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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第三章 セカンドワールド 堕勇と勇者の戦争
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54話 第三者視点

ふっ……文字数少なくてごめんなさい。

これは…えっと、うぅんと…え~……あれ?

ああ、うん…そうだっけ? ふむふむ、オケ…わかった、ありがと。

え~っと…。


……ゴホン。

これはアレから二日たった。

ん、最初のは何かって? 別になんでもないさ…ちょっと何日経ったか忘れてただけだから。

誰に聞いたかって、そりゃあ美月ですよ。


「徹夜~、何かお菓子とかある?」


「ん、用意周到な俺に感謝なさい」

美月の言葉に答えて、闇からお菓子を取り出し美月に渡す。

美月も女の子、お菓子なら甘い系の物が好きなのでチョコが中に入ったマジュマロのお菓子を渡す。

まだまだ闇の中の貯えは、いっぱいだからな~。


「ありがと」


「どういたしまして」

美月に返答しながらも、俺はテキトーにお菓子を取り出し食べ始める。

まぁ、暇だわな~。


そして、あのミイナの歌声。

あれは他の国にも有名らしく、人を引き込む美しい声の姫…なんかよくある名前だが『歌姫』として有名らしい。

そして、この国はこの十数年間、いきなり現れた強い魔物とサラサラな砂の砂漠になってしまった国土により苦しんでいる国民を少しでも元気付けるために歌っている。

そして、何故か歌を聞いていると元気が出るらしいので、国民達は聞きに来るのだ。

それが気分的なものか、それとも何かの効果があり本当に元気にしているのかは知らないが…ミイナは少しでもプラスの方向へと進ませるように頑張っていた。

やっと説明も終わったな。…うん。


「はぁ~」


「どうしたの徹夜?」


「いや、ちょっと疲れて」


「ただゴロゴロしているだけなのに?」


「……なんというか」


「…?」


「本当に時々だけど、いつも整理するように心の中で説明してるんだけどさ。

他の人でも納得できれば、俺の場合は楽に…そして、より深く理解し納得できると思うんだよ」


「…まぁ、そうなんじゃないの?」


「でもさ…やっぱり、他の人に納得してもらえるようにするのはさ…大変だよな」


「まぁ、頑張って」


「おう」

そんな会話をしている俺と美月。

他のヤツラもゴロゴロしているものも居れば、何かをずっと考えているものも居る。


ん…?

あ、え? ちょ、ちょっと待ってくれよ。

もう出番が終わりってどういうわけさ……いやいやいや、え…ええええええッ!?

なんなんだよ。マジで、これで終わりってどういうわけだよ!?

……お、俺は一応主人公だよッ!? ま、待ってくれよォォォォ!!







 ─ ─


…と、いうわけで描写は…この居ないはずの第三者へと移る。

よろしく。


そして、これは城の内部の話であり徹夜などは自分達の泊まっている宿でゴロゴロとしている。

徹夜が闇を使って配置した魔法具…奈菜の説明でもあったが、堕勇などにだけ反応するように出来た不思議な魔法具には反応は無く、徹夜達にとっての敵は、この都市にはまだ居ない。

近くには居るのだろうが、今は関係ない。


そして……。


「ミイナちゃん、大好きです!!」


「……奈菜さんから聞きましたけど、あなた女の人だったら誰にでも声をかけるのでしょう? 正直、そういうのはやめてくれませんか?」


「……」

玉砕!!


「くっ…奈菜ちゃんめ、ある事ある事いろいろと余計なことを言いやがって!!」


「それは肯定したのだと聞いておきます」

肯定。


「……それにですね。

私は一応、この国の王族…二回も助けていただいたとは言え、そういう事はタブーに入りますので、やめてくださると嬉しいです」


「俺は基本的に正直者なんで、思ったことは言っちゃうんですよ~」


「はぁ…それは大変なんでしょうね。人間関係などは、すぐに壊れてしまうでしょうに」

炎の猛烈アピール(?)に、淡々と返していくミイナ。

二日前の歌の後にミイナは、それなりに長い時間話す事があり、奈菜や美月などの里稲を除く女性軍団と仲良くなっていたりもした。

徹夜なども多少話していたが、基本的に徹夜や瑞穂などの炎をのぞく男軍団…瑞穂はそれに入るかは不明だが……とりあえず男達は、出された料理をジ~と眺めていた。

食べたかったらしい。


里稲は、やはり興味がなさそうに…そして、炎はミイナに興味津々という感じだった。

ちなみに、今回の玉砕で…4回目だ。


「…というか、あなたは何故私に付き纏うのですか。

いい加減、仲間の美月ちゃんや奈菜ちゃん達の元に戻っては?」


「いや~…美月ちゃんは徹夜君だし、奈菜ちゃんは眠い目の男の子っぽいし、要ちゃんはこういうときの俺の事を完全に無視するからさ、望みが無いっていうか…」


「大丈夫です」


「む?」


「私に対しても、望みは無いと思いますので」


「……」

炎はorz状態である。


「むぅ…じゃあ、今日は諦めようかな~」


「そうしてください。

今日だけではなく、ずっと先まで諦めていてください」

そんな事を言った炎にミイナはそう返し、炎は完全に諦めたように出て行く。


「やっと開放された……」

そして改めてミイナは、炎が来る前に見ていた紙を見直す。

そんな感じで五分が経った後に…。

扉がノックされた。


「入ってもいいですよ」

ミイナは、また炎が来たのではないかと思いつつも、ノックに対しての返答をする。

そして、中に入ってきたのは……。





 ─ ─



「あ…」

炎は、城から宿に戻る途中で何かを思い出したような声をあげる。

城の途中で迷ってしまい、親切な兵士さんが居なければ出れなかったであろう炎は、ポケットに突っ込んであったものを取り出す。


「ああ、お菓子渡そうと思ってたんだけど…忘れちゃったな。

せっかくだし、もう一回だけいくか? でも、相当うざがられるだろうな~」

そんな事を呟き、炎は悩みながら足は進めていった。

炎とミイナの会話をもう少し増やせたら、の思ったのですが…俺、こういうの書くのは致命的なレベルです。

まぁ、凄い苦手だということですが…言い訳を言ってることを含め、本当にごめんなさい。



誤字・脱字があれば御報告宜しくお願いします。

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