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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第三章 セカンドワールド 堕勇と勇者の戦争
199/270

65話 なんかgdgd

今回、異様にぐだった気がする。

気がするというより、完全にぐだっています……。

これは一日後であり徹夜視点ではなく、都堂 泰斗を中心とした物語である。

泰斗は、とりあえずはあの城に滞在しており用意された朝食を食べるために座っていたのだが…。


「……だから、何でお前がここに居るんだ。

そしてなんか増えているが、誰なんだ……」


「お前とはなんだ、何回も言っているが俺は一応王子サマだぞ?」

目の前にはナツメが居たりする。

そのナツメの横には小さな女の子(6歳ぐらい)がおり、その後ろにはナツメと同い年の少女……つまり泰斗はもちろんのこと、徹夜などと同い年ぐらいである。

その少女は泰斗を警戒するように睨みながら腰に下げている刀に手をかけており、多分ナツメと、ナツメの横に居る女の子の護衛か何かなのだろう。


「俺の横に居るのは妹のアキで、後ろのはイブキ…イブキは俺の妹の護衛とお守りって所だ」


「……それで?」


「ん? 俺もアキもあまり外に出ないから泰斗に聞きに来ただけだが?」


「何で俺の名前を……いや、調べれば簡単に分かるか。

…それよりも何故俺がお前らにお話とやらをしなくてはいけないんだ……」


「アキ…これ美味しいぞ~」

目の前に用意されている料理の一つを少ない量を小皿によそってアキに渡しているナツメ。


「聞いてないッ!? それに、その料理は俺に用意されたものだし……」

なんか、段々泰斗の態度が(なんかタイトのタイドが、ってダジャレみたいだね……うん、くだらない)砕けてきている気がしなくも無い。


「いや、速く話が聞きたくて朝食を食べるのを忘れていたんだ!!」


「馬鹿だろお前ら!!」


「ふっ…確かに俺は妹のためのこととなるとなんでもする男だし、今回の事だって話を聞かせるのは主に妹のためだし、俺自身興味が無いことではないからな。

ついウキウキしてしまうことはしょうがない事だと俺は思っているわけであるが、別に馬鹿といわれるほどでは……」


「なんか話がかみ合ってない気がするんだが? 俺がお前に『馬鹿か?』と聞いて最初に言ったことが『俺は妹のためならなんでもする男』で始めた事自体が意味が分からん!!」


「…………俺が最初に言ったのは『ふっ…』だぞ?」


「ンなこと、知るかっ!!」


「それに言っただろ? これは俺の妹のために来たんだ」

チッチッチッという感じに指を左右に振る夏目の行動がさらに泰斗をイライラとさせ、今までも眉間にシワをよせていたのだが、そのシワがより深くなっていく。


「俺の妹は城からさえもあまり出たことがなくてな、さすがに外の事を一切知っていないのでな…だったら、十分に外を知っている奴に聞いたほうが良いだろ?

だから泰斗に聞きに来たんだよ」

ニコォ…と笑うナツメに対して、泰斗はうんざりしたような顔になる。

アキはその二人を無視してテーブルの上においてある料理を次々と平らげており、それにあわせるようにイブキがアキに小さな小皿にとった料理を渡していく。

この子、意外と大食いらしい。


「アキ様、これはどうですか?」


「…ありがと、美味しい」

イブキの言葉に答えるアキ。


「俺の食べ物がッ!?」


「そんな事を気にするなよ~…俺の妹だぞ~」


「俺に、お前の妹は関係ないだろ…」

ちなみに…ちょっと現実的リアルな事を言ってしまうが一切物語が進んでいないのは気のせいだろうか? いや、気のせいではないがスルーしといて欲しい。


「お前…妹というものはな!! この世で一番の宝なんだぞ…関係ないとか言うな!!」


「うるさいぞクソシスコン。お前にとっての妹であっても俺の妹では無いだろ」


「誰がお前の妹だ!!」


「何コイツうざい!! うざすぎる!!」


小説上書いてはいけないことだが……なんか予想以上にめちゃくちゃなキャラになってしまったナツメ君だが…まぁ、いいだろう。


「……ふぅ、こんなに友達とふざけた会話をするのは初めてだな」


「おい、誰が友達だ? 小学生のネタを出すのはなんか嫌だが…いつ、どこで、誰が…地球が何回まわったときに俺がお前の友達になった?」


「言い忘れていたが…小学生とか地球とか、くそしすこんとか言ってくるがどういう意味だ?」


「……気にするな。お前に説明する必要は無い…というか説明してもわからないだろ」

そこで話は切れ…ナツメがアキの方を見ると秋は丁度料理を食べ終わっていた。

空っぽの皿…それがテーブルの上にたくさんあるわけだが、それとは逆に泰斗とナツメの腹の虫は鳴り……そのせいで二人とも空腹の事を意識して普通以上に空腹な気がする。


「……うん、城を出よう!!」


「は?」

ナツメの言葉に意味のわからない、という表情になる泰斗。


「行くぞ!!」


泰斗を引っ張って扉を開けて出て行くナツメ。

それについていくようにアキもイブキも歩いていく。

そういえば城をあまり出たことが無いアキは、軽い理由で出てしまって良いのだろうか?



誤字・脱字があれば御報告宜しくお願いします

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