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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第一章 魔王編 物語の始まり
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26話 とりあえず、お目覚め

前回のあらすじ

少女を助けて

ドラゲイルに入ろうとすると

なぜか兵士に武器を向けられた

俺は衛兵に囲まれていた

完全に彼らの勘違いだろう。

だって・・・俺はこの子を助けただけなのだから

だから口で説得しようと思う

さっきの五人みたいに血が出るような事は避けようと思うからだ


「あの、これはですね。昨日―」


「いいからその方をおろせぇぇ!!」


「いや、だからあのこ―」


「黙ってその方をおろせェェ!!」


「いや、ちょ―」


「聞こえんのか、貴様ァァ!!」


「・・・・(イライラ)」

もういやだ・・・

同じ事繰り返すたびに邪魔されるのって嫌だね

何に警戒してるのかわかんないけどとりあえずこちらに攻撃してこないから

やり返す必要ないだろう

ちなみにラウはあたふたしながら俺の横にいる


ああ、ちょっと脅かしてみようと思い

自分の魔力を2割程度放出してみる事にしてみました

そのときは相手の言うとおりにこの背の上にいる子をおろせばいいだけなのかもしれないのだが、俺はそのときその選択を思いつかなかった


その結果が俺の周りでは

俺を中心とした周りに突風のようなものが吹き上げ


「ぎゃあッ!?」「おぅあッ!!?」

などという声をあげながら兵士が転んでいる

そのときちょっとした変化があった

べつに兵士になにかがあったというわけではない

ただ、俺の魔力が予定よりもすごい勢いで減っていった

あまりにも一瞬で減るもんだから


「はふぅ・・・」

脱力してズルズルーーッ!という音を立てながら

地面に寝ている感じになる俺


「「「?」」」

周りの人たちが疑問顔でこっちを見ている

すると俺の背中に激痛が走った

刃物などで刺したというわけではなく

なにかに思いっきり踏まれている感じの痛みだ


「・・・ふぅ、ごちそうさま。そしておはよう」

俺の背中の上からそんな声が聞こえた

ちょっと変な体勢になりつつも上のほうを見上げると

今まで寝たっきり動かなかった少女が俺の背中に立っている


「「「ルミ様!」」」

兵士達はひざ間づくなりそんな名前を大声で叫んでる

それに対してルミと呼ばれた少女は


「あ~、よいよい。ただ馬車と大量の食べ物を用意してくれ

この者は私が空腹で倒れている間に助けてくれた者だ。

私を誘拐したものではないから気にしなくてよい」

そういうと兵士達はテキパキと動き始める

すると少女はしゃがみこんで俺をツンツンと指でつついている


「いや~、助かったよ。エネルギーがなくて動けなかったのだ

人というのは微々たる物だが常に魔力を放出してるものでな、それを吸収して

動けるようになるまで待っていたのだが、一気に開放してくれてとても助かったよ」

そんな事をいっていた

あああ~、それより気になる事が二つあるんです

言いたい事と質問したい事があるから

最初にまず一つ。質問するほうを聞いてみよう


「・・・どなたですか?」


「ん、ああ、堅苦しい言い方はキライなので簡単に言うが

白竜のお姫様といったところだよ」

ああ、そうなんですか

・・・なんか爆弾発言なきもするけど

それよりももう一つの言いたいことを言わせてくれ


「背中が痛いんだよ・・・・、とりあえず早くどけ」


どんな人(竜だけど)にも態度の変わらない俺である




            ─  ─

まぁ、そういうわけだ

今は馬車の中で移動している

馬車は特別な人用にということでとても大きい

馬車の中にいる(またはある)のは俺、ラウ、そしてお姫様ルミ

そしてレーベルの上に並べられた大量の料理だ

それはルミが空腹だからという事で用意されていた


「いやぁ・・・。木の上でお昼寝をしていたらいきなり誘拐されてビックリしたよ~」

まず最初の言葉がそうだった

お姫様がお昼寝って・・・・

そのあと魔法でエネルギーをとられちゃって空腹状態でつかまっていたらしい

あの拘束具とかにあった魔法陣などはエネルギーをすいとるものだったらしい

そしていろいろ聞いたが完全に誘拐される前にやってた事はアホだった

めんどくさいから省こう


「お姫様といっても、うちの国は白竜の長が一番偉いとかそういうわけじゃなくてね

一つの国に竜だ七つの種族がいるんだな~。その光をつかさどる白竜のお姫様ってだけで

まだまだこういうのはいっぱいいるよ。火、水、風、土、雷、光、闇という種族でね

一番えらいのは竜王女さまなんだよ~、彼女は時空と創造をつかさどる竜でね

もう何百、何千というときを生きているのさ~」

ふむ、そうなんだ

時空と創造を司る竜て相当すごいんだろうなあ


「いまの竜はほとんどが竜人という混血なのです。だけど竜王女様は混血じゃないね」

昔から生きてるんだからね~

詳しく闇というのに聞いてみた

するとその属性を完全に使えるわけではなく

他の奴よりは使えるだけらしい


ちなみにルミは話している間も料理にがっついている

言葉で表すなら

がぶがぶガブガブガブガブムシャムシャムシャムシャゴフッゴクゴクガムガムムシャムシャガムガブゥゥゥゥゥ!!!

って感じになっている

馬車は時どき振動しながらも進んでいく

そしてまだ説明してもらっていく

その説明に入っていたのは

この国にいるのは人間と友好的にいこうという竜ばかり

人間なんて嫌い!ていう竜は自分で出て行ったりもする

その竜は竜と人間との契約から外れるので人間に殺されても文句は言えない

契約違反を起こさない限り人間は殺してはいけない

というものがある

そういう竜は人間のギルドでもよく依頼され討伐されるときもある

まぁ、相手は竜だからそううまくはいかないが


国の説明に戻ろう

国の王都は三段層となっていて一段層では獣人などの住む地域

二段層では竜・・・竜人(と言い換えよう)の住む地域

ここ当りのある地域では白竜などの領域があり

そこでは白竜の長などがそこにいたりする

そして三段層は竜王女が住む城。

獣人と竜人が出入りし、そこでいろんな(獣または竜)人が働く場所


いまはその三段層に行こうとしているということだ

なんかルミが誘拐されて大変だったらしい


はぁ・・・なんか疲れたよぉ~・・・


『つきましたよ。ルミ様。』

馬車の業者からのその声が聞こえた


「うむ」

ルミがそういうと最後に残っていたのパンを一つ手に取り馬車から降りた


・・・もう食べ終えそうになっているのに気づかなかった


「早く来るのだ。(ムシャムシャ)王女さまに謁見できるのだぞ~。

彼女も堅苦しいのは嫌いだからため口になるかも知れんぞ~」

そんなこと言っているルミに続いて歩いていく

そして五分ほど歩き


「ここが『竜王の間』だよ」

そして5㍍ほどあろう扉の前に着いた

その扉などは宝石などいろいろなもので装飾してあり

とても綺麗な扉だ

ルミがコンコンとノックする


『どなた?』


「ルミです」

う~ん、こういうのって堅苦しい挨拶とかしてるイメージがあるんだけどな~

なんか堅苦しくない感じですなぁ~

・・・・なぜ?


俺が行くところ全てが堅苦しくないというのはとても俺にとってやり易くていいんだが

なぜなんだろうか・・・?

とても疑問だ

まぁ、考えても仕方がないだろうが・・・

まぁ、とりあえずそんなことはほっておきますかぁ


『どうぞ~』

・・・え、えええ?

軽すぎません?


扉がギィィィー・・・という音を立てながら開き

その中に入っていく

すると

また豪華の飾りがいっぱいの

中には何人かの大人たちが両脇にいて

その真ん中にはまた豪華の椅子がある

王座というものだろう

その椅子にはある人物が座っていた

人間の姿だが、それは魔法を使って姿が変わっているだけだろう

あの座に座っているのはあくまで純粋な竜なのだから

ただ、その人間の姿がちょっとおかしかった

いや、人間の形はおかしくないんだけどもね

何歳も生きてるはずだよね?


だって――


「いらっしゃい、人間と犬の獣人のお嬢さん、ルミを助けてくれてありがとう」

ニッコリと笑顔の彼女の容姿は

ルミよりも幼いような少女の姿だったからだ


・・・なぜですか!?

地震でずっと停電が続いていたので、やっと見たときにお気に入り数が200は増えていてとてもビックリしました。とてもニヤニヤさせていただきました。ありがとうございます。

久しぶりに投稿出来て、とても嬉しいです


誤字・脱字などあればご報告宜しくお願いします

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