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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第一章 魔王編 物語の始まり
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11話 この頃面倒な事ばかり起こるけど何でだろう・・・?

前回のあらすじ

時の巫女さんがあらわれ

神殿のおえらい女性の方に依頼された

面倒な事ばかりでどうなるのやら

ねむいいいいいい

…とおもって寝たはずなのだが気づいたら真っ暗な世界。

ああ~、お久しぶりのクロちゃんですか~。


「犬みたいな名前で呼んで欲しくないのだが」

おお、きました黒色の美少女です~。

ああ、そういえば感想を聞いてみようかな。


「外を見てどう思う?クロ」


「とても興味深く見ているよ。ご主人」

なぜ俺がご主人・・・?

まぁ、いいや。それで何のようなのかな。


「紹介する者達がいるよ、ご主人」

ああ、やっぱりここだと心が読まれるのですね~。

話すのめんどくさいから考えるだけにしよ~っと。

てかご主人って宿とかにいるおっさんみたいでいやなんだけど・・・。


「この子達ですよ~。ご主人は気づいてなかったでしょうが冬眠状態もう終ってました」

その声がおわると同時に、青紫色の炎が二つ爆発するように出てくる。

それがどんどん消えていくとそこには二人の子供。

片方は男、片方は女 どちらも14歳ぐらいだ

む、こいつらは?


「剣の中に入ってる精霊達ですよ」


「はじめまして」「よろしくおねがいします」

兄妹かな?


「私達は」「僕達は」「「炎の精霊の双子で~す」」

なんか楽しそうに笑いながらの自己紹介。話し方がめんどくさいな。


「めんどくさいとか」「いわないで」「「下さいよ」」

本当めんどくさいですな~。

・・・炎の精霊ってことは炎の魔法とか教えてくれるわけ?


「「YES!」」

ほんと・・・・めんどくせぇな。

まぁ、今度ためさしてと言って、この世界は終わり。


「ご主人、もっと歩いて旅してくださいね~」

 「「がんば!」」

これがこいつらのここでの最後の言葉だった。

ああ、ほんとめんどくせぇ。


            ─  ─

もう朝起きてから結構たち。

俺はカイラの部屋にいた~・・・とっても質素な感じで、言い換えてしまえば地味だ。

そしてカイラと俺とジョイツさん。

この三人でいる。

ジョイツさんはカイラ・・・そして俺までも見張っている。

ああ~もうやだよ~、とおもっているとジョイツさんは急用でどこかにきえた。

・・・ニヒッ。


「カイラ。お前は外って興味はあるか?」


「ええ、そりゃあ興味があります。昨日、外に出て行ったわけですが知らないものでいっぱいでした。

ああ~、あなたに会うのがもうちょっと遅ければなぁ」

遅かったらつかまって神殿に逆戻りだったな。


「じゃあ、外に行くか?」


「えッ!? どうやって!?」

目を見開き驚いているカイラ。

ふむ、期待通りの反応だな~~。


「簡単だよ、簡単」

そういって紙を用意する。

カイラはでもこの部屋に入られたら・・・と言ってくるわけである。

だからそれを封じるための作戦がこれだ。

簡単に説明します。

カイラに「着替え中。一人でファッションショーやってます」の文字を書いてもらって

それを扉に張るだけ、うむ、簡単簡単。


「なんか微妙な作戦ですね」

そんな事いわないで欲しい。

まぁ、扉には魔法で固定したし幻術みたいな魔法もかけたので大丈夫だろう。

という事で窓からカイラを抱えて飛び降りる。


「わぁぁ!!」

最初の声はそれだけだ。

それからは門を跳んで超えたりなどしてすぐに神殿からは出れた。


それからはカイラは驚きで大声を上げるばかりだったりもする。

神殿の暮らしというのはとても楽だったのだろう。

服が作られているところ、料理が作られそれを大勢の人が食べているところ、それを見ただけで驚いている。


「む~、こんなものは食べたことなかったです」

同感です。

俺まだこの世界来て一週間ですから。

ちなみに食べているのはボファ・・・ボリ・・・ボズ・・ボなんとかの丸焼きと書いてあった。

料理だ、それなりにうまいし俺達が行った店のおすすめみたいだった。

ああ、こんなのとか食べてけるんだったらおれはもうこの都にず~っと居ようかな~。


「契約違反ですよ。ご主人」

頭の中にそんな言葉が響いてきた~。

すんませんした。


「え?これ・・・いいんですか・・・・?」

この発言はカイラ。何故こんなことをいっているのかというと

俺が外に来てこうやってみてまわるの初めてだろうから記念にということでネックレスをかってあげた。

べつに高いわけでもない普通のものだ。


「高いわけじゃないし、俺は無駄に金が余ってるからな(盗んだものだけど)」

そういってわたすと嬉しそうな顔をして自分の首につけていた。


だけどなかなかそういうほのぼのした雰囲気も続かないわけだ。

ちょっと人通りが少ないところに行くと全身を黒い布で覆い顔もわからない目だけが見える10人ぐらいの男達に囲まれた。


「時の巫女・・・死んでもらうぞ」

これが男達の最初の発言だ。

はぁ、なんかめんどくせぇな。

てかこいつらはなんでここに『時の巫女』がいるのがわかったんだ?

なんかこの国のお偉いさんがかかわってそうでいやだね、もう。


戦闘はすぐはじまった。

俺はカイラに黒いコートを着とくようにと渡す。

これなら俺の闇が剣をはじくし傷を負う事はないだろう。


最初に男の一人がナイフを構えながら突進してくる。

ナイフを持っている手をつかんでそのまま腹に膝蹴りを食らわせ、力が抜けたところで別の男に投げ飛ばす。

それを間一髪男は避けるが、投げられた男は壁にめり込んでいる。

すげぇ・・・ここまで思いっきりやったときないからこんなのはじめてみた。

俺がそれをちょっと見てる間にカイラに近づこうとする男がいる。


「こんな女の子に物騒なもの向けんなよ、このハゲ!」

べつにはげているわけではないだろうがハゲといってしまうのは俺の癖だ。

そしてそのハゲを背負い投げして気絶させる。

う~ん、つぎは一本背負いなんてどうだろうか・・・。

俺が考えているうちにすぐ近くに迫ってくる男がいる。

その男の顔をわしづかみにすると思いっきり地面にたたきつける。

ちょっとしたクレーターができた。


ふむ・・・これで三人・・・めんどうだなぁ~


「これがあったんだった・・・。『重力操作グラビトン』5倍なんてどうだ?」

範囲は俺とカイラの周りに全部。

今度は間違えないで設定できた、いきなりのチート攻撃に男達はなにもできずに重力でおし潰される。


「「「「むごごごごごごごごごごごご!!」」」」

なんか面白い。

とりあえず一人一人首のとこに手刀くらわせて気絶させとく。

カイラはぼ~っとしていた。


命を狙われてショックだったのだろうか?

まぁ、とりあえずは警察みたいなものに男達9人を預けた

え?何故9人かって?さっきの魔法を見てたら思いついたいい拷問があるからです。

楽しみ。


時間がたち……。

俺はカイラを部屋に戻すと(ジョイツさんの監視つき)

使ってない地下室を教えてもらった。

楽しい拷問のはじまりだ!


            ─  ─

「それはどうしたんですか?カイラさま」

これはジョイツの発言です。

それ、というのは今私が手にとって見ている

ネックレス。


「あるひとがプレゼントしてくれたんです・・・」

その言葉を聴きジョイツは表情を少しゆるくして、そうですかとこたえている。

私が何を言ってるのかわかったのだろうか・・・?

むぁ~~~。

このきもちはなんだろうか・・・。

自分でも良くわからない。


「悪いね、カイラに貸したコート返してもらうの忘れてたよ~」

そのとき突然扉が開いて、あるひとが顔を覗かせてきた。

それにビックリした。


「は、ははははははははい、こりぇ!どうちょ!」


「お、お前どうしたんだ・・・?とりあえずありがと」

そういって扉を閉じるあるひと。


「「・・・」」

黙るジョイツと私


「カイラ様・・・あの方が好─」


「いわなくていいです、私は『時の巫女』ですから・・・

運命に従います」

それは運命。

残酷ともいえるものだ。


             ─ ─

・・・

俺がいるのはてきとうに使っていない地下

何故そんなところにいるかお分かりだろうか・・・?


ふむ、わからないのが普通だろう。

それはね、ちょっと楽しみにしてたんだ。


「GO☆U☆MO☆Nだぁぁぁぁぁぁ」

このとおりだ。

10人襲ってきた奴のうち一人は俺が確保しといたからな。

ハハハッ!ストレス発散だァァ!



2012/6/03 訂正しました

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