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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第三章 セカンドワールド 堕勇と勇者の戦争
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44話 どうやら風が良くない物を運んできちまったようだ

なんか、話が進まない…(汗


そして、サブタイトルの元ネタを知っている方がおられますように…

「むぅ…なんで、お前なんだよ……」


「ニャッハッハ~……そんな顔されると、めっちゃ傷つくニャ~」

俺のうんざりした顔に、傷ついたらしくorz状態のタベ。

それを見て『可愛いな~』とか呟いているのが俺の隣に居る美月。


ちなみに今は、前話から2日後で…俺達が居た国から移動し二つぐらい隣の国へと侵入したわけだ。

…こんなに短時間で移動できたのは、空を魔法で飛ぶ大型の魔法具で移動した結果である。



「んで、今回はどうするんだ?」


「まぁ、単純に捕まっている獣人を助ければいいだけだニャ。

勇者さんの国と獣人との契約は他の国も知っているから、妨害したらそれなりに痛い目を負わせるつもりだし、それは相手の国も承知済みだニャ」

まぁ、勇者とか言っても俺達、まだまだ子供だし…俺なんて頭悪いからさ……。

俺、国との間のうんたらかんたら、なんてわかるわけないんだよね。


「一応、今回の国では、もう警告はさせてもらっているわけだし…いろいろと騒いでも問題ないニャ。

それに、だいたいの国では勇者と堕勇の戦いには、首を突っ込もうとはしないからニャ~……前に首突っ込んで、持っている軍隊の半分を全滅させられた国があったからニャ。

関わったら大損害なんていう考えの国もあるからニャ……よって、勇者か堕勇、どちらかが大騒ぎしても、できるだけ武力的には邪魔してこないニャ」

そんな感じでタベは言っているが、壊したらその分の金を要求される事もあるのだとか……まぁ、俺には関係ないが…。


「それに、今いる国では丁度良い事に、獣人を捕まえたのが奴隷商人…そして、奴隷制は既に廃止されているわけだし、国が対処しなければいけない問題を、こっちが解決してやるって言うんだから、相手にとっても好都合だろうニャ」


……うん、よく分からんが…そういう訳です。


「私、獣人ってあまり見たことないんだよね~。

ラウちゃんは可愛かったし、楽しみだな~~」

となりで黙って聞いていた美月が、そんな事を言う。

まったく、何でこういうときにも、こう場違いな事を言うのかな……。


はぁ、本当に…………美月の言葉には同感だけどもさッ!!

……もう、ラウにはめっちゃ癒された俺なわけだし!!



……うん、まぁ…今は特に無いわ(カット)





 ─ 急ごう、風がやむ前に(どうか元ネタを知ってる方がおられますように) ─



「んで…ここ?」

俺の目の前には、ある建物があり、そこは南京錠でしめられている。

表面上では使われていない建物だが、本来は限られた人間だけが入れるらしい建物だ。

らしいと言っても俺自身が入ったわけではないので、あまり確かなものではなく、ただタベに話を聞いただけだからである。


「ここですニャ~」

タベのまったりとした声。


「で…この無駄に頑丈そうな扉はどうするの?」

美月がタベに質問をする。


「ふむふむ…まぁ、裏からコソコソ侵入するのもありニャんですけど……僕的には、こう派手に行きたいわけですニャ。

この国では一応、獣人も含め人間などの売買は禁止されている事ですしニャ~」

あいかわらずの待ったり口調だが、少しばかり怒ってる雰囲気が漂うタベ。

その手(又は前足)から鋭い爪が見え隠れしている。


「ふぅむ…で、誰がやる?」


「え、私は嫌だな……派手な開け方がわからないし」


「魔法で吹き飛ばせばいいやん…」


「え~…だったら、徹夜でも出来るじゃん」


「俺は嫌だ……めんどくさいやん」

そんな俺達、まぁ闇でも出したり、熱血教師よろしくの拳で吹き飛ばしたり等など…たくさん、あるのだが、俺的にはちょっと見たいことがある。

それを美月は分かっているのか、それとも分かってないのかわからんが丁度良いようにめんどくさがってくれてるのでありがたい。


「……もう僕がやるからいいですニャ」

そんな事を言ったタベが鋭い爪を体の体勢を変えずに(ちなみに今は少し前に乗り出している状態)で、腕(前足)を振るうと、扉が綺麗に千切りにされる。

そして、その振るった手では無いほうの手に魔力を溜めていたらしく、間を空けずに吹き飛ばした。


「これでいいですかニャ……」


「ほら、やっぱりお前それなりに強いだろ」


「むぅ…それが見たかったからわざわざ拒否したんですかニャ?」



「ん…まぁ、そんなとこかな」

俺の言葉。


「猫、可愛いな~」

美月……それは今関係ないからな。


「まぁ、異世界の扉の門番をする僕ですニャ…それなりに強くないと、ダメに決まってますニャ~。

……というか、これは前に言いませんですかニャ」


「いや、知らん…覚えてないわ」

多分、言ってないと思う。

あまり覚えてないんだけどもね……。




「まぁ、とりあえず…行きますかニャ」

タベが小さな足で歩き出した先には、タベが自ら派手にやったせいで、いろいろと騒がしくなっている建物の内部。

人の居ないはずの建物には、それなりに大勢の人々が居り、偉い身分の者も含め、人などを拐うようなヤツなどが居た。

どうやら、タベの言っていた事は間違いではなかったらしい。


「さて、獣人サマに癒されに行こうじゃないか」


「うん、私も楽しみ」



そして、絶対に場違いな俺と美月の言葉である。

まぁ、カットの所でもあったんですが、元ネタは『男子高校生の日常』ですね。

今期で一番好きなアニメです。




誤字・脱字があれば御報告宜しくお願いします

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