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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第一章 魔王編 物語の始まり
24/270

24話 水風船の成れの果て

前回のあらすじ

ラルドさんとも別れることとなり竜の国『ドラゲイル』に行く事となった。

なにかあるらしいね。

本当にめんどくさそうで、なによりです。

あれから二日たったりしている

俺達は道の端をを歩いている

最初の一日は馬車に乗り途中の町で宿をとったのだが

二日めのきょうは馬車がなかったので歩きだ

まぁ、当然ラウには長い間歩かせる何てことはしない

俺とクオ(黒い狼のことだ)で交代でおんぶしている

まぁ、狼は背に乗せているというべきだろうが

まぁ、とりあえずこんな感じだ

俺は無駄に体力が有り余っているからな

大丈夫です、問題ないです


「大丈夫?」

ラウが心配して聞いてくれた

うわぁぁ・・・

ちゃんと心配してくれるなんて・・・ッ!

なんていい子なんだ!!(泣)


「大丈夫だよ。無駄な体力が唯一の自慢だから」

俺がニッコリ笑ってそうこたえると

ラウも笑ってくれた

癒やされるわぁ~・・・・

う~ん、なんだろう。

幼いからこそのこの純粋さには

どんなものも勝てないきがする

そんな感じを思わせてくれるこの子はとてもすごいと思う

今までラルドさんのニッコリ笑顔ばっかり連続で見ていたのだからしょうがないだろうが

なんかとても嬉しい


まぁ、そんなことを思うのは

ここらでやめておこうと思う


なんかさ

目の前に一杯いるわけだよ

なんか豚の普通なのよりでかくてぼこぼこにふくらんだような体に鋭い牙を持っている豚

トカゲのようだけどでかくて人間ぐらいあるやつ

そんなのがあわせて15匹以上

そして最後に一匹だけいるのがオーガというやつ

大型の人間のようなものだ。手にはでかい斧みたいなのを持っているが

オーガが持つとあまりでかくみえない

こいつは特別らしく知性を持っているらしいのだが

どうやらそういつがこの魔物たちを誘導してきたらしく

魔物の群れから少しはなれてニヤニヤしている

そしてその目線の先には横に倒れた馬車と

その周りにいるのは


『うおぉぉぉぉぉぉ!!』

『このッ!!このッ!!クズどもがッ!!』

『コココココロコロコロコロコロコロコロス(殺す)ーーーーーーーー!!!』

と叫びながら

剣で切り刻んだり魔法を飛ばしたりしている人たちが5名ほどいる

とても大変そうだ


「むあ~、めんどくせぇ~・・・」

一体俺はどうすればいいんだろうか

面倒な事に巻き込まれるのはごめんだ

だけど、人として助けないのはまずかろう

どうすんのよ!!どうすんのよ俺!?


…なんにしてもめんどくさいのはかわらないのであるが

まぁあそこで戦ってる五名もなかなか強いといっていい

あの量だからしょうがないものの一人も死なずに戦っているのだから

それに結構戦ってるみたいだ

オーガが見るの飽きて砂いじりしてる

・…オーガ、ガキみたいだね

まぁ、そんなことはおいておこう

俺の行動が大切だ

俺が魔物を倒したとして俺の今までのストレスが発散するかどうかが大切だ


どうしよぉ~

まじでどうしよぉ~

よし!!決めた!!


「ラウ、ここで待ってて。危ないから、俺がいいよっていうまで来ないでね」

そういうとこちらをじ~っとみたあと

うん といいながらこくりとうなずいてくれた

あぁ・・・

癒されるゥーーーーー!!

だめだ、トリップすんな俺

軽く変態みたいだぞ


まぁ、そういうことで


「ストレス発散だアァアァァァァァァァァァ!!」

そんなことを大声で叫びながら思いっきり走る

結構な速度だから相手は気づく前に近づけた

俺の狙いはオーガでぇ~す


「ッ!?なんどぁ、おべぇぇ!!」

オーガの声だ

たぶん なんだ、おめぇ!!といいたかったんだろうが

知能の低さからかちゃんとしゃべれていない

オーガは何も考えずにこちらに拳を放ってきた

結構な太さだが大きさだけだったあのSランクの土人形よりは小さい

その拳を簡単にうけとめる


「なn」

オーガが何か言おうとしていたが気にしない

その手を握ったまま思いっきり振り回す

そして勢いがついたところで

魔物の群れに投げ飛ばす、うぉ~!

ボウリングみたいになったぞ!

まぁ、オーガが乗っかったものはまるで水風船を踏んだときみたいに

はじけたけど、うう~、きめぇ~・・・


そしてオーガが倒れてるところで近づいて

顔の上に足を乗せた


「ぐォらァ!!おべぇ!!なんどぁ~!!」

気にする必要はないな


「さいなら」

一言そういうと俺はおもいっきり足に力をこめ

踏み潰した

オーガの顔は水風船の成れの果ての仲間入りです

ああ、おもわずやってしまったけど・・・


「靴が汚くなった・・・」

アハハハハ!こんなときまで靴の心配!!

俺って外道だぁぁぁ

あはははは!!

でも、これがおれだからしょうがないだろう

と自分を無理やり納得させようじゃないか


「キャッハァァ―――!!」

なにもかも忘れてとりあえず魔物の群れに突撃

二本の剣を振り回しながら高速で通過していく俺に

どんな魔物も反応できずに切り刻まれていく



               ─ 5分後 ─

「いやぁ、助かりましたよ」

そんなことを五人のうち一人が言ってきた

にっこりとわらって話しかけてきてくれる

体中を血にぬれている俺を見てすこし苦笑いしているが

俺は気にしない

気にしても意味がない事は絶対に気にしないのだッ!!


「人として当然の事やっただけですから」

・・・まぁ、やったことはいいとして

どうしようラウ待たせてんだけど

この姿をあまり見せたくないんだけど

だって血に濡れて軽く悪魔みたいだよッ!!


軽く闇の中から取り出したタオルで血を拭きながら見てみる

戦っていた五人は疲れているようで

座っている

その五人はみんなこっちをみている

ん~、なんか違和感がるんだよなぁ

なんというか

わからないんだけど

目がちょっと裏な感じの目で見てるというか


ん?この座り方の配置は・・・・

あ、俺がさっき思ったことは簡単ですよ

俺が馬車に近づかないように配置されてるように見えるんですよ

いやいや、俺の勘違いかもしれませんし

ん~、怪しいなぁ~…

一回気になったものはどんな事があっても見ようとする

これが若者のさがでございますよね

みなさん。・・・おれ、誰に話しかけているんだ?

まぁ、俺の変態まがりなことはほっとくとして

やっぱり気になるんだよね

行動に移る事にしました~


「ねぇ、その馬車には何か入ってるの?見せてね~」


「え?ちょ、待っ―」

相手が何か言う前に頭上を思い切り跳んで

馬車の上に着地

ドアを開けてみると


眠っている少女がいた

普通の少女ではなく

金髪という綺麗な色

ただ俺が気になったのは手首と額

手首にはなにやら怪しい陣のかいてあるゴツイ手錠

そして額にはこれまたあやしく黄緑に光る魔法陣がかいてあった

俺がもらった知識で捜してみると力を抑えるものだということがわかる


「これはどういうことだ・・・?」

おれが振り返って五人のほうを見てみると

こちらを向き

武器をもち立っている五人がいた

その目は裏の・・・人殺しに慣れた目をしていた


ハッハッハ・・・

これは

これは本当になんかねぇぇ…

いやぁ~、やっぱりなんかね

疲れるんだよね


でもどうやら人として当然な事をやんなきゃいけないかもしれない

ああ~

なんだろう

もうさ~

これは本当に―


「それを見たんだ、死んでもらうぞ」 男が冷たい声で言ってきた


これは本当に―

「めんどくせぇよ・・・」


誤字・脱字があればご報告宜しくお願いします

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