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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第一章 魔王編 物語の始まり
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38話 炎と氷と封印

前回のあらすじ

ジールク・ライと

戦闘中

魔法が飛び、拳を放ち、

そんな戦闘が続く


「「ラアアァァッ!!!」」

また拳がぶつかり吹っ飛ばされる


「『魔炎球』!!!」

紫色の火の球がこちらにむかってくる

魔法の名前が違うけど

ファイアーボールと同じようなものだった


「『衝撃インパクト』!!!」

それに俺が放つ衝撃がぶち当たり

火を四方にぶちまける


「・・・やっぱり素手のほうがやりやすいな」

剣を使うよりも素手のほうが数段器用な戦い方ができる

俺は元の世界では素手で喧嘩してたもんだから

(主にファンクラブ一同)

素手が一番なのだ


「『火のファイアーボール』×5」

火の球を五つ造り俺の周りで円を描くように飛んでいる


「火の魔法で俺に勝てると思うなよ」

その言葉をあらわすかのように

両手にまとっている紫色の炎の勢いが強くなる


「燃えろッ!!」

その言葉を言うと同時に5個の火の球が飛んでいく


「うらああぁぁぁ!!!」

手の炎で俺が放った火の球を砕きながら急接近する

そして俺に向けて拳を放つ

それを横に避けて

顔の横面に肘を食らわす


「ぐぅあ!!」

ジールクは横に行く勢いを利用して

こちらに蹴りをかましてくる

完全に反応できずに横腹にくらう


「・・・ッ!!!」

いてぇ・・・ッ!!!


とりあえず両者とも距離をとるために下がる


「ここまで苦戦するとは思わなかった・・・」

おもわずつぶやいてしまう俺

ほとんど予想外だ


「簡単に負けるようなら『魔界六柱』には入れねぇよ

トップが簡単に死んだとか笑い話にもならねぇ。そんな事になったら

死んでも許される事じゃねぇよ」


「いろいろと大変な事で・・・」


「まぁ、俺は死なないから別にいいけどな」

ああ~

痛いし、疲れるし、めんどくさいし

早くこいつを殺して

終わりにしたいもんだ


「お前、闇が使えるんだってな。リーシが言ってたぞ」


「ッ!?」


「本気出してくれて結構だぜ。はっきりいって俺相手に出し惜しみすると

次で死ぬぞ」

ああ、わかったよ

やってやりますよ!


「・・・『闇』よ」

足元から闇が広がる

そしていくつもの手数となって襲い掛かる


「うぉ!!本気で使ってきやがった!!」

お前が言ったんだろッ!!

ジールクは後ろに飛びながら手を数回振る

そのたびにいくつもの爆発がおきて

闇を砕いていく

だが、それだけじゃ止まらない


そしてジールクの胴体を切断した


「だが、甘い」

後ろからジールクの声が聞こえた

切断したと思ったのにッ!!

確認しないで横に飛ぶ


「逃げても焼く」

その声とともに炎がこちらに迫ってくる


「チィッ・・・!」

闇を使って防御する

その間にまだ後ろに下がり距離をとる

さっき切断されたジールクのほうを確認してみると

姿がぼやけて消えていく

奴は炎を使うから


「蜃気楼かッ!!一部分だけ温度を上げることによって光を屈折させて蜃気楼を作ったのか」

めんどくさい技を使いやがってッ!!!

またこの技をやられたらめんどくさいな

対抗策を実行しよう


「・・・今のも防御するか。お前のは魔族の闇以上に厄介なものだな」

・・・相手が何を言ってるかはもう聞きません

さっきの蜃気楼への対策も

もう完璧だ

とりあえずは


「これで終らすッ!!!」

一気にダッシュして近づく


「フン・・・。次は避けられるかな」

そして急接近して

顔を狙ってパンチを繰り出す

蜃気楼だったようで何の手ごたえもなく貫く

そしていきなり後ろにいきなり姿が見えた

それに反応して後ろを振り返る


これは、違うッ!!

その振り返ったときの勢いを利用して

なにもない俺の上に思いっきり蹴りをぶちかますと

感触があった


「なぁ・・・ッ!!!」

ジールクの姿がそこにあらわれる

俺の蹴りはおもいっきり顔にぶち当たっている

そしてジールクは吹っ飛ばされる


「お前は光を屈折していても、そこには実際には存在しないということだ

だったら目ではなく触った感触で調べればいい

前にリーシとかいうやつの闇の中で戦ったときと同じだ

闇を見えない程度に小さくしたものをを広範囲にまくことで探し出しただけだ」

俺がなんとなく説明したけど

どうやらもう聞いてないようだ

気絶しているとおもう


「ふぅ、ルミを回収して上に戻るか」

俺がルミのほうに行こうとすると


「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」

いきなり笑い声が聞こえ

そちらを見てみるとジールクが起き上がっている


「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

大声を出しながらこっちに構える両手


「『全てを焼く炎オールフレイム』!!!」

その言葉と同時に魔法が放たれる

サッカーボール台の大きさの炎の球だが

その魔力を見る限り相当やばいものだ


「いなバウアーーー!!!」

それは俺の頭を狙ったものだったので

うしろに体を極限までそらして避ける

ふっ・・・!俺高得点もらえんじゃね?

そして俺のところを通過して封印の氷にぶつかって

火の球は砕けて消えた


「フッ・・・ひっかかったなアホめ・・・。」

ニヤリと笑うとジールクは力なく倒れる

気絶はしてないようでまだケラケラと笑っている


「あ゛ぁ!!どういう意味だ、ゴルァ!!!」

おれがジールクの所に行こうとすると


「どんな状況だこれは?我は何故こんなところにいる・・・?」

そんな声が聞こえた

そちらを見てみると男の子がいた

イリルさん程度の歳ぐらいの男の子だ


(どうなってるんだ・・・ッ!?)

疑問に思ってるのは別に男の子がいるからではない

間違ってここにきたとか簡単に説明できるだろう

ただ

なんでそこにあったはずの封印が消えていて

竜がいたところには竜はいなくて男の子がいるんだ

という疑問だ


「お初にお目にかかります。悪竜殿」

ジールクが倒れながら大きな声をはりあげている

悪竜・・・?

俺がこの会話に追いつけていけない間に進む


「おぬしは誰だ?」


「『魔界六柱』がNo,5であります」


「No,5・・・サイト・リズメリルアという女性ではなかったか?」


「それはもう何百年も前の話であります。世代交代はもう何回もしております」


「そうか、封印されていた、ということか」


「そうです、あと魔王様が魔界に招待なさりたい、との話であります」


「・・・ふん、わかった後で行こう。その前にやることがある」

そういって男の子がニヤリとすると


「この国を滅ぼそうと思う」

あ?今何言って・・・


「この二人は魔族の仲間ではないのだな・・・?」


「敵であります」


「では、どちらを先に殺そうか」

そんな声が聞こえて

なにかを考えるよりも先に俺は動き

高速で剣を鞘から抜き、切りかかる


「こやつから先か」

そんな声が聞こえると同時に

体にものすごい衝撃が来て吹っ飛ばされた

壁にぶつかり、意識が遠くなる


「ふむ、次はそこの白竜の女か」

そして悪竜がルミに向けて手をかざす


「・・・む?これはこれは姉上様お久しぶりでございますな」

後ろを振り向いた先には

イリルがいた


「やはり時がたっても、私の弟は愚かな存在ですか」


誤字・脱字があればマジで御報告宜しくお願いします

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