『鬼人族』
我が主に紹介されたのは鬼人族だった。
※但しなぜか全員女性・・いや、なんで全員女性?
紹介された3名の鬼人族を見ると、1人は身長170センチほどの黒髪ロングの女性、やせ形であるが、それに似合わぬ巨乳、色白でお姫様タイプの女性。
あとの2人は身長180センチほどの女性 同じ黒髪で軽いパーマがかかってる。鬼だけに天然のパーマなのだろうか?
ただ、昔見たTVの雷様のような、きついパンチパーマじゃなくて多少は安心した。しかし2名とも実に美人でいい。さらに言えば2人はがっちりした体型で筋肉もある、人間風で言うとアスリートタイプの元気娘タイプかな。
無論チャームポイントとして小麦色に焼けた肌は加点対象だ。
「しかし、なんで全員女性なの?」
顔を上げ、目の前にいる主人にその事を聞く。
「ふはは、驚いたか副将や」
「そりゃ、驚きましたが、なんすかこれ?」
「いぁ苦労したぞ、お主を挟めるだけの美乳を持つ鬼人はなかなかいなくての、お主は胸の谷間にしか住まぬからのぉ」
「えっ、それドコの情報すか!」
誰が、そんなデマを、いや、でも、・・・・・うん、この谷間に住めるのか、うん否定しなくてもいいや、うん、そうゆーことにしておこう。
ん、尊厳? プライド? なんすかそれ?
偉大なおっぱいの前にはそんな物は不要である!
「さぁ、存分にそのおっぱいを楽しむがよい我が副将よ!」
あ、なんか弁解などどうでも良くなってきた。うむ、あの膨らみを3人分。。。いや、、うん、ゴメン 楽しませてもらいます。
・・・・・・・しかし、いいなおっぱい
あ、いかんいかん、つい新しいおっぱいに見とれてしまった。早速仕事せねば!
まず、外交の方向性を決めたら次は行動だ。
まずは人間の捕虜のうち数名を使者として人間の町に向かわせる。
念の為伝令&監視役として蝙蝠を数匹つける事も忘れずに、同時に牢内の捕虜から人間の領地に関する多くの情報を得る。
そして、捕虜全員に今後の人間と交渉の条件次第では解放する事を伝えた。
そうして、着々と準備をしつつ、伝令の帰りを待つ。
で、数週間の後、依然解放した人間の伝令が無事に戻ってきた。まぁ人間の使者が戻る前に一応、伝令役の蝙蝠からは事前にその内容を通達済なんだけど、一応って事で。
尚、この人間の使者係には
・先ほどの戦争で魔族側が勝利、多くの人間が死んだ上、さらに100名以上の人間が捕虜となってる。
・その捕虜の中には貴族である領主を始め、多くの上級兵士が存在している。
・条件次第ではその捕虜全員を解放してもいい。
・もし捕虜の解放を望むのなら魔族側が解放条件の為の使者が向かうので、丁重に扱うこと。
・魔将は可愛い蝙蝠なのでいじめちゃいやよ(はーと)
などを伝えている。
ま、魔将が可愛いぬいぐるみの蝙蝠だろうと、なめられる事はないだとろう。こっちにゃ怖い鬼人族のおねーさま方が付いてるしね。
まぁ若干美しい女性なだけに一縷の不安もないことはないけど、頭に生える鬼人族を証明する二本の角、これが有る限りまぁ多少の威圧感はあるでしょ。
うーん・・・でも威圧感はやっぱりイマイチ。でも今からでも男性に・・・・あ、いや、いいや男性にあんな素敵なおっぱいないしね。いくら自分でも鬼族の男性の胸毛の生えた胸元をお家にしたくはないんです。
やっぱりおっぱいの魅力には勝てませんよ・・・・はい。
さてここからが本番っと。
交渉には自分と鬼人3名にこの伝令を受け持った人間の伝令役兵士、そして何匹かの蝙蝠を連れて行く。ちなみに自分の魔力が増加したおかげで100匹程度の蝙蝠を自分の影に潜ませる事が可能になっております・・・はい。
さすが一応魔将、魔法ってすげーー。
さっそく出かけるとしましょうかね。
所変わり、こちらは使者を受け入れた人間たちの町。
今回の魔族との交渉は町長より、広く町人に仕えられていた。無論急に魔族がきてパニックに成らないようとの考慮だ。
だが、町中は人たちの会話は突然の魔族の使者訪問、その為、町の話題は全て魔族に関する事ばかりであった。
「なぁ魔族の使者が来るらしいが大丈夫やろか?」
「確か領主様が戦争しにいっいたんよな。魔族の領地に」
「しかし領主様の軍勢は全滅と聞くぞ」
「本当か? で使者は降伏勧告の使者なのか?」
「いや、どうも違うらしい、何か領主様が魔族にとっつかまって、その返還交渉とか聞いたが」
「なぬ? 魔族が捕虜返還? 聞いた事がないぞ」
「だが、軍が全滅したのは事実だ、このまま余勢をかって魔族軍が攻め込んできたらどうなるか? とりあえず使者の機嫌を損ねる事だけはできめぇ」
「だよなぁ、しかも使者は魔将クラスだってよ」
「なんだと魔将、そりゃあの森の王の金髪の魔将か?」
「いや新参の魔将だとよ、なんか魔族のくせにやたらと凶悪で残忍、しかも異常なほど頭が切れるそうだ」
「なんじゃその化け物は、そりゃ怖いな。機嫌を損ねたらこの町やばいんじゃないか」
「だな、とりあえず触らぬ神にたたり無しだ。あー怖い怖い」
魔族に隣接した町では町民達は魔族の使者襲来と聞き、その噂でひっきりなしだった。
そんな町のすぐそこに見えるほどの近くの高台では、町長と、今回の交渉に当た魔族に捉えられた領主の息子、いわゆる土地の権力者達は、その接待の準備の真っ最中。
最初は魔族側との交渉を町の中の予定。しかし、いくら魔族が少数といえども、町の中に魔族を入れるのは町の住民をパニックに落ち入れないとして魔族側から幾分配慮した形になった。
町民の安心の最大の理由としてその町は城壁都市であり、その町の規模に似合わぬ、立派な城壁や城門が完備されていた為である。
無論、魔将の特殊能力である『陣地構築』でその石作りの城壁など瞬時に破壊できるのであるが、まぁそれは人間側が知らないとしても、気付いていない以上魔族側としてもわざわざ知らせる義務も当然無い。
ある意味人間側にとってはその情報を知らないからこそ、安心して生活できるわけである。
今回魔族側と交渉に選ばれたのはそんな町の城門の外。その点は魔族側は人間達に譲歩していた。
その代わり、今回魔族の代表として向かうのは魔将の1人であり、粗末に扱うのは許さないと通達をあらかじめ厳重に通達してある。
戦争に勝ったのは魔族側であり、ここで下手に出れば人間側になめられる可能性があると思ったからだ。人間側としても、以前派兵した軍がほぼ全滅の憂き目にあっており、町の防衛力はかなり低下している。
もし魔族側の機嫌をそこねれば、町中が魔族の侵略に会うかもしれず、ここは最大限機嫌を取る必要があった。
で、そしてそんな人間側を思惑とは別に魔族の使者一行はゆったりとピクニック気分で旅を続けている。ある意味人間達の緊張とは真逆の存在だった。
このピクニック、いや旅は魔族の足で片道10日ほどの短い旅行だ。
「はぁ、綺麗な風景ですね。この辺りはこんな花が咲いてのですね」
楽しげな笑顔で話す鬼人族の色白の女性。どうやら話を聞くに、どうやら鬼人の村の村長の娘であるらしかった。
まぁ鬼姫ってとこですかね。あとの2人はその鬼姫に仕える身分らしい。
鬼姫はこの旅の中あちこち物珍しそうに風景を眺めている。今まで村から外へあまりでたことはなく旅自体初めてらしかった。
あとの2名の鬼人はその後ろに付いてくる。実に忠実な家来だ。
で、、自分は・・・その鬼姫のおっぱいの谷間にいると。
まぁいつもの展開でゴメンね
イエ・・・・一応、1回は遠慮したんすよ。しかし姫自ら『どうぞ遠慮無く』と言われば・・ねぇ。断るのも失礼ってもんすよ、えぇ。
そゆーわけで、この旅の間自分は胸の谷間に挟まれつつ ぽわんぽわんとした感触に今幸せをかみしめているのです。
今度のおうちは以前のご主人より比べ多少堅め、しかし堅すぎず、ぽよんぽよんとした弾力がある。
そして形はなんとロケットおっぱい。あぁ実にいい!
で、今回は旅の一番の楽しみは途中、夜になるとテントの中での皆が仲良く寝るとゆーわけです。
それが実に至福!
テントの中に・・・・・そこにあるのはたわわに実った1組の白桃と2組の桜桃なんですな。
それが夜睡眠時間となれば当然横になるわけなんすよ。
と・・・・もなれば当然のごとく、その全容が服の隙間から確認できるとゆーわけっす!。
ビバ!桃源郷
あぁなんとすばらしい長めであろう。睡眠時軽く寝返りをうつふりをし、胸のに軽くタッチ。 無論その感触はっ
わんわわんの たゆんたゆんの ぼよんぼよん
あーーん、すっばらしい、もー最高
だがっ!
だがっ!
この先に行きたい、是非いきたい、いかせてください。いやいっその事、我が輩に止めを!
その桃源郷の桃、その桃の先にあるのは小さく美しく咲き誇る至高のサクランボ、それが6つ! 6つだ!
なら1つくらい、口に入れても・・・
いや、それはマズイ、さすがにマズイ
あぁああああ。
その場でもだえ、苦しむ自分なわけっすよ。あぁーん。
(魔将様 何してるんでしょうね?)
(さぁ、なにせあの奇跡の快進撃を上げられた方、おそらく我々には思いつかないほどの深謀遠慮を張り巡らせているに違いありません)
(そうね、そっとしておきましょう)
そんな姿を見守る鬼人達は尊敬の眼差しで、薄めを明けつつ、上司である魔将を優しく見つめていた。