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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第一章 魔王編 物語の始まり
23/270

23話 一旦別れることになった

前回のあらすじ

ライルは魔族の男を倒し、俺は魔族の女と戦った。

ラルドさんが闇を切り裂き、魔族の女は逃走した。


大会の乱入者事件は終った。

魔族の乱入者が大会にきてから二日後

ちなみにこれは俺がこの異世界に着てから20日目だったりもする

結構いろいろあった気もするのだがまだ3週間も過ぎていない事実に俺はビックリだ

まぁ、そんなことはどうでもいいとして

大会がどうなったかを説明しようじゃないか

大会では続きをやる時間も費用ももうなかったらしい

外の屋台とかにお金をほとんどつぎ込んだらしい

まぁ、どっちも優勝にするか!という超テキトウな結果にしようとしたところで

ギルド『折ることのできない剣』のチームリーダーが


「あの闇の中ではなにもできずにただラルドの力を待っていただけだ

この場合優勝するべきはそちらのチームだろう」

という言葉をもとにこちらが優勝する事に

ちなみに、この俺らじゃないほうのチームは闇がなくなると同時に

魔族を一瞬で殺すという神業的ものをやってくれたもんです


まぁ、という事で優勝

賞金をもらったりしました、おれは4分の一をもらいました

その3分の2はラウにあげました。お城から盗んできたお金・・・

使ってなくてね・・・

まぁ、今回の大会ではいろいろと収穫もあった

一つ目は俺の力試し

二つ目は黒い狼さん、ラウがクオと名づけました

黒い指輪の精霊のクロと少しかぶってる気がする

三つ目は魔界六柱という存在で~す

どうやらそいつらは名前どおり6人いるらしく

魔界でも武に長けたトップたちの六人だそうで

時空、創造、光をのぞく残りの6つの属性に一人ずつらしい

あの女は闇が特化していたらしく、その六人の中でもトップだ

まぁ、俺の魔法の攻撃あたらなかったしね~

フェイントを入れれば大丈夫かな~・・・?


まぁ、いろいろと考えさせられるものばかりなんだが

俺の悩みは今は一つである

あの闇に飲み込まれたときの記憶はなんだったんだろうか

そんな考えがよぎる

ラルドさんとかに山本やまもと李氏りしという名前を聞いてみると

二代目勇者だという事もわかった、何百年も前の人物だぞ・・・

ラルドさんによると詳細はわからないが二代目は一代目とかとは違い

いろいろと規格外なところが多かったらしい。そしたら俺もそうじゃないか・・・?

ちなみにいまの美月は四代目らしい

まぁ、こんな事があったが、今俺は考えない事にしている


あと、もう一つあった

ライルのことだ。俺の予想していたとおりあれは火の精霊がとりついたものだった

何故目に憑いたのか。それは

まず、ライルの目は相性が良かったらしい

あとは取り付いたときの状況だ。ライルは火事に巻き込まれたときからあの目になったといっていた。それは火の精霊がまちがって燃やしてしまったものなのだろう

精霊というのはどんなところにもいるものだ。人間が使えるのは物についたものだけ

憑かなければなんの力も持たないものだ

だから、一人火に囲まれ最悪の場合死んでしまうかもしれないときに

精霊が憑いて火傷も負わないようにしたんだろう

あのときの精霊は物につこうとしたときの力の余波が建物を火事にしたのだろう

だから『償い』といっていたのだろうと、俺は思う


まぁライルはいま目の赤色も操れるようで両方とも黒にしたりできるらしい

(力を使うときは赤になるが)

でもなぜか片目だけを赤にしていた。ちょっと疑問に思って聞いてみると


「…こっちのほうが慣れているから」

だそうだ

そのあと感想をきかれた。別にいつもどおりだから変わらないんだけど

一応「いつもどおり綺麗な目だよ」と答えておいた

なんか顔を赤くしてたけど俺は気にしない

絶対気にしない、気にしてたまるかァー!!


とりあえず落ち着こう


まぁ、とりあえずそんな感じだ

大会終了の次の日にはいろいろと苦労した

美月が毎度のようにすごい勢いで走ってきたもんだ

それを撒くべくある大きなテントのような建物にはいったわけだが


「占いをするかい…?」

へんなおばさんがいたもんでね


「俺は占いを信じない主義でね」

俺がテキトウに断っても

そのおばさんは目をカッっと見開き


「あんた悩み事あるだろう。…何か見たときのない記憶とかあるんじゃないか?」

うぉ~

すげぇ~・・・と驚きの顔していると

フェッフェッフェと俺の顔をみて笑うおばさん


「まぁ、これ以上はわからんのだがね」

意味ないじゃん・・・ッ!!


「まぁ、がんばんな。すぐわかるときがくるさ」


「それは占いで・・・?」


「勘」

だめじゃんッ!!

まぁ、とりあえずタダというのはちょっとだめだとおもうので

銅貨を二枚ほど投げ渡しといた

俺って親切♪(自分で言うなって話だよね)

まぁ、とりあえずは場所を移動するわけだ


そして次はカイラとあったもんだな


「いや~、散歩してたら偶然会っちゃったね~。」

嘘だろ

・・・

散歩ってッ!!お前重要人物だろ!!

しかも後ろでジョイツさんたち騎士数名が隠れてるしッ!!

ちなみに、カイラはその事に気づいていない

ジョイツさんたちのほうから声が聞こえた


『うぅ・・・カイラ様がお人を好きになられるとは・・・ッ!!』


『やめろ!ズイ、泣くな!俺も泣けて・・・・うわぁぁぁん!!』


『ガイト!お前も泣くな!カイラさまも大人へと近づいているんだ!

…俺に小さいころおんぶしてくれと頼んできたカイラさまはもう・・・

・・・うぅぅぅぅぅぅ・・・』


『やめろってお前ら!一番古株なのはジョイツ隊長なんだぞ!俺らよりも

ジョイツ隊長のほうが・・・ッ!!お前らジョイツ隊長は泣いていないんだぞ!

あの立ち姿をみてみろッ!!』


『・・・(泣)』←ジョイツさん


『『『たいちょオォォォォォ!!』』』


・・・こんな感じの声だ

なんか知らないけど大変だね・・・

がんばれ!誰のせいでないてるのか知らんけどッ!!


「ん~、まぁそれはおいといて本題だよ。本題」

カイラがそんな事をいうと雰囲気がガラりとかわった・・・気がした


「竜の国『ドラゲイル』に行って欲しいな」

・・・唐突だな


「なぜ?」

とりあえず聞いておこう


「この1~2週間かの間に絶対何かが起きる。それも悪い事」


「それは予知か?」


「うん。」

こくりとカイラがうなずく


「俺じゃなきゃだめなのか?美月だっているだろう」

俺が当然誰でもこの状態なら思うことを質問してみた


「ダメダメ。美月さんは大精霊と呼ばれる精霊の上位の存在たちの何人かに

認めてもらわないとダメだから、あっちもあっちでやる事があるんだよ~」

カイラが指をバッテンにしながらこんなことをいってきた

ええ~、俺がやらないとだめですかぁ~


「どんなことがおきるかわかんないけど

それは絶対に美月さんの障害になるのは確かだね。

それに、予知では詳しくなかったからどんな悩みかわかんないけど

徹夜の悩みのヒントも手に入るよ」

悩み・・・

ああ~、とりあえずいっときますかな

俺に覚えのない記憶なんて困った悩みだ


「じゃあ、よろしくね~。あ、これ大切にするから~」

右手ではこちらに手を振り

左手ではネックレスを少し持ち上げていた

そして走っていってしまった


「じゃな~」

テキトウに手を振って俺は後ろに振り返ってからまた歩き出し始めてみたり

そして背後から


『ジョイツたちには見つからないように帰らないと』


『『『カイラさまァァァァァ!!』』』


『んみゃアッ!!?何故ここに!?』


そんな声が聞こえてきた

多分もうジョイツさんたちに抱えられて神殿に帰るために走っている事は

間違いなしだろう


そしてラルドさんたちのいる宿に戻ってみた

ラルドさんたちは荷物を整えていた


「あれ?どこか行くんだっけ?」


「忘れたのかい?サラスムに戻ってギルドマスターに報告だ」

別にいいじゃないかそんなこと~

新聞でもくわしく報告してあったぞぉ~

まぁ、そんな事はいわずに俺は俺の報告をしよ~


「ああ、俺違うとこに用事できたから、一旦別れるわ~」


「「「えぇッ!!?」」」

三人がビックリ仰天していた

そしてラウは声に出していないけど目を丸くしていた


「それにあの新聞の事もあるしサラスムには帰れないでしょ~」

まぁ、たしかに。と納得している三人


「まぁ、報告重要でしょ?

俺一人で大丈夫だからみんなはサラスムに行ってくれればいいよ。」

金もまだまだあるしな~


「いや、でも~」

ラルドさんがちょっと考えている

ここがチャンス!押し切れ!


「1~2週間でサラスムに行くからさ~、まぁ、戻れそうになかったら連絡するし

別にチームから抜けるわけじゃないから大丈夫

それにサラスムに行ってもまだあの新聞のがあって入れなかったらしょうがないからさ~

中の様子を教えて欲しいな~」

その言葉に

う~ん。と考えているラルドさん

そして次には顔を上げて口を開いた


「まぁ、それならいいでしょ」

そしてなぜかニッコリではなくニヤリと笑うラルドさん


「まぁ、私達に秘密を教えてる時点で、もう簡単には離れなれないでしょうけど」

・・・うわぁ

後悔した

俺の考えにいまさら後悔した

勇気なんか出すんじゃなかった!!!


「ま、死なないように頑張れ」

ラルドさんが

そういうと拳を前に軽く突き出してきたので

軽く俺もそこに拳を当てる

トン、という軽い音が聞こえた


「じゃあ、また今度」エミリィ

「・・・またね」ライル


「ああ、また今度」

そうしたら

誰かが俺のコートの袖をちょいちょい引っ張ってきた

む?

そちらをみるとラウがいた

ん~・・・。


「一緒に行く?」


「うん!」

ニッコリして即答だった

なんかさ、ラルドさんとは違う笑みだからさ

癒されるよ


「まぁ、ラウはギルドに入ってるわけでもないからな」

ラルドさんがそういっていた

ふむ、俺とラウとその他精霊で竜の国ですか

そういえば竜の国は獣人と竜によってできている国だったな~

ということはラウみたいな獣人が結構いるんだろうな~


まぁ、そういうわけで

少しの間ラルドさんたちを別れて行動するのが決まったわけだった


ホントいろいろあって疲れるよ

めんどくせぇ・・・・

小説のほうでは色々と決まりの展開を入れて行こうと思いってます。

とりあえず頑張ります。


誤字・脱字があればご報告宜しくお願いします

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