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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第三章 セカンドワールド 堕勇と勇者の戦争
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91話 徹夜くん不良になる、の巻き

サブタイトルでなんで銀髪なのかわかりましたね。

夏休み終わりまで数日…あと一話あげるかあげないかです。

他のヤツに集中するのもいいと思って居ます。

そういえば久々の連日投稿ですね…続けるつもりは余りありませんが。

前回の最後から数日さかのぼろう。

ちなみに炎が死んでから2日後でありんす。



「一気に二人も消えたんですか…相当痛手ですね」


「そうだな…うるさいのが二人も居なくなって相当静かになったわ」

今はテレビゲームと四人対戦しながら、そんな会話をしている。

え? 四人は誰かって? そりゃやっぱりいつも通りの俺、美月、栞、真くんの四人ですよ。

そういえば栞に真くんが唯時とあってたという事を聞き、一応真くんを眠らせて魔法で体に異常がないかどうかを調べたらしいが特に何も無かったらしく。

真くんを害するものは何にも無かったらしい。

あの男のやりたいことは、さっぱりわからん。


「私達に炎くんの分の労働が振り分けられる形になっちゃったから、さっそく私は北のほうにある森のSランクの魔物を倒してきてくれ、って言われちゃったから二日後に出かけることになると思う」


「…大変ですね」


「俺も二日後に遠出する形になりそうだわな…まぁ、ちょっとした旅行だよ、旅行」

俺が操るキャラが、それこそ前フィールドに2~3つほど少しでもずれれば当たってしまう安全圏以外は全て殺すというチート必殺技を放つ。

これは出せれば勝利決定だが、出す条件が他のキャラよりも相当キツイ物になっており、これを完璧に扱い必殺技を出せるのは、それこそゲームで金を稼げるような、そんな仕事で大丈夫か?と効きたくなるようなプロである。

世の中にはカードゲームの大会などでお金を稼ぐ人も居るので、可笑しくは無いんじゃないだろうか。

いつも思うがゲームをやる職業よりゲームを造る職業のほうが面白そうだよな。


このゲーム、オンラインもできそこで人を倒すとポイントがもらえるのだ…それは現実世界のお金にも帰られるらしい。

だが、倒して貰えるポイントは最高でも10…ゲームの中のポイントの何百分の一がお金になるというわけだが、一円を得るにしても相当辛そうだ。

ちなみに俺は10円で飽きてやめた。

いつも思うが生まれつきのチート補正は、こういうのに役立つよな。

あえて言ってしまえば俺たちなんて異世界で軽く倒せる魔物でお金を稼いでいれば、楽に人生を最後まで満喫できるんですぜ? 

俺達の場合、こっちの世界よりあっちの世界の方が生きていく方が難易度は相当下ですから。

こっちの世界では勉強、受験、就職とかいろいろと難易度高いですよ、絶対。

まぁ、普通の人にとってはどっちもキツイだろうが…。


話がそれた。

俺が必殺技を出した所で話がそれたから、必殺技を出した結果を教えればいいんだな。

真くん以外避けられました、終わり。

真くんはもう少しで必殺技を出せる、というところまで来ておったので悲痛の叫びを上げていたが無視させていただきましょう。

本来、俺のは出せるかどうかも分からない条件だが、楚歌のヤツも出すのはそれなりに難しい。

そのくせに真くんを除いた俺たち三人おもいっきり乱発してるので、珍しさを感じないのだが…。


「そういえば唯時が真くんに会った事もあるし、やっぱり念のためにこの家に結界を張ったから…」


「ほぉ…俺達は問題なくは入れてるが、弾くのに何か条件があるのか?」


「邪念があること」

俺弾かれるやん。


「…邪念かどうかは知らないけど敵意やら殺意やらの、そういう類の思いを持ちながら家に入ろうとしいてる者を弾く感じ。

だから、テツ兄がそれこそ誰かをからかって怒らせながら家に入らせようとしたら、向かいの家の壁に思いっきり頭から激突するハメになる」

なにそれ面白そう。

瑞穂とか簡単に吹き飛ばせそうなんですけど…うん、できそう。その後に思いっきり蹴られて俺まで壁に激突するハメになるところまで容易く想像できる。


「…泥棒とかもはじけるから一石二鳥」


「それはいいな」

栞の魔法を全部扱えるって言うのは本当に便利だよな。


そんな中画面の中では俺がただひたすら真くんの操っているキャラをフルボッコにしており、美月は栞と戦っていた。

別にチーム対戦といわけではないが、フィールドが変化し自然と1対1という状況になってしまったので真くんをフルボッコにしている。

相当速いラッシュにより、真くんは動かす事ができず涙目でこっちを見ているが絶対に手は緩める気はない。ゲームで負けるのはあまり好きではないのだ。



「ハハ……ハハハハハハハハハハハハハハハハッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」

もう一回言うが、ゲームで負けるのはあまり好きではないのだ。


「テツ兄…少し静かに」


「すみません…」

栞さんに注意されちゃいました。

まぁ、確かにうるさいしね…気をつけようと思います。





 ─ 何か微妙な所で飛んだ気がする… ─


次の日です。


「それで、結局どこに行けばいいんですか?」


「…『ジパング』という国だ」

俺は珍しくカントクと1対1で話しており、他のメンバーはやらなきゃいけないことが沢山あり、色々と忙しく走り回っていた。

美月も一人…まぁ、騎士たちなどが道案内としてついているので実際には一人ではないが、とりあえず美月は一人で遠くの森へと行っている。


「なんでですか?」

理由を所望する!


「結構前から堕勇と『ジパング』の接触があったことは『ジパング』に潜入させていた者の報告によりわかっていたのだがある時…内戦が起こってから連絡が途絶えたんだ。

内戦が起こったときにはすぐさまこちらに連絡をよこし、次の連絡の時に内戦の結果が分かるはずだったんだが、その連絡は来る事は無く。

死んだことは明白だろう」

そういえば、色々な国にスパイとかを潜入させているらしいですね。


「はぁ…そうですか」

この頃、なにやら複雑な面倒事が多いですね。


「それからは警戒も厳重になり、潜入させる事がなかなか困難になったのだ。

中から様子を見るのが不可能になったので、詳細は不可能だが外から様子を見ることにおさめていたのだが、ジパングの王都に向けて堕勇と堕勇たちの部下になってる集団が動く事がわかった」


「ほぉ」

いつも思うけど俺の返事というか相槌ってテキトォだよね。


「なので、堕勇達が『ジパング』の王都に入る前に潜入し、何が起こったのかなどを調べてきて欲しいのだ。

能力上夜の行動などは、君にとっては得意だろ?」

まぁ、能力は闇だし昔から使ってるコートを使えば闇に紛れて気づかれないという蛇足設定が残っているわけだしな。


「わかりました…それで、期間はいつまでですか?」


「あと三日程度だと予測されているな。

ジパングの国境までは速さだけを特化させた特別な飛行船を使えば、一日も経たずに到着することは可能だ」


「飛行船とかが落とされたりしませんよね? もしカプコン製だったら…」

カプコン製の場合、安心と安全のうんたら…ではなく絶望と危険のかんたらになるだろう。


「奈菜君が面白半分に作ったものだから安心してくれ」

面白半分って言うところがとても気になりました。


「一応、『ジパング』の者にばれても困るから今回は勇者や堕勇の特徴である黒髪や黒目で簡単に変えやすい黒髪の色を変えてもらう」


「へぇ…どんな色に変えれば?」


「それは髪を染色する魔法具をつくった奈菜が適当な色を選んでいたから問題はない」

俺にスプレーのようなものを渡してきたカントク。


「これを12時間おきに髪に振りかけてくれ。

反対にお湯をかけてから冷たい水をかけると黒髪に戻るようになってるから髪の色を変える必要なくなったら戻せばいい」

多分、雨で黒髪に戻っても困るしお湯で頭を洗うときに黒髪に戻っても困るし、という理由でたぶんならないであろう組み合わせで黒髪に戻るようにしたんだな。


「で、何色なんですか?」


「……いや、正直日本人というのはあまり他の髪の色なんて好まないだろう。

今時は赤やら緑やらのさまざまな染色があるが、君の歳ならあまりそんな事は気にせず黒髪のほうがいいと思っているだろうし…」


「だから、何色なんですか?」


「銀髪だ」


「……………うへぇ…」

なにそのアニメでしか見ないような色合いは!

いや、異世界だと結構普通な色だけどもさぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

『ジパング』・・・泰斗くんの久々登場してから一回も出ていなかった国です。




誤字・脱字があれば御報告宜しくお願いします。

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