表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第三章 セカンドワールド 堕勇と勇者の戦争
182/270

48話 フラグとしては申し分ない

もう何回も書いた事があるけど、細かくストーリーを考えてないから書くのが辛い。

移動した先は砂漠だった。


「…また砂漠か」

奈菜の世界に行った俺は、ついそんな感じで呟いてしまう。

まぁ、しょうがないだろう…俺だし。

いや、俺だから仕方が無いという考え方は可笑しいと思うが………うん、へんなことを考えるのやめよう。

無意味だ。


「むっ」

シュタッっという感じで着地した美月。

何故一緒に入ったのに時間差で現れた。

ちなみに俺も普通に着地したので王道ともいえる頭から突っ込んだりなど、後から着地してきた美月に思いっきり踏まれるという事にはならない。

…というか、なりたくない。



それに…


「なんで、俺だけ……」

……頭から突っ込んだのは瑞穂だけだ。

本当に時々だけど瑞穂は残念だと思う。


「瑞穂、ちゃんと着地しとけよ」


「…うるせぇ」

俺が瑞穂を立たせながら会話をする。


「徹夜、瑞穂のドジな所が良いんだろうが…」


「何お前、俺に喧嘩売ってんのか? 和馬」

瑞穂と俺のところに近寄ってきながら、そんな事を言った和馬に不機嫌そうに瑞穂が言い返していた。

なんか、この二人が一緒にいるのを見るのも久しぶりだな。


「いやいや、俺が瑞穂に喧嘩売るわけ無いだろう。

喧嘩なんて売るはずが無い、めちゃくちゃ可愛いのに」


「……ちょっと久しぶりに蹴るわ」

久しぶりに飛び蹴りを放つ瑞穂と、それで吹っ飛ばされる和馬を見たな。

周りを見ると、ちゃんと他のヤツラも無事に来る事が出来ており、それぞれテキトーに話している。

少し気になるのがいつも一人で居る里稲であるが、あれは多分俺も苦手だろうから、あまり気安くは喋りかけられない…会話もろくにできずに、打ち切られそうだし。

奈菜に聞いた話だと、普通に仕事関係では話すのだが…あまり他の話題では話すことが無いらしい。


うん、まぁ…結果的に怖いものには近づくな方式で行こう。



「さて、ボク達の性質的にテキトーにぶらぶらしているだけでも何かに巻き込まれるんだろうけど…どうする?」

奈菜が言うには『勇者』というだけで何かに巻き込まれるらしい。

まぁ、あえて言ってしまうならトラブルメーカーの集団って所かな。

俺的には溜息しかつけない集団だが、こういう場合は相手から突っ込んでくれるというネガティブ方式で考えてどうにか溜息をつかないでおこう。


「どんな世界なのか知らなければいけないから、近くの都市に移動すべき。

何か勝つための条件なのかを知らなければならない」

奈菜の言葉に里稲が答えた。


「うん、そうだね」


「じゃあ、どっちに都市があると思う?」

これは俺の言葉。

今あえて言うなら、見渡す限り……サラサラに乾いた砂である。

オアシスというものが存在などしないかのような光景を目の前にして、正直うんざりしているわけだが…食料や水などについては俺がたくさん持っているので問題はない。

まぁ、この世界に移動する前にどっそり押し付けられたわけだが……。

『どっそり』ってなんだ…『ごっそり』だろう。


「いやぁ~、可愛い女の子に会えないかな~」

そして端ではグルグルと楽しそうにしながら炎が何かを言っているが、とりあえず無視。

…というか相手する必要は無いだろう。

楽しそうに一人で変なワールドに入ってるわけだし。


「はぁ、全体でまとまった事がないわわね……」

そして溜息をついているのが要だ。

要の方には黄色い小鳥が乗っかっており、足元には猫がいる。

まぁ、俺は特に目立ったことはしていないので俺に対してではないだろう。

一応『全体で』なので、一人でもまとまらなかったら無意味なのだが…うん、まとまったことは無いな。

戦いだって各自で勝手にやってるわけだし…俺の場合は、その場の雰囲気に流されてるから本格的にまとまろうとはしていないわけだ。

まぁ、自由にやっていて結果オーライで終わっているので、問題はないというか…こっちのほうが皆でまとまるよりも、まだ成功していける確率が高いのだろう。


「……話が進まないなぁ~。

具体的に何に対して、どんな話をしているかもよく分からんけど……」


「それはボクも思ったけど、言っちゃダメだと思うよ」

うん、よく分かる。


「正直8人も居ると完璧にまとまる事も無いし、ずっと一人だけ黙ってることがあるからさ…あまり全員で来たくはないんだよね。

まぁ、ボク達側と相手側だと相手のほうの数が約2倍だからしょうがないんだけど…」


「まぁ、頑張って奈菜ちゃん」


「美月ちゃんも手伝ってよ」


「いや、私は徹夜で精一杯だから」

…なんで俺だけで精一杯なんだよ。


「めっちゃ不本意な事を言われたわ~」


「でも否定は出来ないよね?」

……できません。


「……まぁ、とりあえずはどうするかだな!!」

とりあえずは絶対に話をそらす。

話をそらしながらも、とりあえずは周りを見回してみる俺。



「あ~、あれなんてどうよ?」


「ん、何?」

俺の指差すほうを美月をはじめ、俺の近くに居た奴等が一斉に見る。






「フラグとしては申し分ないだろ」

俺が、そんな事を言うわけだが……その指の先には遠くに何かモン○ンに出てくるハプ○ボッカ的なものに似ている魔物が追いかけていた。

……うん、色々と辛い。

正直、読者様に申し訳ないと思う。




誤字・脱字があれば御報告宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ