然なことだろう、こいつは今までお金を稼げるような職についていなかったのだから・・・
「それで安心しちゃダメだぞ、ルミ・・・」
ニヤッと笑いながらそんな事を言ってみる
「・・・あわわわわ」
ガタガタ(((0д0)))ブルブル と震えているルミ
今までふざけて意地悪しすぎたかな?
まぁ、いいか(笑)
「さて、俺はっと・・・ッ!!!」
こ、これは・・・ッ!!!
俺が止まったマスは
ラウと同じだ
同じマスに止まると最初に止まってた人が決闘するかどうかを決められる
「ん~・・・」
ラウが迷ってる声を出している
ちなみにこの時点で俺は ガタガタ(((0д0)))ブルブル こんな感じだ
「しない♪」
「ラウ!!お前はいい子だな~ッ!!!」
いつもよりいっそう強く撫でてしまう俺
今の俺はSランクになれるかどうかのところで止まっていて
もし、決闘をされたらラウには負けていただろう
だから相当嬉しかった
「~♪」
ラウも嬉しそうだ
撫でられるのがそんなに好きなのだろうか?
ちなみに、俺は精神を治療魔法のように癒してくれるラウに集中している
他のところでは
「よし、私もあの展開に持ち込まなきゃ!」
「ルミ様、あなたは徹夜くんの後ろでしかも離れすぎてます。無理でしょう」
「・・・」
俺が気づいてそちらを見てみると
何故かルミはシュン…として落ち込んでいるようだった
誤字・脱字があればマジで御報告宜しくお願いします