99話 サブタイトル思い付かん
来週の土曜まで休むつもりです。もしかしたら我慢できないかもしれませんが、書き溜めのほうが進んでないので、そちらに集中するつもりです
「これです、これ。
この資料を一週間の間、ずっと探していたんですが全然見つからなかったんです……でも、なんで黒いのが持ってるですか?」
「お前、話し方が柔らかくなったなー。その資料は俺の派遣先の敵さんの所で見つけた」
『魔界六柱』No.1『漆黒』のリーシ・トルゥマア。
「チッ…お姉さまじゃないのか」
「お前はあいかわらずだな、こんちくしょう」
『魔界六柱』No.3『魔雷』のミルリア。
「……おう?」
「はじめまして。えっと…トールゥ・マイラスさんでしたっけ? 『魔界六柱』No.4で『風刃』でしたね。今まで色々とありましたが顔をあわせるのは初めてですね。
よろしくです」
『魔界六柱』No.4『風刃』のトールゥ・マイラス。
そんなこんなであってしまったこのメンバー。
説明しよう!(少しの間メタ発言です、ごめんなさい)
何故か敵のくせに、ある一人を除いての五人の集まりが作者に気に入られ本編ではない番外編などで無駄に数多く出番が与えられているグループ『魔界六柱(-1)』である。
強さ的には竜にチート姉弟を除いた中ではトップクラスで、竜のチート姉弟が関わったりしなければこの五人だけでも大体の危機は乗り越えられてしまう。
この五人の強さの順番はNo.?の所でわかるが、4番と5番はほぼ同じ程度の実力で『6<5=4<3<2<1』という感じだ。
(以上でメタ終わりです。説明して無いけど考えてた設定が多すぎる現状です)
「この口調は母様にリミに影響したらだめだから直せといわれただけですが、何か?」
「上手くやってるようで何よりです」
俺があの女の子を押し付けた感じですしね。
後ろでは美月が何が何だか分からない奈菜に色々と説明しており、未だに人を(魔族だけど)踏み潰した事に罪悪感を感じているのをどうにか消そうとしている。
人を(魔族だけどねっ)潰したぐらいで罪悪感を感じていたんじゃあ、この世界じゃあやってらんねぇのよ。
まぁ、さすがにいきなり知らない人を(だから魔族ですってば!)潰すのは少し罪悪感わくわな、俺でもたぶんわくもん…いや、嘘じゃなくてね。
「それで、あなた達は…新たに知らない方が一人加わってますが……あなた達は自分の世界に帰ったはずですが、なんで居るんですか?」
「…いやいや、帰ったからと言ってそうそう暇になるわけじゃなかったんですよ」
「本当に退屈しない人生を送ってますね」
「そう言いなさんな…自分でも嫌になるからさ、マジで」
自分でも嫌になるほど暇が無いんだよ。
しかもこの頃は本当に嫌になるほど色々なことが起こっていて、明るい気分で居られないような雰囲気なんだよね。裏切りやら俺が捕まったりで。
「…そういえば、あなたの中に居る方に貰ったこの刀使わせていただいてます。本当に役立ってるのでありがとうと言っといてくれます?」
「俺がわざわざ言わなくても、常に聞いてるから俺が言う必要はないわなi」
「何それ!!」
おれの言葉の最中になんか異様なほどの声がわりこむと、そこに1つの影が突っ込んで行き。
リーシが持っている刀をひったくるようにして取り、刃などを眺め始める。
…1つの影と言ったが奈菜なのだが。
「うおぉぉ…! なにこのめっちゃいい業物! なんか凄い能力みたいなものもついているし相当じゃないですかーッ!!」
要するにこういう武器がすきなんですね。
「……黒いの周りには結構、こういうのが集まりますね」
「言うな。こいつのこんな場面は始めてみた…俺ですら理解不能だ」
奈菜が武器マニアだってこと初めて知った。
というか、あれじゃね。奈菜がいた世界で防御に特化したある剣をもらっていたが(出番無いけど)あれ貰ったときに内心めっちゃ興奮してたんじゃね?
俺の想像なので、どうなのかはわからないけどね…たぶん違う事を願いたい。
「これ誰が作ったのッ!?」
「一応、俺(の中の人)だけど…」
ま、俺が作れる訳じゃないけど俺が作ったようなものですよ。
作れる訳じゃないから俺が誇れることじゃないんだけどね。
「作り方教えてほしいなぁ~」
そんなことを言っている菜奈は無視しよう。
俺の中の人は何故かドヤ顔をしてらっしゃるが無視した方がいいだろう。
その方が楽。
「…とりあえず真面目な話に戻りますが、何故あなた達は再びこの世界に?」
「ほら、前にも堕勇とか言うの来てたじゃない? 今回も同じのが来てるから私たちも来たわけ」
菜奈から解放された美月がリーシの質問に答えた。
ま、そゆこと。
「俺達はその堕勇がなんでまたこの世界に来たのかはわからないんだが、リーシ達でなにか思い当たることとかないのか?」
「……タイミングが良すぎるとは思ってましたかが、わざとタイミングを合わせてきたわけですね」
「ん?」
俺の質問になにかを考えているような表情で答えるリーシ。
「この頃、魔剣が暴走して暴れることが多いんです。
今回、あなたたちが踏み潰したジールクも含め『魔界六柱』全員で取りかかっていた件なのですが、その時にちょうどあなたたちが現れました。
あなたたちにとっての敵とは堕勇でしょう…ということはこの書類の内容も見たということです」
「でも、それさ…暗号使ってたんじゃなかったんけ?」
「誰が考えたかわかりませんが、その暗号を解くにはあるキーワードが必要なのですが、あるページに『ヒントはケーキに必要な味!』と書いてあるんです…誰でも『甘み』とわかりますよね」
絶対リヤナさんだ。
ケーキのネタを書いたのは絶対にリヤナさんだ。
「それで、敵さんが狙ってるものは?」
「魔剣でしょう。
しかも、いくつも存在する魔剣の元となる一番強力なもの…」
「それは、どこにあるん?」
「さぁ?」
「はあ? なんで肝心なところがわからねえんだよ…」
「この書類にも場所は書いてありませんから…ただ、場所を知ってる人は知ってます」
俺をイラつかせたいのか、チッチッチッと言わんばかりに指を交互に振っている。
なに? 殴られたいの?
「誰だよ?」
「黒いのも知ってる人ですよ?」
だから、指を降るなアホ。
「現在SSランク冒険者、『聖剣』のラルド。
彼女は…」
─ ─
そこはどこかは特に決めていない場所がよくわからない森の中。
そこには二人の女性と対峙する形で数人の人間が立っていた。
「…あなた達は誰ですか?」
「別にお主には関係ないじゃ、気にしなくともよいじゃろ」
相手に問いを向けたのはラルド。
それに答えたのはいろんな人に恨まれている老人…つまりグレモアだ。
ラルドの後ろには黒髪に真っ白の肌で片方が黒、片方が赤の眼の少女…つまりライルが居たが、二人とも服は所々が汚れ、ラルドの頬は浅く切れ血が流れている。
他にも細かい傷がいくつも存在している。
その目の前では老人の前にたっている刀を構えた少女とチェーンソーを持っているメイド。
その後ろでは参加するつもりのない美咲と楓がいる。
「…では質問を変えますが、私たちに何の用ですか?」
「私たち、というよりも用があるのはお主だけじゃな」
「…で、その用とは?」
「ワシはお主しか知らない魔剣の隠し場所が知りたいんじゃよ」
「……何のことですか?」
「知らないフリをしなくてもよいぞ? あの書類には多くのことが書いてあったのでな…昔この世界に存在して今は消えて無くなった国。
大国『ヒィロ』の王族の末裔よ…」
忘れてるでしょうが大国は一章のリシの日記で出てます(名前は出てませんが)
番外編アイディア募集中です。いっておきますがアイディアがないという訳じゃないですよ?
最後だからですよ?
誤字・脱字があればご報告ください。