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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第一章 魔王編 物語の始まり
22/270

22話 決着

前回のあらすじ

闇の中での戦い

そのなかでライルの眼が変わった

闇の中。その中で戦闘が起きている


俺は思いついた手を試すべく、目を閉じ集中している

正直真っ暗の中で集中するのは大変な事だ

俺の場合にはちょっとしたトラウマがあった

俺が小学一年生のころだった

肝試しということでお墓にきていたわけだが

なぜか俺だけおいて行かれてしまった事

そして捜してくれていたお坊さんを見て幽霊だと勘違いして騒いでしまった事がある

お坊さんはそうとう歳をとっていてヨボヨボだった

あの人もふざけていたのだろう。顔の下から照らすように懐中電灯を持ち

言った一言・・・


『わるいこはいね~かぁぁぁ・・・』

なんか違う気がした。普通は『うらめしやぁ~・・・』とかならまだわかるが・・・

まぁ、とりあえずそのときの俺は小学一年生

相当怖い思いをした。そしてそのトラウマが今も残っている俺は恥ずかしい存在だ

まぁ、そんな感じでドキドキ―この頃では出てこないかな、という思いがある。いまなら欲望に任せて殴る事ができるきがするからだ―しているわけである

まぁ、そのあとお坊さんをつい殴ってしまったわけだが

お坊さんは気絶してしまって俺が担いで運んだわけだ

そのときの俺はただケラケラと笑っているだけだった

お坊さんの気絶している姿はとても笑えたのだと思う


まぁ、そんな現実逃避のことはおいといて

現実に戻ろうじゃないか


              ─ ライルの視点 ─


「何ですか、その眼は」

男が少し驚いたような目で見ている

正直自分の眼を見る事のできない私から見れば なんで?と思ってしまうわけだが

なにかが変化してしまったらしく、最初みたいに相当熱くはないものの

少しだけ熱がこもってるように感じる


―この力を貸し与えたときに自然に使い方もわかっただろう。それを思う存分使ってくれるといい―

またそんな声が頭に響いた

正直な話。この声が誰なのかわからない

さっきの(作者より:前の話を見てくれ)〝償い”と言っていた

何の償いかもわからないのに力を貸してくれると言うのは少々ひっかかるものがある

だが、この状況で・・・仲間を守るためには使う

仲間がいなければ、今まで楽しい日々をすごす事などできなかったのだがら

それは昔も今も未来も同じ事だ

だから


次の瞬間にはどちらも動いていた

一瞬のうちに二人がいた中間地点で金属音が響き

次の瞬間にはいくつもの音が響いていた

いままでライルが後れを取りついていけていなかった動き

それに今はついていけている

それどころが男を押しているように見える

ラルドの体には炎のようなものがところどころ光っている

それは体を傷つけているものではなく

サポートしているものだった


「今までと・・・動きが違うッ!!」

男もそれに反応し、力を込めライルの武器に思いっきりぶつけ

ライルと自分の攻撃に少しの間をあけ

その間に数歩下がる

にらみ合いの状態に戻る


「今までそれを隠していたのですか」


「・・・違う。今使えるようになった」


「・・・・・・・戦闘中に成長ですか。なんとも面白いんでしょうかね

こんなにも面白いのは久しぶりですッ!!」

その言葉ととともに男は動き

今まで以上に早く、重い攻撃を繰り返してくる

ライルと男の強烈な威力の一撃がぶつかりあい

その勢いでどちらも後ろに飛ばされる

ライルは回転しながら落下し次の瞬間には武器を中腰でかまえるような体制で着地し

男もその瞬間には着地していた


「近接戦闘だけじゃ、私には勝てませんよ!『雷撃サンダーボルト』」

男がこちらに向けている右手の人差し指の先から

黄色の光がジグザクに、しかも的確にこちらむかってくる

次の瞬間にはライルの下に直撃し爆発のようなものがおき、爆煙で見えなくなる

直撃した。男はそう思ったが、なおも警戒しているようだった。

だが、すぐにニヤリと笑った後すぐに警戒を解いていた


「…そう、近接戦闘だけじゃ貴方を倒せない。だったら他にも使えばいい」

煙の中からその言葉が聞こえた


「ッ!!」

男が振り返る。

すると…もう煙ははれ、ライルの姿が見えていた。

男が刃物でつけた傷以外なく自分の魔法が無駄だったことがわかった

次の言葉が返ってくる


「…だから魔法を使うことにした。あなたはもう手遅れ」

その瞬間に男の周りには赤い炎が噴出し

男を囲んでいる

その炎は一つ一つが5cmていどのなにかにみえた

よく眼を凝らしてみるとその形が何かわかった

人型だった、羽が生えていて精霊のような人型の炎


「・・・『精霊の炎フェアリーフレイム』」

ライルが小さく魔法の名をつぶやくと同時に

炎は男を完全に囲み

小さな精霊が男に向かって進み

爆発した

悲鳴も何もかもが爆音によって吹き飛ばされていった


「・・・私は今まで火の魔法使えなかったから・・・精霊というのはこんなにも力が強いのか」

ライルがそうつぶやき

違う方向を向き

走り出した




                  ─ ─


ある女がいた

少し黒い肌に黒い髪の女性

この任務のリーダーでありギルドのメンバーたちを引きずり込んだ闇を出した者

その見つめる先には光がある

その光の元は女の持つ黄金の剣


「エクスカリバー・・・」

『聖剣』という異名を持つ女

その異名の由来となった剣だ

あれは邪魔だ

せっかく闇に引きずり込み部下の力を高め私が動かなくてもいいようにしてやった

それなのにあれは私の闇を切り裂こうとしている

それに十分だろうと思い連れてきた二人の部下のうち一人は爆発して死に

もう一人は傷を相手に負わすことはできてもいまだ相手を殺す事もできていない

この時点での失敗させられる原因は二つ

あの女の聖剣とあの魔族と人間のハーフの女

この二つを排除すればあとはどうとにでもできるはずだ

この二つを排除する場合、優先順位は聖剣のほうが高い

だからロングソードを右手にナイフを左手に持ち

女に向けてすごい勢いで走っていった


やる事はさっきも説明したように一つ

ただ単純に殺すことだ

そして聖剣をもつ女が攻撃範囲に入ると同時に武器を振るう


だが、その武器は女に届く事はなかった

武器は相手の二本の武器で防がれていた

私の、目の前には―


「危ないなぁ、そういうのは」

黒髪に黒目。魔族のような色をしていながら肌は普通の色という男

『時の巫女』を殺そうとしたときに邪魔してきた男が

またも邪魔してきた


             ─  ─

「せっかく女の子に生まれてきたんだから、こんな血が関係するような事なんてしなくて

いいんじゃないかなッ!!」

言葉が終ると同時に魔族の女の武器をはじくと

魔族の女は数㍍を一回で跳んで下がった


「女だから、男だからなんてものは関係ない。ただ殺すか、殺されないか

魔族と人間の間にはただそれだけしかない」

魔族の女はこういった


「なら、あの魔族と人間のハーフの女の子はどうなるのかな?」


「けがれた者から生まれた大罪人だ」

女は一言で切り伏せて

武器を構え始めている


「名前ぐらい聞かせてくれるかな~?闇を出せたと言う事は相当上位のほうじゃないか?」

俺のそんな言葉に

魔族の女は少し考え

口を開いた


魔界六柱まかいろくばしらがNo,1『漆黒』のリーシ・トルゥマアだ」

魔界六柱ってのが気になった

だが俺が質問するよりも早く相手が動き

一瞬のうちに攻撃が数十と数で来た。前のナイフ一本でもすごかったのだ

ロングソードをもう一本の手に持っているのだから手数は少なくとも二倍にはなる

それを二本の剣ですべてはじく

かならず、剣技にはテンポがある。だからそこを見極め

2秒もないだろうがその間に魔法を放つ


「『衝撃インパクト』!」

リーシはその言葉よりも早く横にとび

俺の魔法を避けた

俺はそれに反応して


「『火のファイアーボール』」

火の球を造り投げつける

それをリーシは避けずに横一線に切り裂いた

・・・すげぇ

やれない事はないだろうけどやられるところを見るとその一言にかぎった

そして向かってきた

俺は一本の剣を両手で持ちおもいっきり横にふった

リーシは剣で防ごうとしたが俺の自慢(?)の怪力にとめる事ができないのだろうと知り

後ろに衝撃を受け流すようにして俺から離れていった

そしてリーシは口を開き


「何故お前がこの闇の中で見れるのかと思っていたが、おまえ・・・眼を開いていないな」

リーシが言っている事は本当だ

前髪で目を隠すようにしていたが動き回っていてはそれも意味がないだろう

おれがやっているのは気配をよんでいるわけではない

気配を読んだだけで相手の剣の位置がわかるんなら苦労しない


「この肌に感じる不愉快なもの…闇。だが、私のではない、もしやおまe――」

その言葉は最後まで言い切れなかった

違う言葉が言葉をさえぎった


「チャージ完了!一気にいくぞぉ~!」

力をためるのに嫌気がさしていたのかラルドさんは微妙なテンションだった

その声とともに空を切り裂く音が聞こえ

莫大な量の光が闇を切り裂いていく


「・・・チッ!」

リーシが舌打ちすると大きく跳んでどこかにいった

おれは


「まてッ!!」

と追いかけようとするものの

俺の目の前に光の斬撃が通過していって

無理だった

とても怖かった


そして闇は無くなり

ギルド『折ることのできない剣』のチームも反撃を開始した

ユニークが一万を超え、PVが10万を超えました。

わざわざ見てくださりありがとうございます。

これからも(たぶん)続くと思いますので、宜しくお願いします。


誤字・脱字があればご報告宜しくお願いします

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