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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第三章 セカンドワールド 堕勇と勇者の戦争
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43話 …うん?

野口さんが一枚…野口さんが二枚…(千円札)

…(省略)

…(省略)……野口さんが21枚

……あれ? 野口さんが二枚足りない!!


(リアルに無くなった…月収の3分の2の野口さんが死亡しました)

「んで…『冥土』ってなんなんだ?」

俺の質問。

これは前話から三日ほど経っており、栞とは本当に上手くやっている感じですので、もう睨まれ続けた時を思い出すとめっちゃ嬉しく感じちゃうわけです。


まぁ、そんな感じなわけであり…今、俺の目の前には和馬だ。

前回の世界では和馬がそれほど目立っていなかったので、俺は同情の念を込めて和馬に、そんな感じで質問をしてあげたわけである。

まぁ、これは内心可愛そうに思っているだけなので、和馬には気づかれないだろう。


「徹夜、お前…その思考をめっちゃ声に出しているからな。

まるっきり自分で本音言ってるからな……」

俺は正直者なのだ。

ちなみに今は、放課後であり、今回は異世界に行ってきた…という事もあり、お休み中である。

まぁ、カントクから俺と美月、あと+αで、ちょっとした仕事があるらしいから明日には、また行くことになるだろう事は間違いない。


「……むぅ、じゃあ会いに行くか?」


「え、会えんの……」

いろいろと予想外デス。


「うむ……じゃあ、美月と瑞穂を誘って行くか」


「え、あ…オケ、わかった」

ちょっと戸惑いながらも行く事になり、美月と瑞穂を誘うと瑞穂はわかっているみたいで、少し嫌な顔をしながらも行く事になったわけナノダ。

この頃、語尾が可笑しくなっているのはなんとなく…という、俺の気まぐれでアル。


まぁ、そんな感じで行く事になったわけだ(これを考えるのは何回目だろうか?)

瑞穂と和馬が前を歩き、俺と美月はそれについていく感じである…俺は美月と話し、瑞穂は和馬と喋っているので…なんか前の高校のペアに戻った気がする。

なんで俺が美月とペアなのか知らんが……。


「ん、ここだな…」

和馬が止まったのは、小さな喫茶店で名前はローマ字がずらりと並んでいる…うん、面倒だから読まない。

別に名前を考えるのが面倒だ、なんて思っている手抜きではない。


まぁ、なんで俺が名前を考えるのかわからんが……。



和馬が入って行き、それに続いて瑞穂、美月…そして俺の順で続いていく。

内装は雰囲気の良いもので、なんかおじさん達やパソコンを目の前で構えたサラリぃーまんが居たりなど、静かな感じでコーヒーなどを飲んでいる。

大声を出せるような雰囲気では無いな…。


そして、その喫茶店の店員は二人しか居らず…マスターと呼びたいような格好の方とメイド服の女性が居た。

メイド服と言っても、あのアキバとかのフリフリのものではなく、異世界で見ることが多い実用的な黒と白のフリフリなしのメイド服である。

とりあえずは団体専用の席に座る俺達。


「お前、いくらメイドが見たいからって……」

俺が和馬を見る。


「いやいやいや、これは俺の趣味とかじゃないから……まぁ、見れて嬉しくないとは言い切れないけど」

そんな感じで返答する和馬。

会話をしている俺達の所に、例のメイドさんが近づいてきた。


「また来たのですか…総帥 和馬」

そのメイドは和馬の名前を知っているようで、話しかけてくる。

メイドは、瑞穂とも知り合いのようで見ることはなく、俺と美月を少し見る。


「…今回は、この頃入ってきた方々も連れてきたんですか」


「むぅ?」

メイドの言葉に疑問の言葉を上げる俺。

この頃入ってきた方々、という事は…俺と美月を知っているわけだ……何故?


「ああ、こいつが例のヤツだよ…」


「……知らせてなかったんですか。

徹夜さんに美月さん…これからよろしくお願いします。『冥土』やってますメイドの風間かざま めいです」




……うん?


………むぅ~。


…………うんうん


…………………ダジャレかッ!!






  ─  ─



そして、次の日。

昨日は結局、あの喫茶店でケーキなどを食べて、楽しんだわけである(メイド殿には触れませんでした)


「少しこの世界で問題が出てきてね」

そして、これがカントクの言葉。

今はあの世界で、カントクの前に俺と美月がいるわけだ。


「問題って?」

これは美月の言葉。


「ああ…獣人の問題だ」


「むぅ…獣人の何の問題なんですか?」

これはちなみに、俺の言葉。

…獣人というと、やっぱりここでラウを思い出すのが俺である…あ~、またラウに会いたいな~。

でも、お別れの時に会う約束はしちゃってるから結局会うんだけどもね。


「この国を含め、いろいろな国に貴族が居るわけだが…やはり、その中には獣人を欲しがっている者が居る。

それがただ知り合いになる、というモノだけだったら良かったのだが…自分のモノにする、というアホな事を考える者の方が断然多い」

ふむふむ…。


「…なので、自然に獣人を捕まえようとするものは多く、捕まえて貴族に売りつけようとする者は居る。

だが、獣人が獣人を助けようと人間を攻撃すると、問題になり…獣人を攻撃、大量虐殺…または、いい機会だからという理由で何人も獣人が捕まる事だってある。

獣人が弱いわけではないが、圧倒的に人間のほうが多いから問題なんだ」


「……ふむ」


「だから、獣人の王と私達の国は契約し獣人を助ける事が決まっている」


「だから…今回は獣人の人たちを助ければいいんですか?」


「そういうわけだ。

今回は君達だけではなく同じ獣人に同行を頼んでいるので、楽に行くと思う」

カントクがそういうと、後ろを指差す。

そちらを見てみると根っころがっている猫が一匹。



「んニャ? お話は終わったのですかニャ?」


そう…タベ・ルラーユである。

文字が少ないな、と思う方もいるでしょう? これが俺の通常です。



誤字・脱字があれば御報告宜しくお願いしますy

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