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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第三章 セカンドワールド 堕勇と勇者の戦争
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57話 だが勝てない…一発もあたらない

最初のころの無駄な改行や「。」←のマルがないのを直すことや文字数の多い後書きなどの編集をしようしよう…と思いつつ、できてない自分。

今日は…たぶん、土曜日である。

そして今日は異世界からこの故郷の世界に戻って57日。

無駄に丁度良く9月1日に戻ってからのカウントした結果であるので10月27日……もう考えるのが面倒になって一ヶ月をキッチリ30日と考えてしまったので現実的にはズレてる可能性もあるのだが、それは気にしない…というか気にしたくない。

カウントするためにスマホにカウンターのアプリをダウンロードする事も含め20分程度かかった。

これを数えてしまったせいで、初めて真くんが登場したときに徹夜が何故かアイスを買っていたことに疑問を持ってしまった俺だが…もう冬が近い時期でのアイスは美味しい、という意味不明な理由で納得し最初から日数を数えておかなかった俺の愚かさを恨むとしよう。


では、設定上の問題をおおやけにしたところで本題に移ろうと思う(ちなみに、これから徹夜視点だ)



─ ─


これは故郷の世界に戻った次の日。

なんかこの説明はデジャブを感じるが、一応言うとしよう……土曜日である。


「ふぁ~……」

欠伸をしながら自分の部屋…つまり二階から下りるために下に続く階段を進んでいく。

今の時間は11時30分。

なんか、いつも真くんを使用したダイビングアタック目覚ましで毎日最低でも8時には起こされていたので、こんなにゆっくり眠ったのは久しぶりだ。

もうさすがに朝食を食べる時間ではないので、あと30分ぐらい経ったら昼飯を食べようと思う。


「……それにしても、何で今日はダイナミックエントリー目覚ましは無かったんだ?」

目覚ましの名前が微妙におかっぱのゲジュマユ先生の技の名前になった気がしたが、そういう事は気にした所でしょうがない気がしたので何も言わないでおこう。


とりあえずは眠い眼をこすりながら、リビングである部屋の扉を開ける。


「…ぬぅ、勝てない!!」

唸る真くん。


「この姉を見て……あの弟の馴れ馴れしさが、よくわかった」

何かを忌々しそうに呟く栞。


「あ、徹夜おはよ~」

そして朝(?)の挨拶をしてくる美月。

その三人は俺が頑張ってためたお小遣いで買ったテレビゲームのコントローラーを両手に、それぞれが異様なほどの真剣さでゲームを堪能していた。

別に俺のゲームをするのはいいのだが…なんで美月が居るんだよ。

まぁ、さすがにこの疑問はいつもの事だから美月に言うはず……


「なんで美月が居るんだよ……」

…あるんだよね~。

やっぱり俺って素直だからね……あまり隠し事を出来ない性質たちなんだ。


「え~、休みの日だし」


「いや、休みの日だからっていう理由はあまり納得のいくものではないぞ」

美月の意味不明な言葉に俺はとりあえず冷静に返答するわけである。

いや、自分で冷静とか言っちゃってる時点で、なんか色々と終わってる気がしなくもないが絶対に気にしないのだ!! 気にしたら終わりなのである。


「いや、噂の栞ちゃんとか見てみたかったし~」

そんな事をいいながら栞にくっつく美月。

多分、本来は栞の事を手で触りたかったのだろうが両手にコントローラーを持っているせいで無理だったので、体全体でアピールしているのだろう。


「ゲームの邪魔だから、ひっつかないで」

栞に怒られているが……。


ちなみにゲームは、剣などで異様に手間のかけたカッコイイ映像の技を出している格闘ゲーム。

その中身では四人対戦なので余った一人分のコンピューター含め真くんと栞を、こっちを見ているはずなのに美月が圧倒している姿。

何故、俺が美月はどのキャラを使っているのかわかるのかは、必ずこのゲームをやっているときは同じキャラを使うからである。

あえて言ってしまえば、俺も美月も結構やりこんでいる(毎回俺は美月に負けるが…)

まぁ、美月がやりこんでいると言っても俺の家でやっているだけなのだが…まぁ、それは美月だから仕方が無いのだ。

……もう美月だから、の一言で何でも許されてしまいそうだ。


「それにしても、何故かまた一人増えてるし何だか景山ファミリー増えすぎじゃない?」

美月は栞の次は真くんにペタペタとくっついている。

やはり両手が使えないせいか……そして、その両手の指の動きは俺の描写レベルでは説明できそうに無いんだが、どうすれば良いのだろうか?


「くっ…ぬぅ!!」

真くんは美月にくっつかれても気にせずに、ただコントローラー持った小さな手の短い指を必死に動かしている。

だが、勝てない…一発も当たらない。


「景山ファミリーって何だ?」

ちなみに、俺には他の疑問もあったりする。

なんかマフィアっぽいね~、とか感じでワクワクしてみたり……。


「どうせ、徹夜の事だからマフィアがなんちゃらかんちゃらって思ってるんでしょ~」


「心を読むなし……」

何故当たったし…そして嬉しそうな顔をするな美月よ。

久しぶりに心を読まれた気がするが……うん、さすがにもう諦めよう。

まぁ、俺の心っていろいろとオープンだと思うんだよ。もしいつもクローズだったら君達も見れてないからね? 常に俺の心を見てください!! っていうレベルだからね?


…うん、めっちゃキモイ事考えた気がするわ。

しかも、『君達』って誰だよ……忘れてくれ。

いや、誰も俺の心なんて見れるわけが無いんだけどもね。


「私は読んでるけどね?」


「……美月の事忘れてたわ~」

………なんというかね、うん…恥ずかしぃ!!



…まぁ、そんな感じの休日である。





─ ─


二日後の月曜日。

その日は学校であり、俺と美月は休みの日の前にカントクに言われていたので異世界に行くことにした。

どうやら『魔王』のルルさんが用事があるそうでして……めんどくさそぉ~。


まぁ、とりあえずは異世界の城。


「いやな、我がある時期にいつも行く所があるんだが……」

目の前には髪の毛を床まで伸ばしている真っ白な肌の少女。

つまりはマオーさまァァァァァァァァァ!! であるルル。別に…変な風に魔王のところをやった意味は……断じて、無い!!

なんとなくの気分である。


「はぁ、そうですか」

俺のビミョーな返答。

なんかこの頃、めちゃくちゃ可笑しいと思う変人レベルが神がかっている気がしなくも無いと、俺は思うわけだが…君はどう思う?

いや、『君』って誰のことだかわからんけどもさ。

たぶん、この意味不明な俺の心の言葉も変人だからなのだろう。


「徹夜どうしたの? 変な顔になってるけど…」


「いや…少し精神科に行く暇な日は無いかな~、って思ってさ」


「なんでいきなり?」


「ん、美月には関係ないことだから別に良いよ」


「いや、私的には徹夜の事だから気になるんだけど…」

そんな感じで心配そうに美月が見てくるわけである。

まぁ、久しぶりに煩悩を言ってしまうわけであるが、美月と俺の身長差の関係で美月は少し上を見上げる形で俺と眼が合うことになるのだが……。

これが異様にかわいi…ゲフンゲフン、なんでもない忘れてくれ。


「……そこのイチャイチャしてる二人。

我の話なんだが、続けてもいいか?」

ルルに怒られた。


「ん、悪い」


「どうぞ続けて、ルルちゃん」

それぞれ謝罪の念を込めて(俺の場合は見せ掛けだけである)コメントをする俺達。

見せ掛けだけって、いつも思うけど性質たち悪いよね~。


「はぁ…では、話を続けるぞ」

溜息をついた後に話し始めるルル。


「今回は我と妹のニィと一緒にある場所に行ってもらいたいわけだ。

ニィとお前らはまだ話したこともなかっただろうから、顔合わせをかねてのことなのだが…我々が行くのはAランクの魔物数十匹、Sランクの魔物数匹が住み着いてしまったらしいのでな。

一匹魔物を倒せば、他の魔物が沸いてくる…という面倒なことが起きるであろう場所。

だから、少しばかり手伝って欲しいわけだ」

めちゃくちゃ早口で言われました。



「まぁ、カントクからは許可は貰ったのでな…明日一緒に同行してくれると助かる」

あぁ、もう行くのは決まっているのか。

曜日と日数はフリーダムに考えているので関係はありません。



誤字・脱字があれば御報告宜しくお願いします

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