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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第三章 セカンドワールド 堕勇と勇者の戦争
194/270

60話 ・ω・

59話の予約投稿失敗しました(汗

そして気づいたのですが59話を投稿した時間が16:57、そしてこの小説の始まりである一話の投稿時間も16:57.

これには驚いた。

ぬぅ…まず1つ報告することがある。

俺たち(今回は何故かルルとペアだった)は、何か変な仕掛けのせいで廊下が突然なくなって落とされたわけだが……落とされた先には死なないようにするたなのか、5㍍ぐらいの深さのプール(?)があったわけである。


「…さむぃ」


「うぅ…こんな仕掛けは全部動かないようにしていたはずなんだが…」

俺とルルのコメントである。

ずぶ濡れになりながらも、とりあえず俺たちは自力で水から這い出てきたわけである(俺が先に水から出たのだが、出ようとするルルは水のせいで髪が張り付き、そこらのホラー映画よりも怖いことになっていた)


「こんな仕掛けがいくつか存在するのか?」


「ああ、侵入者を撃退できるようにいくつも存在してるんだが、普段は作動しないようにしてあるのだが……もしかしたら問題の二人が魔物が入ってきたから、それを撃退するようにと安易な考えで作動するようにしておったのかもしれないな。

ニィではないが、さすがにコレには仕置きが必要か……?」

俺もルルもブルブルと震えながら、そんな感じで話し合っている。

水に入ったせいで体温が奪われずっと水を放置していたせいか臭くはないものの、なんかベトベトしていて凄く嫌な感じである。

とりあえず俺は髪の毛を解いて水を絞ってみる…結構水が落ちるな~。

ちなみにルルは奈菜にでも聞いたことがあるのか興味深そうな声をあげながら、こっちをジロジロと見ている。


それに視界の端では何かがウニョウニョしてるし!!


「神は何故ここまで非情なのか…」


「哀愁漂わせながら言ってる場合ではないのだぞ~…ここだって魔物が居るのだから」


「魔物だったら、そこにいるだろ!!」


「え…?」

俺の言葉に何故かきょとんとするルル。

ちなみに俺の言った魔物とはウニョウニョしてる何かである。

キョトンとしていたルルはすぐに我に返り掌の上に炎を生み出す…たぶん炎の魔法なのだろうモノをその魔物らしいほうに投げると、それが灯りになって魔物の姿を全体的に見ることができた。


うん、触手の集合体というかポケ○ンでいうモンジャラ見たいなモノの巨大化バージョン……あれ、あのアニメだから良いけどリアルでいたら色々とアウトだよね? って思わせるようなシワとか色々と現実的な見た目である。


とりあえず移動。


「……何故ハゲヤマは我の後ろに移動する?」


「景山だ。

……いや、こういうのは俺じゃなくてビジンデスゴイ、ルルサマがこういうのは受けるべきだと思うわけでして……。

これでも俺、男なので得するかもしれないですし」

ザッ…煩悩!!


「……? …カタコトの部分があるのが少し気になるが、あの魔物の体と思われる触手の一本ならハゲヤマの足元に迫っているではないか」


「うぇ?」

ハゲヤマに対して何かを言う前に俺のあほな声が漏れ、足を何かに掴まれるような気持ち悪い感触があったわけでして……。


「にょふッ!!?」

おもいっきり引っ張られた。

そしてすごい勢いで何回も壁にぶつけられ、ここはそれなりの広さの部屋だったらしく柱にもぶつけられ、柱を砕きながら俺は引っ張られている。

すんごい辛い。


「ほぉ…男だったら、それは嬉しい光景なのか? ふむふむ、女だからわからないが一応覚えておくとしよう!!」


「いやッ…これは、げふッ!! 全然ッ…違うからッ!! ごふぇ!?」

ちなみに悲鳴以外に『ッ』が付いているところは壁または柱に叩きつけられている所である。

うん、痛い。


「いい加減にゲフゥ!! せぇいゴラ…痛いッ!!」

久しぶりに闇から剣を取り出し、俺の足を掴んでいた触手を切断した。

空中で一回転をし、足から着地することに成功…うん、いつも通り100点だと自画自賛しておこう!!

何回も何回もぶつけられたデコの皮膚が裂けて微妙に鉄の匂いのトマトケチャップ…まぁ、要するに血が出ているが、そんな事を気にするよりもまずは仕返しをしてやりたい気分だ。

それに血が出ていても、ほっときゃ治るでしょ。


脱出した俺を見たせいか、それとも足を掴んでいた触手を(相手にとっては体の一部だろうし)切断して怒ったのか、いくつもの触手を鋭くはなってくる。

バックステップでその触手をよけていくわけだが、その俺がよけた触手は石でできた床を綺麗に貫いていくので、相当怖い。


「むぅ…どうやらハゲヤマを標的としているようだし、我は休んでおくか」


「手を貸せよ!! あと何回も言っているけど景山だから!!」

続いて触手が鞭のように振るわれるのを、再び避け続ける。

いや~、なんで肉の塊がまるで鋼の剣のように石の床を切り裂いているのかが少し気になるところだが、やっぱり魔物相手に常識なんてことは考えてはいけないのだろう。


「…いい加減にソレを俺に近づけるな!!」

俺に向かって鞭のように振るわれたり突き刺そうと槍の様に一直線に放たれていた触手が俺の目の前で急にピタリと停止した。

それは俺が周りに見えないほどの小ささで空中に散布しといた闇が触手全てを受け止めたからである…用意周到だろ? うん、自画自賛は楽しいな。

それに驚いたモンジャラ(巨大化)は驚くが時既に遅し!!(正直、恥かしいと思っている) モンジャラ(巨大化)の体全体が動くことのできない。

触手同様本体の周りにも俺の闇が散布されており、それが動かないように拘束している。


「さて…ゆっくりってやろうじゃないか」

闇を右の掌の上に渦をまかせながら、モンジャラ(巨大化)にゆっくりと近づいていていった。

そういえば髪の毛縛るの忘れていたな…そうか、触手はある意味空気を読んでいたという事か。





─ ゆっくりして逝ってね!! ─


「…二人はどこ行ったの?」


「たぶん、あの仕掛けだと地下道だと思いますので二人とも死ぬ危険性は無いと思います」

美月の質問にニィが答える。


「とりあえずは多分、ルル姉さんが徹夜さんを誘導すると思いますので、ここで合流するために動くよりも目的地を目指したほうがいいと思います」


「じゃあ…ニィちゃんの言う通り、そうしよっか」


「はい」

そう言うと二人は歩き出し、なんか気まずい雰囲気で黙々と進んでいく。

5分ぐらい歩いていたのだが、そこで軽い振動が伝わってきて、どんどんと二人に向かって近づいてきてている。


「……?」

キョトンとした感じで疑問の顔になる美月。


「美月さん、離れてください!!」

ニィのその言葉と同時にニィも美月も後ろに跳ぶようにしてその場から離れると、横の壁を突き破って大きな蛇が飛び出してきた。


「一応、Aランク指定の魔物ですね……」


「うわぁ…無駄にでかいなぁ」

ニィと美月コメント。

二人に対して蛇がシューシューと威嚇の音を出している。


「わざわざルル姉さんの我侭に付き合っていただいている美月さんに手を煩わせるわけには行きませんので、ここは私がやらせていただきます」

美月が何かを言う前にニィが懐から武器を取り出す。

それは二つのナイフ。

持ち手の人差し指があるところに丁度輪が付いており、それに指を引っ掛け回している。

その回転は速く、気持ちのよい空気を切り裂く音が蛇型の魔物の威嚇音を切り裂くようにその場に響く。


「……では行きます!!」

パシリとナイフをしっかりと持ったニィは、蛇に向かって飛びかかっていく。

´・ω・)…と思うじゃん?(意味不明)



誤字・脱字があれば御報告ください。

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